進行中のミモロの振袖プロジェクト。京都のさまざまな伝統工芸の技が盛り込まれたもの。
友禅作家の黒田庄七郎先生のデザインと染めの後、着物にさらに雅な趣をもたらす金箔を施すことになりました。
そこで、金彩の京もの認定工芸士である「二鶴工芸」の上仲昭浩さんにお願いして、1週間ほどたったとき・・・
「ミモロちゃん、お待ちどうさま~。金箔できましたよ」と上仲さんからご連絡をいただきました。

ミモロが金箔をお願いしてから、上仲さんは、ミモロの小さな振袖と訪問着を前に、熟練した技をいろいろ施してくださいました。
その一部をご紹介・・・
「宝尽くし」の模様の振袖では、小判や俵などに金箔を施します。

振袖の地染めのブルーの部分には、シルバーの粉が入った溶剤を、穴の開いたシートの上から伸ばします。

全体に銀色の輝きができました。さらにそこを筆に銀色の溶剤で補正して、表情を出してゆきます。

さらに、シートの上から接着剤を伸ばした小判に金箔をのせます。

俵など、ほかの細い線の部分は、手描きで…

「豊饒の海」の訪問着は、
ヒトデや魚の泡の部分に金箔を施します。

波の部分は、細かい金の粉を振りかける技法です。

海の中のきらめきも、銀色の粉で表現します。

いろいろな工程と技で仕上げられていることに、ミモロは、改めて驚くと共に、感激しました。
黒田さんの工房に、完成した着物を持ってきてくださった上仲さん。
「どうでしょう~」と黒田先生に披露します。

「なかなかいいんじゃないですか?模様が小さいから大変だったでしょ~」と黒田先生も出来栄えにうれしそう。
「ミモロちゃんは、どう?気にいってくれた?」と上仲さん。
「キャ~すごい~豪華になった~」と大感激。

「ほら、振袖全体がキラキラしてる~。小判やほかの宝物もピカピカだよ~」


「訪問着も立体的な感じ・・・海の中の泡の感じいいね~」と作品に見惚れています。


「ありがとうございました。ホント、すごい作品~感激です~」とミモロは、黒田先生と上仲さんに目を潤ませながらお礼を…
「友禅の着物って、いろいろな伝統工芸の技が使われているんだよね~。なんかもうひとつ足りない気がする~」と言い出したミモロ。「なあに?」と染色家の気谷さん。
「刺繍・・・お着物に刺繍すると、いっそう立体的な雰囲気になるでしょ?」とミモロ。
え~刺繍もするの?どこまですごい着物を作ろうとするの~。
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