ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

近江八幡のシンボル。豊臣秀次の居城「八幡山城」。恋人たちの聖地だそう。

2020-01-26 | 歴史・史跡

東京からのお友達と日帰り旅で、滋賀県近江八幡を訪れているミモロ。町のシンボルである「八幡山」の登ります。

豊臣秀次が築いた城で、標高271.9Mの八幡山の山頂に、当時の名残を偲ばせる石垣が続きます。


八幡山の東に見える安土城が落城して3年後に築かれた城で、本丸、二の丸をはじめ、秀次の館など、さまざまな建物が聳えていたはず。
秀次自身が、安土城を目にすることもありませんが、おそらく城から信長へのあこがれを募らせていたかも…。
若い時から、さまざまな戦いの場に出陣していた秀次が、この城にいたのは18歳から4年ほどとも。その後、秀吉の後継者として関白となり、いとこの秀頼が生まれたことで、その職を追われ、ついには、高野山で自害へと追い込まれる悲劇の武将のひとりです。

秀次は、秀吉の姉の子。豊臣家がすごいのは、農民の出ながら、その一族に優れた才能を持つ人物が多かったこと。もともと大名の徳川家とも対等に渡り合えるのは、すごいとしか言いようがありません。

「今年のNHKの大河ドラマは、明智光秀だけど、いつか豊臣秀次の主人公なのが見たい~!」と思うミモロです。彼も、歴史上、その人柄などの伝わり方に問題があると思ってしまうのでした。

秀次が築いた城も10年ほどで廃城になってしまいます。

さて、山頂には、『瑞龍寺」という日蓮宗のお寺があります。

このお寺は、秀次と三条河原で処刑されたその妻子の菩提を弔うために建てたもので、最初は、嵯峨に、そして次は西陣に移転します。それから時を経て、昭和36年に、秀次ゆかりのこの地に寺を移し、現在に至ります。
「きっと、近江八幡は、秀次さんにとって、1番心安らかな、幸せな時間だったかもね~」と思いながら、手を合わせるミモロです。

「あれ?これなんだろ?」石畳に大きな四つ葉のクローバー。

記念撮影スポットでしょうか?

「ここにもネズミさんがいる~」


ここからの眺めも素晴らしく、ミモロは、望遠鏡で眺めます。
 
遠くに光るのは、琵琶湖でしょうか?雄大な眺めにしばし見とれるミモロです。

それから山道にあるお稲荷様にも参拝します。
 

石垣が往時の姿をとどめる道を、ミモロは、トコトコと歩きます。時々石垣に上るのは、ネコらしい行動でしょう。
 

琵琶湖をはじめ、近江を一望する八幡山。「ここにお城築くのは、眺めがよくていいけど、町にお買い物に行くの大変だよね~」とミモロ。


「あれ?ここにもLOVEってオブジェがある~」とミモロ。

実は、八幡山は、「恋人たちの聖地」に認定されているのだそう。「あ、だから幸せの四つ葉のクローバーがあったのかなぁ?」と。

さぁ、そろそろ下におりましょうね。


「お腹空いた~」と言い出したミモロは、頼んでおいたロールケーキをピックアップするついでに、「クラブハリエ」で一休み。
 
近江八幡に暮らした建築家 ウィリアム・ヴォーリズの建物へ。

そこで大好物のイチゴのショートケーキとお友達のスコーンを頂きました。
 
「美味しいね~」と目を細めるミモロ。「すごく楽しかった~ミモロちゃんありがとう~」とお友達。

「さぁ、車に戻ろうね~道渡るとき、気を付けてね~」と滋賀県に多い、交通安全の標識「飛び出し坊や」の前で…

ミモロの日帰り旅案内も、終わりました。



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京都からの日帰り旅。歴史の町、近江八幡へ。まずは美味しいものの確保から

2020-01-25 | 歴史・史跡

東京から京都に来たお友達。すでに何回か来ているので、どこか日帰りで足を延ばしたいと言ってきました。
「う~それなら、やっぱり近江八幡かなぁ~」とミモロ。そこで車で、約1時間半・・・滋賀県琵琶湖の東側にある「近江八幡」に向かいました。
 
