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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

自然派アイヌの生活と 植物たち(7) オニノヤガラ ツルニンジン ハマナス コクワ

2019-03-04 19:36:15 | 草花

「自然派アイヌの生活と 植物たち(7)」

むかしはどの民族も自然の恵みを得て生活をしていました。我々の昔々ももそうですが、アイヌも自然を最大限に利用して生活をしていました。 

★ アイヌ語の詰まる音はこのブログでは表現できません。あしからず・・・。

(71) オニノヤガラ

    ウニンテブ(互いを・消え・させる・もの)

  

   根を焼いて食べた。松浦武四郎の石狩日誌には、アイヌのサツマイモの記録が残されている。

(72) バァソブ

    ムク

   根を生のまま、煮たり焼くなどして食べた。 

(73) ツルニンジン

    トペムク(乳・汁・バアソブ)

   根を皮のついたままお膳にのせ、イナウキケ(削りかけ)をその上に古老が火の神へ、「乳が出る様に」とお祈りした後、その根をすこしずつ食べると、乳が出る様にな

  るという。

(74) サイハイラン

    二マクコトウク(歯・に・つく)

   噛んでいるうちに甘味を増し、生食の他、焼いたり、煮て魚油や筋子を付けて食べた。

   根を噛み数回吐き出し以って歯痛を治す(「アイヌ医事談」)。

(75) カラハナソウ

    コサ

   根を焼いたり、煮たりしたりして食べた。

(76) ハマナス

    マウ

  

   実を割って種子を取り除き、そのまま食べたり、まだ熟さない実は茹でて魚油を付けて食べた。

   

(77) ヒシの実

    ぺカンペ(水・の上・にある・もの)

   イヨマンテには欠かせない御馳走であった。

(78) キハダ

    シケㇾペ(ぬるぬるした・実)

   幅広く料理に使われた。

(79) コクワ

    クッチ

   熟した実を食べた。

(80) サイハイラン

    二マクコトウク(歯・に・つく)

   生食の他、焼いたり煮て魚油や筋子を付けて食べた。

   

 


2月は逃げる 3月は去る

2019-03-04 18:44:02 | 草花

「日が長くなりましたね」

雪がどんどん解けています。急に暖かくなると、屋根からの落雪で事故にあって死者も出ています。

この間は命綱を付けて屋根の雪下ろしをしていた人が、屋根から落ち命綱が首に巻き付いて亡くなられた人がでました。

我が家では、少し傾斜でほぼフラットな屋根から、氷交じりの雪の塊が落雪、地響きが起こり、地震でも起きたかと思うほどの揺れを感じました。

落雪に巻き込まれると確実に死にます。恐ろしい事です。

落雪にはくれぐれも十分注意してお過ごしください。

今年の2月は例年に比べ雪が少なかったこともあり、道路はアスファルトが出ています。乾いた路面が多くなってきていますが、雪解け水が道路に流れ出ているところでは、車はお互いに泥水のかけ合いで、汚くなっています。

北海道の車の泥水掛け合いは、風物詩の一つなのでしょうが、車が汚くなるということで、良い感じを与えませんので、車の泥はね風景は風物詩の資格は与えられていません。

札幌市の今年の積雪量は、3月4日現在で33㎝。例年の半分以下とのことです。

近所の人との会話は「日が長くなりましたね」とあいさつを交わすほどになりました。

※ 1月は行ってしまう、2月は逃げる、3月は去るなどと言葉を楽しんでいましたら、まあ本当に3月になってしまいました。今年も残るは9ケ月と23日となってしまいました。

※ 3月3日、藻岩山(札幌市)に出掛けました。ゴンドラから眺める木の根元が雪解ける「根あき」の現象はまだでした。