5月4日、ミモロは、お友達といっしょに哲学の道から「法然院」に出かけました。

5月3日~5日にかけて、ここでは「第17回 悲願会(ひがんえ)」という『悲願に生きる菩薩行の実践』という~一切衆生の成仏を信じ、被災者の悲しみに心を重ね、被災地の復興に関わる決意を表し、各々が今後の生き方や社会のしくみ作りについて考える3日間~、が行われました。

新緑の美しい境内、そこには観光客も少なく、静寂の時間が流れています。

こちらの貫主である梶田真章さんは、2011年の東日本大震災の後、何度も東北地域の被災地を訪れ、被災なさった方々の慰霊を弔うと共に、復興を目指す人々に寄り添う活動をなさっています。
この「悲願会」では、その思いに共感したアーティストが、ジャンルを超えて参加し、そのパフォーマンスを観賞する参加者の御志納金を、被災地への支援にしています。
「ここだ~」この日は、お友達の金澤倫子さんの南インド古典舞踊が行われ、それを目指して訪れたミモロです。


御志納金を納め、本堂へと進むミモロ。
金澤さんは最近知りあったお友達。会社勤めなどを経て、南インドへ。そこで本格的に古典舞踊を学びます。
「南インドの古典舞踊は、ヒンズー教の神さまに捧げる踊りなんです」と金澤さん。
「へ~そうなんだ~。ハワイのフラダンスも神様に捧げる踊りでしょ、それとおんなじなんだね~」とミモロ。
世界各地の民俗舞踊の多くは、みなその土地の信仰に結びついたもの。「日本の神楽もそうだよね~」とミモロ。
「でも、ミモロ、南インドの古典舞踊って見たことない~。タイの踊りは映画でみたことあるけど~」と続けます。
ミモロと同行したお友達が、本堂に並べられた椅子に座っていると、いよいよ踊りが始まりました。
軽快でリズミカルな曲・・・それに合わせて、ステップが踏まれます。足首に着けた鈴が軽やかな音を奏でます。

「わ~すてき~ステップすごい~」とただ見惚れるミモロです。

独特の手の動きも、とてもエレガント。首を左右に動かす動作も特有のものがあります。

インドの言葉で、神さまの物語が語られているのでしょう、「どんなお話してるのか、わかるともっと興味深いものがあるんだろうなぁ~」と思うミモロでした。
舞踊の後は、北インド古典音楽が、サーランギという弦楽器と打楽器のタブラーで演奏されました。

「北インドの山を思い浮かべるね~」とミモロ。心に響く美しい音が、本堂に響きます。
「なんか気持ちよくなっちゃった~ムニャムニャ・・・」ミモロの眼がトロンとしてきました。あまりの心地よさに、眠くなってしまったよう。「この音楽聞きながら、眠ったら、きっと熟眠できるね~」と…。
本当に心地よい音楽でした。
公演が終わって、「ミモロちゃん、よくいらっしゃいました~」と金澤さん。

お釈迦さまの生まれたインド。今はヒンズー教ですが、仏教の寺院でのパフォーマンスは、とても素敵でした。
また、「法然院サンガ」という東日本大震災および各地の自然災害による被災地支援の活動にも、ちょっとだけ応援できたのがうれしいミモロです。「おこづかいから、ちょっとだけ…」ですけど…。
地震、洪水、台風などで突然、命を奪われた方、また大切な人を失った方々・・・。その思いは、簡単に癒されるものではありません。その心に寄りそう活動は、本当に大切なことと、改めて思う時間でもありました。
「なんか気持ちよかったね~。感激しちゃった~」といいながら、境内を進むミモロ。

本当に爽やかな五月晴れの1日でした。
*「法然院サンガ」の活動に関して、ホームページで。
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