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食と酒にまつわるエトセトラ

ウソも方便とはいいませんが。。。

2013年11月07日 | グルメ
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偽装表示問題が後を絶ちません。
Wikipediaで産地偽装を調べるだけで、過去の事件がこんなに出てきます。


雪印牛肉偽装事件
2001年。雪印食品は、オーストラリア産の牛肉を国産と偽って販売したほか、国産でも北海道産の牛肉を熊本産や奈良産と偽って販売したケースが見受けられた。

下関ふぐ偽装事件
2003年。下関市はフグで名高く、三重県などで水揚げされたフグが下関に輸送されて下関ふぐとして販売されていた。

チキンフーズ鶏肉産地偽装事件
2012年。JA全農の子会社である「全農チキンフーズ」がタイ産・中国産鶏肉約7トンを「鹿児島県産 無薬飼料飼育若鶏」と偽り販売、農水省から業務改善命令を受けた。

JA全農・八女茶産地偽装事件
2003年1月、JA全農の福岡県本部が八女茶の3品目に、八女市周辺で栽培された茶葉以外に、宮崎産や熊本産のものを最大30%ブレンドして販売。包装には、「茶処八女で育ったさわやかな茶」と表示していた。製造を委託していた生協の調査がきっかけとなり、偽装が判明した。全農福岡県県本部は前年3月の内部調査でこの事実を把握していたが「新茶の時期に公表すればブランドに傷がつく」として、生協や全農本部に対し報告せず隠蔽を続けていた。農水省はJA全農に対し業務停止命令を出した。

外国産牛肉不当処分事件
2004年。フジチク・ハンナンなど大手の業者が、意図的に外国産牛肉を処分し、本来国内産の牛肉を処分したときに国から受け取れる補助金を詐取する事件があいついだ。

魚沼産コシヒカリ偽装表示事件
2004年。魚沼産のコシヒカリの全出荷量に対し市場集荷数が余りにも多いことから発覚した事件。

讃岐うどん偽装表示事件
2004年。香川県産の小麦粉を使用せずKブランドとして偽った事件。

アサリ不当表示事件
2005年。中国、北朝鮮で採取されたアサリを国内産と表示した事件。

産地品種銘柄米偽造事件
2006年。東大阪市の「日本ライス」が産地品種銘柄米と偽りくず米を販売した事件。

ミートホープ卸し肉偽装事件
2007年。牛挽肉に異物を混入させたにも関わらず牛挽肉と偽って販売していた事件で、同社は他にも輸入した鶏肉を国産鶏肉として給食業者などに販売していた。

比内鶏偽装事件
2007年。鶏卸業者である比内鶏社が卵を産めなくなった鶏(廃鶏)を比内地鶏と偽って販売していた事件で同社は秋田県警による家宅捜索を受けた。

船場吉兆偽装事件
2007年。船場吉兆本店料亭で出されたすき焼きを実際は佐賀牛にも関わらず但馬牛・三田牛と偽っていた事件。同社は消費期限改ざんなども行っており、大阪府警による家宅捜索を受けた。船場吉兆は企業として一度再生したものの、今度は前の客が箸をつけなかった刺身を新しく造ったものと偽って使い回ししていた事件が発覚し、ついに廃業へ追い込まれた。

宮崎産ウナギ偽装事件
2007年。宮崎県下の二つの養鰻業者が台湾産のウナギを、加工業者を経由する段階で宮崎産に偽装し、蒲焼きなどで販売していた。同年6月にテレビ朝日の追跡取材が功を奏し発覚、農林水産省が九州4県と合同で立ち入り調査してわかった。

一色うなぎ認証シール事件
2008年。愛知県一色町(現在の西尾市)の一色うなぎ漁業協同組合が台湾から輸入したウナギの蒲焼きに、2007年11月に特許庁から認められた地域ブランド(地域団体商標登録)「一色産うなぎ」という認証シールを貼って出荷していた問題で、「一色産うなぎブランド普及協議会」が同組合に対し認証シールを無期限使用禁止処分にした。

一色フード事件
2008年。徳島県徳島市に拠点があるウナギ輸入販売会社「魚秀」と、神戸市の水産物卸売会社「神港魚類」が、架空会社「一色フード」名義で、マラカイトグリーンが使用された中国産ウナギを「愛知県三河一色産」と偽装し出荷したとされる事件。

サンライズフーズ
2008年。愛媛県伊予市のサンライズフーズがウナギの蒲焼きの産地偽装を行ったとして、8月29日に農林水産省からJAS法に基づく改善命令を受ける。同社は、2001年に中国産などのウナギを「四国四万十うなぎ」と偽装販売し愛媛県の改善指示を受けていたほか、2004年にも一部製品に表示外の中国産ウナギ加工品が混入しているのが発覚している。

中国産ふぐ偽装事件
2008年。下関市の水産物加工卸売会社エツヒロの森敏一社長は、中国産フグを熊本県産と偽装表示して販売していた問題について「自分の指示でおこなった」と認め廃業。発覚直後は「私は指示していない。知らなかった」としていたが、「現在の風潮では中国産の表示で販売するのは難しい。熊本産で売りたかった」と釈明した。

フィリピン産海ぶどう偽装事件
2008年。沖縄産とフィリピン産の海ぶどうを混ぜて「沖縄産」と表示して販売したとして、那覇市の海産物販売業「ミネ・オーキッド」に対し、沖縄県水産課はJAS法の品質表示基準違反にあたるとして厳重注意処分とした。また、フィリピン産の混在を知りながら販売していた県産品販売業「にらい物産」に対しても同法に基づく表示是正などの指示をした。

