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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

春ゼミ 心地よく身に染みる

2021-06-10 14:17:58 | 昆虫

「春ゼミの ミーンミーン 山に満ち」

6月7日郊外の小山に散策に出掛けました。

車の窓越しに春ゼミの声が聞こえてきます。もう夏に入ろうとする季節この蝉を「春ゼミ」と言うのはなぜだろうと思いながらのドライブです。

体調を崩して、「丘ぐらいのところは登れますよ」「小山は登れますよ」と話していたら、丘と山の違いを逆に質問されて、はたと困ったことがあります。

今日の散策の先は小山です。山じゅうに蝉の声が満ちていました。一気に羽音を響かせているはずなのに「ミーン・ミーンと波打って」声が聞こえてくるのも不思議です。

蝉の声が満ちているのにいくら見ても蝉は見つける事が出来ません。

他のことに気が取られていると蝉の声は耳に入ってきませんが、蝉に気持ちを合わせると、よくぞこれまでに蝉が居るものだと今年の声の多さに驚くのです。

山に登り掛けにクマゲラのドラミングの音がします。間違いなくクマゲラです。方向は展望台の方ですが姿を見るには遠すぎます。

随分前にこの山でクマゲラの姿を見ているのに、長い事ドラミングも姿もその後体験しておりません。

ドラミングを聞いても姿を見せません。しばらくするとドラミングは聞こえなくなりました。

3度のドラミングであとは聞こえなくなりました。

 


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