雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

北海道の漬物 最高に美味

2016-11-14 22:01:59 | 

「北海道の漬物は評判が良い」

もうだいぶ前の話ですが、ラビ妻のお姉さんが、北海道に来た時「シャケの挟み漬け」(佐藤水産販売)を御馳走したところ、とても美味しかったらしく、東京に帰ってから、こちらに来ることがあれば代金は払うから買ってきてと言います。

特別値段が高いのですが、お姉さんが払うというのであれば、無理して買って行ったのでした。

ところがシャケの挟み漬けを渡したのですが、代金はもらえず、大損をしたことがあります。この場合代金をくださいとは言えないのです。

店で売られている北海道の漬物は高価ではあるものの特別美味しいのですが、家庭で漬けたものも美味しく漬かるのです。

北海道の冬季間の寒さが漬物が美味しくする環境なのでしょう。

仲間たちとの集まりで、また夜長の冬は漬物を食べながら談話するのに最高です。

11月、12月は越冬漬物を漬ける季節です。

今年は3つの台風が北海道に襲来、野菜類に大きな被害を与えました。その為もあって野菜が高騰、家庭経済に影響を与えています。

白菜、キャベツ、大根、ニンジンなど全ての野菜の値が昨年の2倍以上に値上がりしています。

「ニシン漬け 食べたしされど 菜(キャベツ)は高し」(三好 勲)

我が家の2大漬物は「にしん漬け」「カボチャ漬け」なのですが、我が家の菜園は台風水害の被害で野菜は根腐れして、大根もキャベツも全滅でした。

したがってお店から買い入れるのですが、昨年の倍はする野菜の値段を見て、漬物を漬けるのをちゅうちょしています。

大球のキャベツは少々傷んでいても2800円、漬物用ダイコンは10本で1900円前後とか、これでは漬物をしないで今年の冬は過ごそうかなどと思ってしまうのです。

店に来ていたおばあさんが「こんなに高い物(キャベツ)を買うの人が居るのかしら?」と嘆く声を聞いてそうだそうだと思うのでした。

「野菜見て 嘆きの声が 外にもれ」

鰊漬け用のキャベツの高さには驚きますが、しかし夕方には大半は売れてしまっています。鰊漬けをしないで過ごすことが出来ない家庭があきらめきれなくて買っていくのでしょう。

★我が家の鰊漬けはこれからです。

今年は大根を干している家をあまり見ておりません。唯一見たのは襟裳岬でした。

襟裳岬で大根を干している風景に出会いました。大根の向こう側の平地は昆布干場です。


藻岩山良いとこ取り 「上坂美穂子 長尾直美 森の音楽会」

2016-11-13 21:27:28 | 紹介

「もいわ山中腹駅フォレストギャラリーで音楽会」

もう何度か「もいわ山中腹駅の音楽会」に行ったことがあるのですが、この催しを知っている方は少ないようです。

出演者はその道を極めた音楽家ばかりで、楽しめる音楽会です。

今日は日曜日なので音楽会があり、ラビ妻の友達のKさんと時間を都合付け合って聞きに行きました。

いつもとは違い、聞きに来ている客も多く、演奏者もよろこんでおりました。

会場は大きなガラス越しに藻岩山の森を見ながら、自然にひたりながら演奏を聴くのです。建物も木でできているので響きも良く、演奏者にやさしく造られています。

音楽会会場 何とも言えない自然の中での音楽会。

窓の外にはゴジュウガラが来ていて音楽を聞きながら、室外の小鳥たちの営みを見るもおつなものでした。

通常、土曜日とか日曜日に音楽会は行われています。入場料は無料です。

左が長尾さん。右が上坂さん。

今日の出演者は上坂 美穂子(メゾソプラノ)さんと、長尾 直美(ピアノ)さんで、庭の千草や森の水車、灯台守などの昔よく歌った歌ばかりで、観客に喜ばれました。

今日は楽しい音楽会有難うございました。

今後の日程。

★藻岩山のロープウエイ搭乗の年間パス券を今日購入(2500円)。一年間きがねなく藻岩山ロープウエイに乗れます。

 

