十和田湖からの清流が流れる奥入瀬渓谷
朝8時半すぎにうっすら目を覚ましたところで、椅子に移動してもらって上半身の清拭と着替え。昨日と比べ今日は体がシャンとしていたので、3人がかりではありましたが、比較的スムーズに着替えを終えることができました。熱は36.0度。ミルクティを少し飲み、ゼリーを少し食べ、血圧の薬を飲んで一息ついていると、ケアマネさんと看護師さんが登場。
看護師さんは明るく挨拶をして、手を蒸しタオルでそっとマッサージをして母の気持ちをほぐした後、ベッド上で血圧を測り(130-70)、じょくそうの点検開始。お尻に新たに赤く爛れている部分があることを発見。念入りな洗浄をして下さったため、母は痛みと不安と不快感のため「何でこんなことをしなくちゃいけないんだ」と叫んでもがいて大騒ぎ。洗浄とゲンタシンの塗布を終え服を調えると、母はベッドに横になってグッタリしてしまいました。
ケアマネと看護師さんと娘たちとで今後の方針を話し合った結果、当分デイサービスはお休みし、当面は看護師さんが毎日ヘルパーさんを伴ってじょくそうの手当てをしに来てくださる。じょくそうの手当てはいずれはヘルパーさんに引き継ぎ、看護師さんは週一ペースで全体状況のチェックに来る、ということになりました。明日は11時ごろ来てくださるとのこと。
看護師さんが帰った後、母は気持ち良さそうに眠り、11時に目を覚ますとピーチジュース90mlと水を30mlほど飲みました。水分を沢山とるようにとの看護師さんの指示だったので、ちょっと安心。
11時40分にベッド・マットの交換のためケア用品業者とケアマネが登場。エアマットを膨らませているのをベッド上で不思議そうに眺めていましたが、マット交換のための椅子への移動にはさしたる抵抗を示さず、椅子に座ったついでに業者さんたちがいる前で、ミルクティを飲みケーキを食べました。結局ミルクティは3杯、ケーキはほぼ一切れを完食。久々の好ましい食欲でした。
業者さんたちが帰った後、トイレ(大)のご所望。長女・三女の連携プレーもありましたが、今日は久々に母の体も崩れることがなかったので、パンツ・ズボンの上げ下げも、ポータブル・椅子の移動も割り合い上手くできました。トイレは残念ながら「小」だけの成果でしたが、かなり大量に出たのでそれも良い兆候のような気がしました。
トイレが終わったところでベッドで休憩。エアマットには全く抵抗がない様子でした。12時40分検温、熱は35.7度。1時ごろ「何かおいしいものが食べたい」というので「アイスクリームはどう?」と聞くとニッコ笑顔で「そうね」と言って、カップ半分ほどを「おいしい、おいしい」と食べました。
2時に主治医が様子を見に来て「新しいベッドですね、どうですか?」と聞くと「楽しいです」との返事。昨日と比べて顔色も良くなっているし安定しているようだと喜んで(?)、土日の休みが入るので念のためと解熱剤と抗生物質の処方箋を出してくださいました。薬は受け取っておいて何かあったら電話で相談するようにとのことです。
夕方4時ごろに「神さま、助けてください。」「起こしてください、お願いします。」と言い続けるので、「15分だけよ」と椅子に移動。「水を飲む?」「ウン」とニッコリ。水コーヒーカップ1杯とミニゼリーを3個のおやつを食べ再びベッドに移動。エアマットだとベッド・椅子間の移動はものすごく大変だというのが新たな課題です。
5時半に椅子に移動しての夕食。ビールで乾杯。豆腐、茶碗蒸しを三口ずつ食べ、ほうじ茶を飲みながらデザートのケーキを食べました。食事が済むと「ウン」の要望があり、ポータブルに座ってもらったものの中々成果がでません。
排泄後の洗浄の仕方を含め看護師さんに相談の電話をすると、直接指導してくれるとのこと。6時半に座薬を挿入。6時45分に看護師さん来宅。頑張ってもなかなか出なく、母も疲れてしまったので、7時にベッドに横たわってもらって、看護師さんから排泄介助を受けました。今日も色々あってとても疲れ、排便が何とか済んでホッとしたこともあったせいか、7時半にはベッドで静かに寝ています。
それにしても、頼りになる看護師さんに巡り合えて良かったとつくづく思います。その看護師士さんは勿論ですが、素早く手配してくれたケアマネさんにも、そして心配して寄り添ってくださっている主治医さんにも感謝の気持でいっぱいです。これで症状が上向いていってくれたら本当に嬉しいのですが。