飛騨牛偽装事件
2008年。規格外の牛肉や馬肉などを飛騨牛と偽って販売していた岐阜県養老町の食肉卸売会社「丸明(まるあき)」の吉田明一社長が、岐阜県から行政指導を受けたあとも取引先へ食肉を提供していたことが発覚。

事故米不正転売事件
2008年9月に発覚した事故米不正転売事件では、中国産の事故米が複数の業者によって国内産やアメリカ産、熊本産などに産地偽装されていたことが明るみに出た。米の流通に関する信頼を大きく損ねる結果となり、米のトレーサビリティ制度を議論するきっかけとなった。

但馬牛産地偽装事件
2009年3月焼き肉店「焼肉酒家傳々」「焼肉茶房傳々」「傳々分家」を経営する「フーディーズ」が「ワイの店でお出ししているのは但馬牛一本」と自社サイトで唄いながら実際には20%程度しか使っていなかったとして公正取引委員会から排除命令を受けた。

鳴門産ワカメ産地偽装事件
2008年1月、13社もの加工業者が関与した産地偽装が発覚。加工業者団体が法令遵守を約束する協定を結ぶ。 2010年5月、徳島県鳴門市の水産加工会社・『マルナガ水産』が、中国産ワカメを使用したワカメ製品を『鳴門産』と偽装して販売したとして、徳島県警が同社の前社長を不正競争防止法違反の容疑で逮捕した。

島根県産サザエ産地偽装事件
2010年4月から5月にかけ、イオングループのスーパーマーケット・光洋が、滋賀・大阪・兵庫・奈良の4府県の40店舗に於いて、サザエの特売を実施したが、その際、新聞の折り込みチラシに、「島根県産他国内産」と記載していたものの、実際は韓国産だったことが発覚。消費者庁は同年11月30日に、同社に対し再発防止を求める措置命令。

氷見産ブリ産地偽装問題
富山県氷見市の水産物販売業者が、2010年12月13日から15日にかけて「氷見産」として出荷したブリについて、東京都水産物卸売業者協会が、実際の氷見産のものと比べて身が細いなどの相違点が見つかり、産地偽装の疑いがあるとして、氷見漁業協同組合に対し、調査と改善を求める要望書を提出。

蜂蜜産地偽装事件
相模原市内の養蜂業者が、2009年2月から翌2010年12月にかけて、カナダ産やニュージーランド産の蜂蜜を、原産地を「北海道」と表示し、日本産であると偽装して「国産クローバー蜂蜜」との名称で販売していたとして、会長と社長が神奈川県警に不正競争防止法違反容疑で逮捕された。

ノニジュース産地偽装事件
大阪市浪速区の健康食品販売会社が、2008年7月から2010年12月にかけて、トンガ産やインドネシア産のノニを使用したジュースを、「タヒチ産」と偽装して販売したとして、大阪府警が2011年5月26日にこの会社の社長を不正競争防止法違反容疑で逮捕した。

兵庫県産米の不適正表示事件
兵庫六甲農業協同組合(JA兵庫六甲)が、2012年3月、兵庫県産の米を1割しか含まないブレンド米に「こうべ育ちオリジナル米」の名称を付けて1028袋販売したもの。兵庫県産以外の残り9割は岩手県産の「ひとめぼれ」を使用、売上の一部を震災復興の義援金にするなどしていたが、店頭での周知も不十分で、消費者からのクレームにより販売を中止。兵庫県が立ち入り調査し、JAS法に基づく改善指示が出された。

淡路産タマネギ産地偽装事件
農産物加工・販売会社『関西ベジタブル』が、2011年1月から2012年4月にかけて、中国産のタマネギを淡路産と偽装して販売したとして、兵庫県警生活経済課が不正競争防止法違反容疑で同社の実質経営者らを逮捕した。

兵庫県産米産地偽装事件
JA兵庫六甲の職員4人が2012年3月に、岩手県産米を90%混入した米を「こうべ育ちオリジナル米」と表記することで兵庫県産と偽装し、神戸市内の直売所で販売したとして、不正競争防止法違反の容疑で兵庫県警から同JA共々書類送検された。同JAは、東日本大震災の復興支援のため仕入れていた岩手県産米の売れ行きが不振だったため偽装した模様。




これまでは主に卸売業者や加工業者にあたる人物が偽装事件を起こしていました。
しかし今回の事件はホテルなどでお客さんに直接料理を提供する人物が問題を起こしました。
まさに目の前で食べている人にウソの料理を提供したのです。

では、当の本人たちはどういう気持ちで提供したしょうか?
個人的な感覚ですが、決して「フフフ、だましてやれ」という気持ちではなかったと思います。

恐らく、こういう風に表現した方がお客さんも満足するだろう、新鮮なイメージで食べた方が美味しく感じるだろうという、ある種の「お・も・て・な・し」から派生したのではないのでしょうか?


私たちが学んだことは、多かれ少なかれこういう過剰表現はあり、それを知った上で(それを含めて)食事を楽しんだ方が幸せだということです。

過剰表現をも楽しみに変えていきましょう!


(中華料理は中国産でいいのでは・・・と思います)

注)写真は「シマエビ」です



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