「近江八幡」は、豊臣秀次(秀吉の甥)が、若き日に作った町。会うことはなかったけど、たぶん憧れていた織田信長の居城、安土城の町づくりをモデルに、楽市楽座などを行った商業の町。琵琶湖の水運の拠点として、発展し、近江商人発祥の地ともいわれます。

「この町は、それほど大きくなくて、町の中には、歴史的建造物が並ぶ通りなんかもあるの。見どころも多いし、近江牛をはじめ、美味しいものがいろいろあるんだ~。だから、東京の人、連れてくると、すごく喜ぶの」と、すでに何度も京都にくるお友達を案内しています。

ミモロは、「近江八幡」に到着すると、「ここ、先に行っとかないと~」と向かったのは、洋菓子の「クラブ ハリエ」です。

「え~もうお菓子食べるの?」とお友達。「ううん、予約しとくの~」とサッサと店の中へ。
 
まだ、午前中なので、ショーケースには、ケーキがずらりと並んでいます。「わ~まだあるある…」とミモロのお目当ては、ここでしか買えないロールケーキです。「あの~2本ください~。観光してから、また取りに来ますから、キープしといてください~」と慣れた対応。
そう、ここのロールケーキは、毎日、10本くらいしか作られず、夕方前に売り切れになってしまうのです。一度、売り切れに遭遇したミモロは、その時の辛い経験を2度と繰り返さないように…と、心に決めているのでした。

「はい、これで安心~」と、ミモロは、向かい側にある和菓子の「たねや」に向かいます。
 
「こっち~。ここでひと休みしようね~」と、慣れた足取りで、お店の奥へ。
まだ正月飾りがあるスペースは、ここの和菓子が楽しめる場所。ミモロは、たこ焼きのようなこんがりときつね色の小さなお饅頭を頂きます。
お茶のサービスもあり、ちょっと休憩するのに、ぴったりなのです。

「さすがミモロちゃん、よく知っている~」と、お友達はビックリ。「まぁね~」と、鼻を膨らませるミモロです。実は、ロールケーキも焼きまんじゅうも、近江八幡に来ないと味わえない品なのでした。

「え~と、これから、この町の中心である八幡山に上りま~す」とミモロ。店を出ると、山に登るロープウエイの駅を目指します。

「あ、いけない!まず、ここに参拝しないとね~」と、お友達を伴って「日牟禮八幡神社」へ。
昔から、地元の人々に崇敬された神社で、3月中旬に行われる「左義長まつり」が有名です。参拝を終えると、「急いで~」と、ロープウェイ乗り場へ急ぎます。

往復のチケットを購入し、乗り込みます。
「わ~いい景色~遠くまで見えるよ~」と、外の景色に夢中に。


全長543M、高低差157M.約5分ほどで八幡山頂に到着です。

「さぁ、歩くよ~」と、石垣が残る道をさらに上へと昇ります。





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お茶席へ。「松ヶ崎大黒天」の「初甲子大祭」にて。ミモロもお点前を披露???

2020-01-24 | 京都

[五山の送り火」の「法」の文字のすぐ下に位置する「松ヶ崎大黒天(妙円寺)」の「初甲子大祭」に来ているミモロ。

お詣りを済ませ、「甲子大祭」で楽しめるお蕎麦を頂き、次は、境内奥でお茶を頂くことに…
200円を納め、お茶券を握りしめ、お茶席に向かいました。


お座敷のある建物は、以前も煎茶や抹茶のお席で来たことがあります。襟巻やリュックをとってから、いざお席入り。
「失礼いたします~」と言いながら、障子を開けるミモロです。