 


千本ナラ の寿命 「森の巨人たち100選の名木」

2016-11-11 23:04:14 | 樹木

石狩市「浜益町毘砂別(びしやべつ)」にある「千本ナラ」はナラの巨木が三本。

見事なまでのナラの巨木なのです。

「千本ナラ」の名称から想像するに、多くのナラの木が繁茂している場所と想像されるのですが、何とそのナラの木の本数は「巨木が三本」なのです。

その巨木の三本の中の真ん中の一本が、今年の台風の強風で倒れたのです。

今年の夏にアイヌ語地名研究会の地名探訪の下見に出向いた折、三本とも元気でしたが、樹木も歳には勝てないという事なのでしょう。

この巨木を見る人たちはその大きさに驚きを隠せません。

幹にはしめ縄が巻かれ、御飯をすくうからから転じて、悩みを救うとして「しゃもじ」に願い事を書いて、差し込んでいく人が多いのです。

巨木は心を救う神が宿ると信仰されるまでになっています。

「支柱を立てて守られてきたのですが、残念」です。他の二本も今後何らかの対処が必要となってきています。

2000年に林野庁が「森の巨人たち100選」という指定があり、その中に「千本ナラ」が選ばれています。

 

 

 


木工クラフト これも良い物だ! モエレ沼公園

2016-11-10 20:24:16 | 樹木

「クラフト細工」

木の枝や、木の実を利用してクラフト遊びも心弾ませます。

モエレ沼公園では、秋のクラフト細工の日が11月の第一土曜日に行われていて、大変人気です。

モエレ陽だまりの会で用意された木の実など。

今年は人数を制限しましたので、50名の参加。昨年は来る人全部に対応しましたので、80人がクラフトに挑戦していました。

モエレ沼公園ボランティアの陽だまりの会が公園から集めた小枝や木の実、ブドウやツルメモドキのツルの輪、木の葉の押し花などすべての材料をすでに用意しておきますので、参加者は苦労しなくてリース作りが出来るので、ご婦人たちの人気の催しになっています。

勿論子供たちも喜んで参加しています。

カブトムシ、蜘蛛

これは何かな?何虫というの。

これは、蝉

カブトムシ

蜘蛛と鉛筆のストラップ

ライオン、おふざけ人形。

木々を使った虫細工なども出来上がってみると、素朴で面白味があります。

何点かそれらの作品を紹介しました。


「里山は 大きな鳥籠 小鳥鳴く」(谷島 展子 旭川)

2016-11-09 21:40:28 | 

「里山は 大きな鳥籠 小鳥鳴く」

道新日曜文芸 俳句(平成28年11月6日(日))にこの句が載っていました。何かおかしな俳句ではあるなあと思ったのでしたが、選者辻井のぶ氏は、「里山は小鳥が渡ってきてさまざまな姿、鳴き声が楽しめる大きな鳥籠のよう。大胆な発想の作。」と評した。

なるど発想を変えれば、この句も面白味のある句と考えられました。

昨日北海道医療大学の里山に上がろう(登ろう)とラビ妻と出向いたのですが、さあ登ろうとしていましたら、鳥の鳴き声が里山に森に響いて驚きの時間でした。

鳥の鳴声は本当に遠くまで響いており、気分は最高に良い時間でした。今回さぞや森は多くの鳥たちが集っているものと思っていたのでしたが、一種類の鳥の様です。姿は木陰に隠されて何という鳥かもわかりませんでしたが、小鳥の鳴き声は人の心を和ませてくれました。里山は 大きな鳥籠にぴったりと思いました。

山に入り他の鳥たちの姿を探しながらの散策でしたが、あいにく他の鳥たちの鳴き声も無く、他の鳥にも会う事はありませんでした。

一回りして登り始めた場所に戻ったのですが、登り始めに騒いでいた鳥の鳴き声はぱたりと消えていて、あの鳥の鳴き声は何だったのだろうと思うほどでした。

先述の俳句を山に入る前に見ていたものですから、「里山は鳥籠の様」だと、なるほどこの俳句の面白さを感じながらの里山歩きであったのでした。

 

