「自然派アイヌの生活と 植物たち(7)」
むかしはどの民族も自然の恵みを得て生活をしていました。我々の昔々ももそうですが、アイヌも自然を最大限に利用して生活をしていました。
★ アイヌ語の詰まる音はこのブログでは表現できません。あしからず・・・。
(71) オニノヤガラ
ウニンテブ(互いを・消え・させる・もの)
根を焼いて食べた。松浦武四郎の石狩日誌には、アイヌのサツマイモの記録が残されている。
(72) バァソブ
ムク
根を生のまま、煮たり焼くなどして食べた。
(73) ツルニンジン
トペムク(乳・汁・バアソブ)
根を皮のついたままお膳にのせ、イナウキケ(削りかけ)をその上に古老が火の神へ、「乳が出る様に」とお祈りした後、その根をすこしずつ食べると、乳が出る様にな
るという。
(74) サイハイラン
二マクコトウク(歯・に・つく)
噛んでいるうちに甘味を増し、生食の他、焼いたり、煮て魚油や筋子を付けて食べた。
根を噛み数回吐き出し以って歯痛を治す(「アイヌ医事談」)。
(75) カラハナソウ
コサ
根を焼いたり、煮たりしたりして食べた。
(76) ハマナス
マウ
実を割って種子を取り除き、そのまま食べたり、まだ熟さない実は茹でて魚油を付けて食べた。
(77) ヒシの実
ぺカンペ(水・の上・にある・もの)
イヨマンテには欠かせない御馳走であった。
(78) キハダ
シケㇾペ(ぬるぬるした・実)
幅広く料理に使われた。
(79) コクワ
クッチ
熟した実を食べた。
(80) サイハイラン
二マクコトウク(歯・に・つく)
生食の他、焼いたり煮て魚油や筋子を付けて食べた。