すでにお席には、先客がお茶を楽しんでいます。ミモロは、まず、床の間のお軸や飾りを拝見します。
 
香炉は、ネズミが付いている新年にふさわしいもの。

「お菓子をどうそ~」とミモロの前にお菓子が運ばれます。「頂戴いたします」とちゃんとご挨拶。

続いてお茶が運ばれました。

「そうだ、ミモロ、お懐紙持ってきた~」と、扇子は持っていませんが、最近作ったミモロオリジナル懐紙は、いつも持ち歩いているのです。

お饅頭を懐紙に移し、二つに割ってパクリ。

「美味しっかった~お茶を頂かなきゃ~」と、隣の人に「お先に~」と声を掛けてから、頂戴します。


そして「あの~お道具の拝見していいですか?」と、ミモロは、炉のそばへ。

「本当は、お点前の間に、拝見するんだけど、お茶がすぐ出てきたから、後になっちゃった~」と。

「もしかして、ミモロちゃん、お点前できるの?」とお茶席を主催なさるみなさん。
「え~少しはできます~」とミモロ。
「じゃ、やってみますか?」「え~そんな~」と言いながら、ミモロの周りには、次々にお点前をするためのお道具が運ばれました。
「では…」と、ミモロは、炉のそばに座り直し、茶碗をお湯で清めます。

「結構、柄杓重いんだよね~」と思いつつも、顔にはださず、釜の湯を茶碗に注ぎます。


これ以降は、かなり長くなるので、今回は、想像のみでお願いします…。

「ミモロちゃん、お茶のお点前できるんだ~すごい~」と、お茶席にいらした方々。
「まぁ~京都のネコなんで~」と、鼻を膨らませて答えます。
京都に暮らすと、お茶のお席にお呼ばれすることも多いミモロは、それなりに学んでいるようです。

きっと東京に暮らしていたら、これほどミモロもお茶に親しむことはなかったはず…。

「また、甲子大祭の日にお詣りに来るね~」と、大黒様にお約束。

大黒様も笑顔でミモロを見守ります。

次回の「甲子大祭」は、3月22日(日)です。ぜひ参拝に訪れてはいかがでしょ。大黒様の福がいただけますよ。




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大黒様のご縁日「初甲子大祭」で「松ヶ崎大黒天 妙円寺」へ

2020-01-23 | 寺社仏閣

1月22日、ミモロは、「松ヶ崎大黒天(妙円寺)」に向かいました。
この日は、ここで今年初の大黒様のご縁日「初甲子大祭」が行われます。


石段を上がって、「大黒堂」のある山の中腹を目指します。
「ヨイショ~」
実は、ここでは、駐車場からゆるいスロープが続き、そちらの方が歩くのが楽なのに、ミモロは、わざわざ石段へ。
「昨日食べ過ぎちゃったからね~」と運動を兼ねているよう。

「はい、到着~ここからの眺めいいんだよね~」


まずは、水場でお清めを…それから「大黒堂」に参拝です。
 

ここ「松ヶ崎大黒天」は、京都の七福神めぐりのひとつ。昔から多くの人たちが、招福祈願に訪れます。
ミモロも大黒様の近くでお詣りを…。

「撫で牛」と「打ち出の小槌」も触って、福を願いました。
 

「甲子大祭にお参りすると、福がたくさんいただけるんだって~」とミモロ。
この日限定の御朱印。そして定番の御朱印にも大黒様のお姿が描かれています。
 

仮設テントには、お守りやおみくじなどの授与品が並んで、ミモロは興味津々。
 

「おや~以前も来たことありますね~」と、この日、ご奉仕をなさっている地元の皆さん。

「はい、何度も伺ってます~」とミモロ。ここ「妙円寺」は、「五山の送り火」の「法」の字の真下にあるお寺で、法華経を信仰する日蓮宗のお寺です。江戸時代、松ヶ崎の住民は、全員日蓮宗に改宗。「松ヶ崎檀林」という僧侶の学校も、この地区に建てられ、日蓮宗の聖地ともいわれます。