 


ボリボリとオニノヤガラの 不思議な関係

2016-11-08 20:49:03 | 紹介

「オニノヤガラとボリボリ(ナラダケ)の不思議な関係」

都会に住むと野のキノコにもなかなか出会えません。ボリボリもこの10数年採ったことがありません。

このほど「やぶら新書」の第十二巻「山樹野花」(栃内吉彦著)という、変わった書籍を見ることがあり、そこにオニノヤガラとボリボリの不思議な関係について書いていました。

この本の「オニノヤガラ」に関する記述を転載させていただきます。

 オニノヤガラ

 みそ汁の実にして味覚を楽しませてくれるボリボリすなわちナラタケと特別な関係を持つオニノヤガラ(鬼の矢柄)という欄科の植物がある。

日当たりのわるい林地に、葉も何もない茶色がかった茎が地面から一メートル余りもすっと立ち、その先の方に20㌢もある花穂をつける、地にささった矢柄を思わせるのでこの名がある。

オニノヤガラ 7月24日撮影

その根元を掘ってみると、いものような形の塊茎があり、その表面に黒かっ色の針金のようなものがまくわりついている。

これはナラタケの菌系束で、これから細い菌糸を出してオニノヤガラの塊茎の組織に侵入し、これを犯して養分をとるが、やがて塊茎の内部にじょうぶな防御組織ができて、菌系のそれ以上の侵入は阻止される。

そこでこんどはオニノヤガラの方が逆に繁殖したナラタケの菌糸を消化して吸収する。

かくてナラタケとオニノヤガラはギブ・アンド・テイクの共存を続けるわけだが、食いつ食われつだから平和共存とはいわれまい。この植物は一名ヌスビトノアシとも呼ばれ、アイヌはオショロコマップとかウニンテクなどといって、その根茎を食用にしていた。


はじめての出会い 新鮮で心躍る 「雨霧の滝・オニノヤガラ」そして「襟裳岬の荒波」

2016-11-07 19:48:38 | 自然

「雨霧の滝近くの道でオニノヤガラに出会い、襟裳岬では強風の中での波の撮影 どれもが新鮮で心が躍りました」

今年は「雨霧の滝」(美深町)に二度も行くことが出来ました。

雪解け水のせいでしょうか、水の量が多く見事なまでの滝の様子です。

滝しぶきの中にエゾノリュウキンカが巨大に育ち、自然の不思議さを味わいます。

二度目に雨霧の滝に行くことが出来た時に出会った植物が、すっくと背伸びした「オニノヤガラ」でした。

オニノヤガラに出会えたのは、案内者が車を止めてその存在を教えてくださったからでした。

変わった植物の名ですが、「鬼の矢柄の様」だと名付けられたのだそうです。この植物との始めての出会いは新鮮で心浮き立つ思いでした。

いつも見る植物には悪いのですが、なかなか見る事が出来ない植物には新鮮で心が躍るのです。

オ二ノヤガラ  2016年7月24日撮影

自然探究者の中には余りにも珍しい物に出会うと心が舞い上がって何台ものカメラを持っている物だから、一台のカメラを忘れ、後で気づいてカメラを探し回る人もいると聞きます。

それだけに自然の魅力は人の心を虜にする物なのです。

カムイラビットはオニノヤガラには生まれ初めての出会いでした。

美深町などの山奥にしかいないものと思っていましたら、藻岩山の自然をカメラで追っている人と話していましたら「藻岩山でもオニノヤガラを見ましたよ」とのこと、自然の残っているところにはある植物らしいのです。

新しい植物との出会いに心躍りますが、強風の中での襟裳岬の荒波を撮影した時も心が大満足でした。人が体験できない自然は魅力満杯なものがあるのです。

 

 

 

 


札幌に大雪降りました まだ根雪にはならないでしょうが?

