今年も山茶花が咲き始めました。季節は着実に巡っているんですね。
昨夜は7時半には穏やかな寝息が聞こえてきたので、一旦自宅に戻り、投薬中の飼い猫に薬を混ぜ混んだ餌をあげて、またSV家にとんぼ帰り。戻ってみると幸い軽い寝息をたてていました。と安心したのも束の間、9時過ぎ(戻って10分後)に大きな声で名前を呼ぶ声が。急いで行ってみると、久しぶりの「どうしたらいいの?」状態。
この3日間、食事の時以外は昼夜を問わず良く寝ていたのに、「よりによってこんな時間から覚醒モードに突入?」とちょっとゲンナリ。と同時に家を空けていた1時間余りの間、眠っていなかったのではないかとちょっと心配に。
取り敢えず「何か飲む?」「うん」ということで、ベッドを起こしてホットミルクをカップ1杯ゆっくり飲んでもらったところ、思いもかけず功を奏してうつらうつらはじめました。できればそのままそーっとしておきたかったのだけれど、ベッドの背をあげたまま一晩寝てもらうわけにもいかず、時間を見計らってベッドを平らに戻すと、目がぱっちり。
「うわー、やっちゃった!」と思ったけれど、幸い母の口から出たのは「どうしたらいいの?」ではなく「これでいいの?」。力強く頷いて「お休みなさい」と言って別室に引き上げました。その後は、数日前と同様に30分おき位に独り言と寝息を繰り返していました。
今朝は昨夜からの流れのまま眠りは深く無く、時々独り言を交えて眠っていました。8時半に声掛けすると、椅子に移って食事することに同意。朝食(カステラ1切れ、バナナ1/3、ミルクティー1杯)を「うれしいわ、ありがとう」と感謝の言葉を交え、終始ニコニコしながら完食。着替えにも協力的でした。
そのまましばらくテレビを見ていると、椅子に座っていることに疲れたようで、娘達に「もうお休み下さい。」それではと、ベッドに移動してゆっくり休んでもらうことにしました。(四女)
ヘルパーさん処置中にY子到着。なぜか、いつも下の洗浄中に登場してしまうというタイミングの悪さ。ヘルパーさん終了後、疲れた様子ではあるものの、「起きていたい」という事で、ベッド上で早めの昼食にしました。プリン・ワッフル・バナナをそれぞれ少量ずつ、紅茶を半分位飲むとトイレの申し出。
約1週間お通じがない状態だったので、頃合いでした。長女とY子でポータブルに移動。本人も出したい気持ちはあるもののなかなか出ず、ホットタオルで下腹部をマッサージしてみましたが、成果なし。同意を得て、座薬を使用。30分程で花二重丸の成果がありました。良かった、良かった。
その後、再びベッドへ戻り休憩。神様へのお願いや独り言や居眠りを繰り返していました。2時半に看護師さんが右足爪の手当てをしに来訪。明日のデイサービスでの入浴時に困らないよう処置をして下さいました。処置が終わると「ありがとう。あなた(Y子)良い子ね。大好き」とのお言葉。私は何もしていないのに、いいとこ取りですみません。
看護士さんが帰られた後、ティータイムでショコラ蒸しパン半分・牛乳1杯を飲みました。そして、四女登場。三日眠り続けた後なので、今日の夜はどうなるでしょうか?(Y子)
3時半にY子が帰ってからは、ベットでうつらうつらしていました。4時半頃から夕食の仕度を始めると、目を覚ましましたが「夕食の仕度をするから、待っていてね」「うん」とにっこり笑ってくれました。
夕食の支度の間四女が話し相手をしていましたが、テレビの上の花をベッド上でも見えるようにテーブルの上に置いて、「きれいね~」などと話していて、それが途切れた時に“唐突に”「哀れでしょう」という言葉が母の口からでました。一応否定したものの、余りにも思いがけない言葉でちょっとショックでもあり、うまくこちらの気持ちを伝え切れなかったことが心残りになりました。聡明で負けん気の強い母にとって、今の状況がいかに辛く耐え難いものかを思うと、可哀相で辛いものがあります。
5時半から夕食となりましたが、何時ものようにビ-ルで乾杯。茶わん蒸し、肉豆腐、玉子とほうれん草入り雑炊、焙じ茶。終始にこやかに美味しいそうに食べてくれたので、少し安心しました。食事の後片付けをしていると、椅子で居眠りを始めたので、トイレ(×)をすませベットイン。7時には静かに寝息をたてていました。今夜は早く寝てくれたとホッとしていたら、8時半現在、なにやらブツブツ独り言が聞こえてきています。今夜も独り言の多い一夜となるのてしょうか。(四女+長女)