「わ~19日が最終日なんだ~。行った人がみんなよかったって言ってた~」とミモロが気づいたのは、滋賀県の信楽にある美術館「MIHO MUSEUM]で3月21日から開催されていた「大徳寺龍光院 国宝曜変天目と破草鞋(はそうあい)」という春季特別展です。

いつものことながら、気づくのが遅いミモロです。
お友達を誘って、京都を9時に出発。新名神高速道路の信楽ICから、目指す「ミホ ミュージアム」まで1時間ほどのドライブです。
「10時に開館だから、それまでに行かなくちゃ~」。すでに駐車場には、たくさんの車。急いで入口へと進みます。


駐車場からミュージアムの入口までは、500m以上あります。
周囲を見る余裕もなく、足早に入口へ。
すでにコンビニで入場券を購入済み。特別展の受付に到着したのは、10:10すぎでした。
「わ~もう列ができてる~」大勢の人が並んでいて、「ここ最後尾だって~」とそこにお友達と並びます。
係の人から整理券を渡されたミモロ。「10:30の券だ~」今回の特別展は人気で、毎日、整理券が配布され、50人ほどの人が、10分ごとに入場できるようになっていました。
この特別展は、京都の大徳寺の塔頭、龍光院に伝わる400年の歴史を物語る品々が一堂に公開されるもの。
そもそも龍光院は、武将の黒田長政が父の黒田官兵衛の菩提を弔うために、江月宗玩和尚を開祖に、慶長11年(1606)に建立されました。江月和尚は、大阪堺の豪商で茶人でもある天王寺屋、津田宗及の次男で、高い教養で知られ、小堀遠州や松花堂昭乗をはじめ、当時の一流文化人との交流が多数あったそう。
今回の注目の展示は、国宝の曜変天目という幻想的な美しさをもつ茶碗です。


会場に入ってから、5分ほど待って、その茶碗を目にしたミモロ。「わ~すごくキレイ~。お星さまが器の中にいるみたい~」と感激。ガラスケースを8人ほどの人で囲むように拝見します。
「しっかり見られてよかったね~。でも思ったより小さい」と。
実は、別の曜変天目の茶碗は、常設展の地下1階にも展示されて、そちらは並ばずに拝見できます。
また、油滴天目の茶碗など、重要文化財の品々をはじめ、興味深い文献なども多数。
「すごい見ごたえがあるね~。すごい~」と感激しきりのミモロです。
さすが豪商だった天王寺屋伝来の名品や、江月所用の品、またお寺に寄進されたものなど、いずれも歴史的な価値の高い品々が展示されているのです。「ここに龍光院がそっくり移動してきたような展示になっているんです」と係の方。入口付近には、参拝できる場所もあります。『お茶室もあったよね~」
会場内は、時間制の入場制限をしているので、展示の前に、大勢の人が集まって見られないということがありません。
「なんかゆっくり、ゆったり見られるね~」と、ミモロとお友達は、存分に展示を見ることができました。
見学し終わったミモロ。「わ~まだまだたくさんの人が見に来てる~」

最終日の前日は、本当に来場者がたくさん。でも、整理券により、たとえ待ち時間が1時間以上あっても、その間、常設展示を見学できます。「常設展示もすごいよね~」と、エジプト、インド、中国の古代の遺跡からの品々は、待ち時間すら短く感じさせるほどのものばかり。
「ここの入館者の対応素晴らしい~!曜変天目のお茶碗もよ~く見えたし~」と思うミモロです。
「あ、もうここに来て2時間もたったんだ~。どうりでお腹空いて来た~グ~」「じゃ、ランチどこかでしましょうね~」
ミモロとお友達は、車で、信楽の町へ。[わ~たぬきがいっぱいいる~」と、車から眺める町のあちこちに、信楽焼のたぬきが迎えます。陶芸家さんの窯が町のそこここにある「信楽陶芸村」。そこでは陶芸体験なども楽しめます。
お腹が空いたミモロたちが訪れたのは、そんな町の入口にある「大小屋」という大きなショップで、中にはたくさんの陶芸作品がならぶショップを始め、石窯のパン屋さん、そしてこの地域の名物の近江牛が味わえるレストランがあります。
ミモロが選んだのは、ビーフカレー1650円。「すごい近江牛のステーキがのってる~」

「ここも寄って行こうよ~」と向かったのは、「滋賀県立 陶芸の森」です。


丘陵地に広がる敷地には、陶芸に関するあらゆる施設が備わっています。
信楽を代表するタヌキとも記念撮影できました。

「陶芸館」では、6月9日まで「陶の花」というさまざまな作家による花をテーマにした作品が展示されています。


ショップには、陶芸以外にも使えそうな品々がいろいろ。興味津々のミモロです。
そこで特にミモロが興味を抱いたのは、『戦国の茶器」というガチャガチャです。



「なんだろ?」とワクワクしながら外へ。そこで開くようです。
このガチャガチャの中に葉、戦国時代の銘茶器を再現したものが入っています。「紹鷗白天目」「黒楽茶碗」「井戸茶碗」の3茶碗のほか、茶入れ「九十九茄子」香木「蘭奢香」釜「平蜘蛛」の6種類です。
ケースの中には四角い箱「茶碗だ~どの茶碗かな~」とドキドキ



中には、「井戸茶碗 細川井戸」という細川三斉が所有していた「天下三井戸」と言われるもの。

ミモロサイズ?「ううん~もっと小さい~」でも、それなりの風格が漂うもの。「ほかのも欲しくなっちゃう~」と。また今度ね。
信楽の素敵なお土産になりました。
陶芸の森には、さまざまなオブジェが陶器で作られています。


「このワンコは、駐車場の車止めなんだよ~。こういうのいいね~」

次回は、ゆっくり信楽の町歩きもしましょうね。
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