2016-11-06 11:50:09 | 自然

「札幌 11月6日の朝方は大雪」

朝起きたらしんしんと雪が降っていました。昨夜から今日の午前中までに20センチは降ったでしょうか。

それでも、11時には雪が止み昼12時には太陽も出て来たので、降った雪は解けるでしょう。

道はべしょぺしょになり、歩くのが大変です。

家の前の空き地の畑は雪と融けた雪水で水浸しになっています。

ここでカムイラビットに関するクイズです。

朝の雪降りを見て、カムイラビットは何をしたのでしょうか?

「答え」はナナカマドの実にふんわりした雪の積もった様子を写真撮りに出向いたというのが正解の答えです。

「雪綿帽子 かぶりて語らう ナナカマド」

今朝のナナカマドの実は、雪の白に映えて美しく見事でした。

特に家の一本隣の道のナナカマドは見事に赤い実を付けて綺麗です。

葉を落としても雪降る朝は赤い実が心を和ませてくれます。

暦を見ると今日は「立冬」とか、「立冬」の言葉を聞くと寒さが身に染みてきます。

★今日午後からラビ妻と「豊平公園」に出向きました。雪が降ったばかりの豊平公園の様子を見たくて出かけたのでした。朝方出向けばよい写真が撮れたのに、午後から出かけたものですから紅葉と雪の美しさにはいまひとつでした。

 


モエレクラフトⅧ 2016.11.5 に今年は終了

2016-11-05 22:43:49 | 樹木

「例年好評 モエレクラフト 11月5日(土)終了」

モエレ沼公園の人気行事 モエレクラフトは今日無事終わりました。

モエレ沼公園の落ち葉や木や木の実で作る秋の作品です。

会費はかかりますが、モエレ沼公園サポートの私たちが集めた木の実、木々の材料を無料でふんだんに使い、個人独創の木のリース(クラフト)作りをするのです。

今年も人気で、50人の市民が集まり、熱心に取り組んでいました。

子供たちは思いかけない面白い作品を作りますので、笑いを呼びます。

何点か作品を撮せて頂きました。

会場にはサポートたちのリースも展示されてましたが、職人肌の作品です。

★来年も11月の第一土曜日に行いますので、楽しみにしていてください。

★今朝起きると雪が降っており、結構雪が積もりました。雪が降ると寒々します。まだスタットレスタイヤに付け替えていません。急いで付け替えなくてはなりません。用心して外の水道の水も落としました。


外は雪 家の中は暖房 寒い日が続きます 「札幌」

2016-11-04 18:12:39 | 自然

「三笠、夕張に雪が!」

11月3日、三笠に出向いたことは昨日お話しましたが、この日夕張も三笠にも雪が降っていました。

雪が降ると身も心も冬に向けて身構えてしまいます。

当日、三笠博物館の館内、野外博物間の案内をしてくださった学芸員の上野さんは、今年三笠に来たばかりと言います。

話を聞くと鹿児島に育った人とか、これから向かう冬が心配と言います。

冬を体験して三笠に残れるか確かめたいなどと弱気でした。

この日は雪の中の野外博物館の行程では雪は降り続けており、体全体が冷え込みました。

3日の札幌は雪が降りませんでしたが、4日の朝は水たまりが凍っており、寒さが一段と増してきています。

イチョウの葉も冬支度して落ち始めています。モミジなどの紅葉が最盛期です。

北大のイチョウ並木の黄葉も来週いっぱいで終わるかも知れません。

朝は遅く、夜は早目にきます。日照時間が短くなり、日増しに寒くなってきています。

勿論家の中は暖房が入り温かですが、外は寒く、庭の冬支度は温かくなる日を待っています。本当に暖かくなる日がくるのでしょうか。

★4日はモエレ沼公園のモエレクラフト(明日5日9時30分から12時 ガラスのビラミット内にて行われます。先着順、大人400円です)の準備の手伝いに行ってきました。明日一日モエレクラフトのお手伝いです。関心のある方はおいでください。