
今回の旅行のメイン羽黒山の五重の搭。
旅行前半は時々青空の見える良い天気でしたが、この日は朝から雨。でも羽黒山の三神合祭殿(月山、湯殿山、羽黒山)に着く頃には(本来は下から2000段以上の階段を登ってお詣りするのですが、今回はバスで上がって来ました)あまり気にならない程度の小雨になりました。
三神合祭殿をお詣りし、又バスで道を下り五重の搭入り口まできました。200段の階段を降り、平らな道や階段を上がったり、杉の大木の間を歩き、やがて樹齢千年という杉の大木が現れました。小雨が降る静かな杉の林の中でもひときわ落ち着いた(?)姿でたたずんでいました。
その少し先に やっと見る事が出来た五重の搭が、静かな林の中にひっそりと、でも堂々と建っていました。国宝ですよ。それにしては無防備ですよね。だから良いのかな?
五重の搭からの帰りは雨も止み、杉の林の気を浴びながら歩きましたが、行きに下った階段は帰りは当然上り。上り終わった時には汗びっしょりでした。

山形県と新潟県の境近くの日本海。

山形県から日本海側を新潟県に向かいます。目的は村上。村上と言えば塩びき鮭の吊るし干。村上の町に入り、建物が指定文化財の酒屋さん(昔はお酒を作っていたそうです)益甚のご主人から建物や町並みの説明を聞き散策。
鮭とばや海産物を売っている店や、店先に鮭を吊るしている店があり、味匠喜っ川の店内に入ると、土間の天井から沢山の鮭が吊るしてありました。そのままだと塩が強いので薄く切ってお酒にしばらく浸けてから食べるそうです。

店内の吊るし鮭です。

この日の宿は新潟の奥座敷、月岡温泉です。ここは田圃の中で石油を掘削していた時に温泉が出てきて、そこに温泉施設をつくりました。判り難いかもしれませんがホテル等の町並みの後ろは緑の田圃です。またこのホテルの反対側はすぐ裏に田圃が広がっています。
ホテルに着いたのが早かったので温泉街を散歩しましたが、旅館、ホテル、お寿司屋さん、バー お饅頭屋さん等はありますが、土産物屋さんや射的のような遊ぶお店はありませんでした。大人の寛ぐ温泉としてつくられたようです。写真の中央下あたりが初めに温泉が出た所だそうです。
今回の旅行は1つの県で一ヶ所見学のようにゆったりした行程でしたが、山登りしたり、階段のぼりしたり、それなりの運動はしました。良く動き美味しい食事を食べ、ゆっくり温泉で寛ぎ、かなり贅沢な旅でした。天気も羽黒山で少し降られたけれど、それは杉林の雰囲気をより神聖なものにする効果があり良かったです。あとはお天気に恵まれ楽しい旅でした。(次女)
