★「オオジシギ 無事に別荘地の空に来る」
昨年、オオジシギを見落としました。今年は14日(5月)カムイラビットの別荘地の大空に飛びました。
「ジェッ・ジェッ・ジェッ ジジジジジー」言葉になかなか表せませんが、戦闘機さなからに上空から急降下して、地上近くでまた上空に登って行きます。ジジジジジ―の音は羽音なのだそうですが、音を立てながら降りくる様にも思われます。繰り返し繰り返しこの動作を行います。
世には不思議な鳥もいるのです。急降下の速度は大変早く、オーストラリア東岸から北海道までやってきていると言いますから、この長距離も難なく飛来できる速度を証明している様です。
他の鳥はともかくとして、オオジシギがやって来ると確実に春が来ていると思えるのです。まだカッコウも鳴かない季節、オオジシギはまず最初の春告げ鳥なのです。
姿を見たは早朝でしたので、その時間帯に別荘地に行っていなければ知らないままでいたかもしれません。
★「春の恵み 自然界の中に身をゆだねる 湿地の林間は心清らか!」
谷間の林間の水辺にはミズバショウの白色と混ざってザゼンソウの紫色、それに春の芽吹きを感じさせるエゾノリュウキンカの黄色の花、ところどころにエゾキンポウゲの黄色の花、この風景を見るだけで、冬の眠りを覚まさせてくれます。
湿地から少し離れ、道路わきにはエゾエンゴサクのブルーの花、カタクリの赤紫、オウバナノエンレイソウの白色、エンレイソウの濃い紫色の花が咲き競います。
自然が一気に春めいて、小鳥たちのさえずりも活発化します。鳥たちが恋の季節をむかえつつあるのでしょう。
湿地のはずれにはカエルの卵もうえつけられています。まだ小粒の卵なので、オタマジャクシになるまでには時が必要のようです。
林の中からはアカゲラの鳴き声やら、ドラミングの音が聞こえてきます。けたたましいドラミングの音はもしかしたらクマゲラかもしれません。
この素敵な春を味わうことができるのは、千人に一人、いや万人に一人しかいないかも知れません。
カムイラピットが、この季節に出会えるのは、春の恵みを少し頂きに山菜採りに出向いているおかげです。
山菜で一番おいしいのは「カタクリ」ですが、花が可憐で摘み取ることに罪を感じてこの頃は採取しておりません。
狙いは数が無数にあるエゾノリュウキンカが主な採取植物なのです。
帰り際にコップ刺しにしようとエゾエンゴサクの花もつまんできます。家ではときおりみそ汁の具に入れたりします。花の数が多いので、エゾエンゴサク採取には罪を感じなくて済みます。
この季節野菜の値段が高い季節、山菜採りのおかげで我が家の家計が助かっています。
帰り道には生えたての柔らかいフキを取ってきますが、出たてのフキは細く、背が低く心細いほどですが、これがまた料理すると美味なのです。
(5月6日にメモしたものがありましたので、のせてみました)