ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ミモロの振袖プロジェクト。金彩の京もの認定工芸士の上仲昭浩さんによるキラキラの金箔装飾

2019-05-02 | ものづくり

進行中のミモロの振袖プロジェクト。京都のさまざまな伝統工芸の技が盛り込まれたもの。
友禅作家の黒田庄七郎先生のデザインと染めの後、着物にさらに雅な趣をもたらす金箔を施すことになりました。
そこで、金彩の京もの認定工芸士である「二鶴工芸」の上仲昭浩さんにお願いして、1週間ほどたったとき・・・
「ミモロちゃん、お待ちどうさま~。金箔できましたよ」と上仲さんからご連絡をいただきました。


ミモロが金箔をお願いしてから、上仲さんは、ミモロの小さな振袖と訪問着を前に、熟練した技をいろいろ施してくださいました。
その一部をご紹介・・・

「宝尽くし」の模様の振袖では、小判や俵などに金箔を施します。
全体に薄いシートをのせ、金箔を施す部分をカッターでシートを削ります。

振袖の地染めのブルーの部分には、シルバーの粉が入った溶剤を、穴の開いたシートの上から伸ばします。


全体に銀色の輝きができました。さらにそこを筆に銀色の溶剤で補正して、表情を出してゆきます。


さらに、シートの上から接着剤を伸ばした小判に金箔をのせます。


俵など、ほかの細い線の部分は、手描きで…


「豊饒の海」の訪問着は、
ヒトデや魚の泡の部分に金箔を施します。


波の部分は、細かい金の粉を振りかける技法です。


海の中のきらめきも、銀色の粉で表現します。


いろいろな工程と技で仕上げられていることに、ミモロは、改めて驚くと共に、感激しました。


黒田さんの工房に、完成した着物を持ってきてくださった上仲さん。
「どうでしょう~」と黒田先生に披露します。

「なかなかいいんじゃないですか?模様が小さいから大変だったでしょ~」と黒田先生も出来栄えにうれしそう。

「ミモロちゃんは、どう?気にいってくれた?」と上仲さん。

「キャ~すごい~豪華になった~」と大感激。


「ほら、振袖全体がキラキラしてる~。小判やほかの宝物もピカピカだよ~」
 

「訪問着も立体的な感じ・・・海の中の泡の感じいいね~」と作品に見惚れています。
 

「ありがとうございました。ホント、すごい作品~感激です~」とミモロは、黒田先生と上仲さんに目を潤ませながらお礼を…

「友禅の着物って、いろいろな伝統工芸の技が使われているんだよね~。なんかもうひとつ足りない気がする~」と言い出したミモロ。「なあに?」と染色家の気谷さん。

「刺繍・・・お着物に刺繍すると、いっそう立体的な雰囲気になるでしょ?」とミモロ。
え~刺繍もするの?どこまですごい着物を作ろうとするの~。


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