代々、このお寺の門徒として活動するみなさんは、「五山の送り火」では「法」の文字の点火を担当。さらにその夜行われる「題目踊り」という日本最初の盆踊りの踊り手も担われています。
「ミモロ、題目踊りにも伺ったことあります~」と。「わ~そうなんだ~じゃ、踊っているとこ、見てるかもね~」と、優しい笑顔のお兄さん。「今年も踊るんですか~?じゃ、応援に来ようかな~」と、ミモロ。なんでも、そのお兄さんは、「五山の送り火」の点火でも、お父様と一緒に、「法」の文字の上の方を担当なさっているそう。昔から続くさまなまな行事は、次の世代に継承される京都です。

「今日は、お蕎麦とお茶席があるから、そっちもどうぞ、行ってみて~」と言われ、ミモロは、お茶席券300円とお蕎麦券200円を納めます。

「まず、お蕎麦食べちゃおう~。石段上って、お腹空いたし~」。食べ過ぎをすぐに忘れるミモロです。
 
「ここのお蕎麦美味しんだ~」と目を細めるミモロ。ネギと海苔だけのシンプルなお蕎麦は、だしのきいた汁がとても美味しいのです。
しっかり食べて、「ふ~満足~デザートにお菓子頂きに、お茶席に行こう~」と、境内奥の建物に進みます。



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元田中の町家にある「乾物と生活雑貨 すみれや」。体にやさしいものが揃うお店

2020-01-22 | 京都

「ここだあ~」とある日、ミモロは、左京区の田中神社のそばの道を進んでいました。
ミモロが、向かったのは、「乾物・生活雑貨 すみれや」というお店です。
 

古い町家がお店のよう。さっそく中へ。
 
玄関先から、並ぶのは、野菜や果物。どれも新鮮で、美味しそう。でも、スーパーにあるような整えられたものではなかったり…

「このリンゴ小さい~こっちのミカンもサイズがバラバラだ~」と、スーパーでは目にしないような果物です。
 

「こんにちは~いらっしゃいませ~」と声をかけて下さったのは、このお店を運営する春山さん。
「こんにちは~ミモロです」とご挨拶。

春山さんが、扱うのは、作る人が見える品々。そして、安心して食べたり、使ったりできるものばかり。
「野菜や果物は、無農薬かできるだけ農薬を使っていないもの。そして食品は、添加物などが入っていないものばかりなんです」と。
さまざまな生産者とつながり、春山さんが選んだ品々です。

 
店の中央には、豆や穀物など乾物が並んでいます。乾物は、日本の伝統食で、添加物などが使用されない食品。もちろん大豆などは、遺伝子組み換えなどは行われていないのは、当然です。

「お豆は、量り売りで買えるんだ~」

さまざまな調味料もあります。


最近、ミモロは、「食べるものには、気を付けないといけないんだって~」と、食材の質に関心を持つようになりました。
体に入れるものの安全性は、健康にかかわること。「食べすぎも注意しなくちゃいけないけど、何を食べるかって、よく考えないとね~」と、食いしん坊ですから、食への関心は高いよう…。

「すみれや」では、ここで扱う品々などを使った料理教室なども開催されています。
 
この日は、花脊でオーガニックショップをなさっている江種さんが酒粕を使った料理を教えてくださいます。

ほかにも、かご編みをはじめ、ずっと使える生活用具を作る手仕事クラスや、体と心を整えるヨガレッスンなども開催されています。

「わ~こういう品々って、なんか温かいね~」と、手編みの帽子と靴下に興味津々。
 
「これは、紡績工場で発生したヴァージンコットンの落ち綿を再生したリサイクルコットンで作ってるんですよ~」と春山さん。
「人だけじゃなくて、地球にも優しいものが集まってるんだ~」とミモロ。

また、革の作家さんが作った革雑貨もいろいろ。
 

ここには、ご近所の人たちが、食材や調味料を買いに来るのだそう。
「あの~これください~」とミモロも気に入った品を求めます。

ミモロが買ったのは、無農薬のリンゴと大好きな干し芋です。


家に戻ると、さっそくリンゴも干し芋もペロリ。あの~いくら体にいいものでも、食べ過ぎちゃダメよ。
「うん、わかってる~でも美味しいんだもの~」と、食いしん坊のミモロでした。



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