「オンネエンルム 襟裳岬 ここには意外な記録が!」
再び襟裳岬の話です。
アイヌ語の「オンネ」と「ポン」は、対比の地名です。「オンネ」は年老いている、大きいの意味を表す言葉で、「ポン」は子である、小さいの意味の言葉です。
私が良く通っている「襟裳岬」はアイヌ語でオンネエンルムと言いました。訳は「大きいでっぱり(半島)」と言う意味です。
襟裳岬は眺めが雄大で気持ちが晴れ晴れします。
様似町のエンルム岬がポンエンルムで、襟裳岬がオンネエンルムと対比して呼ばれていたのです。
エンルム岬は上に登る事ができ、様似港が一望できます。景色は見事です。
そして、襟裳岬にはもう一つのアイヌ語の呼び名で呼ばれていました。「ピリカノカ」という呼び方です。こちらの呼び方はあまり浸透せず、今では誰も口にする人がいません。
襟裳岬は昆布の取れるところとして知られていますが、アイヌ時代はこのコンブは神からの贈り物として、当時は採らなかったと伝えています。
〇今日、8月15日は「終戦の日」(昭和20年終戦) 国民はその後も食料不足、生活物資不足で生活苦難の日々を過ごすことになります。