今日(2/13)、明日(2/14)と蔵王の樹氷を見るために又東北を旅行しています。
東京~福島までは先日降った雪がまだ残っている東京を見ていたせいか、車窓の雪景色もさほど珍しい感じではありませんでしたが、バスで福島から山形米沢に入ると、バスガイドさんは今年の米沢は雪が少ないですと言っていましたが、やはり私から見れば積り方が違う感じでした。
最初の観光は「成せばなる なさねばならぬ・・・」で有名な上杉鷹山の上杉神社へ。屋敷跡はかなり広いようでしたが神社は割にひっそりした建物でした。
次は「たかはたワイナリー」へ。工場見学のはずが今日はメンテナンスのため機械は止まっています。(あれっ?どこかでそんな事あったような。)止まっている機械の本来の姿の説明を受け、試飲タイム。甘口、辛口それぞれ赤 白ありましたが、私は辛口の赤、白だけ試飲しました。白ワインは辛口ですがあとで爽やかな甘さがほのかに残る美味しい物で、赤ワインはフルボディに近いとの事でちょっと重く少しの苦味が美味しい物でした。
次は第三セクターの山形鉄道に乗ります。この線は国鉄からJRに変わる時、赤字路線なので廃止されるところでしたが、沿線にある高校生が学校に通う足が無くなるので大変だと言う事で、第三セクターとして運行する事になったそうです。1両編成の車両にツアー客43人+一般客10人位。各駅の歴史や周りの景色を山形弁で説明してくれていた車掌さんが「こんなに沢山のお客様が乗ってくださり明日までは確実に運行できます」なんて言っていました。
長井駅から終点の荒砥まで20分位。途中7つ位の小さな可愛い駅に停車しながら、秋だったら黄金の波の間を走るであろうところを、今はただ真っ白な雪野原を走る電車の運転席の横で、雪野原と雪化粧した山の雪国らしい景色を楽しみました。
次は今回のメインの1つ、ライトアップされた樹氷見物です。時々ちらついていた雪もすっかりあがり、青空が見えたりで期待がふくらみます。道路の雪も綺麗によけられスムーズに山を上り、予定通り5時にロープウェイ乗り場に着きました。ロープウェイの横の斜面では平日にもかかわらずスキー教室の人々やスノーボードを楽しむ若者が多く見られました。
夕日に輝く斜面を進むと外気温-10℃のためロープウェイ内の人々の息が周りのガラス窓に凍付きます。それを手袋で拭き取り外を見たら あれっ?木々にまとわり付いているはずの雪が、私達が飾るクリスマスツリーの綿の雪のように、固まった雪が枝の上に乗せてあるような姿。うーんそういう物だと思えばそれなりに趣はあるのですが、前回のモンスターにはならないけれど、樹の枝全体が雪に覆われた白い木々を予想していたので、ちょっと残念!その上の方の霧氷に覆われているはずのエリアの木も期待はずれ。
さて頂上のモンスター達はどうなっているやら・・・ガイドさんの話では今年のモンスターは上々の出来だそうですが・・・いよいよ山頂駅に着きました。相変わらず開いている扉の外から冷たい風が吹き込んでいます。寒さをこらえ外に出て見るとありました!巨大なモンスターツリーが!そしてレストハウスの上からの照明に照らされたモンスター樹氷を、15m位張られたロープ越しですが、すぐ側までいって見ることができました。時々吹く風は非常に冷たい(外気温-11℃)けれど、皆さん嬉々として写真を撮りまくったのは言うまでもありません。
樹氷に満足した後は遠刈田温泉へ到着したのが8時。「食事会場は9時までなので温泉は食事の後にしてください」との事なので部屋に荷物を置くとすぐ食事(バイキング)。美味しそうなお酒の中から「純米生酒 蔵王」を飲みました。辛口でとても美味しいお酒でしたが、食後に温泉に入るため90mlにしたのでちょっと物足りない感じでした。
しかも私はそれだけでも飲んだ後には温泉に入る気がせず、結局テレビを見たりメールを書いたりして温泉には入りませんでした。こんな事ならもう一杯飲めば良かったな。明日は宮城蔵王の樹氷を雪上車で見に行きます。(次女)