ユニークな京都の旅を提案する「まいまい京都」。ミモロは、この春、大好きな工場見学ツアーに参加しました。
向かったのは、大正14年創業の納豆を製造する「藤原食品」です。朝、7時40分に、地下鉄烏丸線の鞍馬口で集合して工場へ。
待っていてくれたのは、4代目のご店主の藤原和也さんです。

工場の前で、まずは、納豆のお話を伺います。
聖徳太子の時代には、すでにあったといわれる納豆ですが、今のものとは違っていたよう。
納豆の発祥の地は、京都と言われます。「京都で納豆というと大徳寺納豆なんじゃないの?」とミモロ。
以前、大徳寺の瑞峯院で納豆づくりを見学したことがあるミモロです。
でも、平安時代には、すでに糸引き納豆ができていたそう。「京都の人って糸引き納豆食べるの?」と思われる方も多いのでは?
そして江戸時代には、京都には納豆売りがいたのです。
秀吉も納豆を汁で食べていたとか。
今は、工場で作られた製品が流通していますが、昔は自家製のものが主流だったのだそう。
現在、納豆と言えば、茨城県の水戸が有名ですが、水戸で作られるようになったのは、明治以降のことなのでした。
「京都の人も納豆よく食べるのよね~」とミモロ。スーパーやコンビニにも必ずある食品です。
また、今は、発酵食品ブーム。健康食品の代表選手とも言える納豆は、広く京都でも食べられています。
さて、いよいよ工場の中へ。

「わ~水蒸気がいっぱい~」この時間は、納豆づくりの時。大きな圧力釜から湯気が盛んに上がっています。
ここではいろいろな種類の豆でそれぞれ味わいのことなる納豆を作っています。

「豆が蒸しあがりました」と藤原さん。


大きな圧力釜の中には、ふっくらと蒸しあがった大豆が。
「ちょっと食べてみますか?」と藤原さん。参加者全員、ちょっと試食させてもらいます。

他の釜でも次々に豆が蒸しあがります。


そのたびに試食するミモロでした。

「蒸す前に、豆の大きさが2倍になるくらいまで十分に水分を吸収させます。それに納豆菌をかけるんです」と。

昔は、藁の入れもの(ツト)に入れて、発酵させましたが、今は、衛生上より、直接藁に大豆が触れないのが原則です。
納豆菌をかけた大豆は、発泡スチロールの容器にパックされ、発酵室で寝かせて発酵させます。
工場の奥では、パック作業の真っ最中。


納豆菌は、増殖しやすく、納豆を蒸した大豆に3粒ほど入れておくと、条件さえ整えば納豆が作れるのだそう。
「お家で納豆できるね~」とミモロ。う~買った方が、美味しいと思うけど…。
酒造りに従事する人は、蔵に入る前に、納豆を食べないといわれます。
「お酒が納豆になっちゃうの?」とミモロ。う~そうはならなと思うけど、納豆菌が酒蔵に入るのはお酒の味に影響するので、注意しているのです。
「では、皆さん、試食してください~」と藤原さん。

納豆の食べ比べは、実は、参加者の朝食です。カップに入った納豆4種類と葱、かつお節などがご飯のお伴に用意されました。


「わ~炊きたてご飯とお味噌汁もある~納豆4種類もあるし、豪華が朝食・・・」とミモロ。

「いただきま~す」と次々に食べるミモロ。

「楽しかったですか?また、来てくださいね~さすがミモロちゃん、ちゃんと白衣も持ってるんだ~」と藤原さん。

「こんどスーパーで買いますね~」と、京都生まれの納豆・・・ぜひ味わってみてください。
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