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コロナ禍で暫く中止していた“クスコ会”を最近のコロナの治まり具合をみて、1週間ほど前に開催しました。
“クスコ会”というのは10年前にペルー旅行をした仲間達の集まりで、以来、毎年春と秋に“クスコ山荘”と仲間内で呼ぶ我が家を拠点に2泊3日で、1日目は希望者のみでゴルフ、2日目は全員で山歩きをしてきました。
基本の人数は8人ですが、今回、1人所用で来られず集まったのは7人。人数はちょっと多いですが、勿論全員ワクチン接種済み。
“クスコ山荘で集うこと“を最大の目的とした今回は、季節を考慮してゴルフは抜き、天気次第で軽い山歩きをしようとなりました。
<1日目>
午後3時にクスコ山荘に集合し、近くの温泉“蔦の湯”に行ってから、ベランダでバーベキュー・・のはずだったのですが、さすがにこの季節は4時頃からの冷え込みがきつく、調理だけベランダでやって、食べるのは当然ながら室内でとなりました。
車海老や鶏肉、野菜を網で、豚の肩ロースや根菜類をダッジオーブンで料理。(写真では切り分ける前なのであまりにも無骨ですが、野菜はほくほくに焼け上がっています。) また、前日釣りに行った人が釣果を昆布〆にしてくるなどバラエティー豊かなメニューになりました。
最近は酒量が落ちているという話はどこへやら、思い出のペルー産に拘ったTakamaブランドのスパークリング・ワインや赤ワインなどが次々と空き、5時半から10時過ぎまで延々と再会を祝した酒宴が続きました。
<2日目>
しばらく暖かい日が続いており、この日も朝から晴天で山歩き日和。
簡単な朝食後、9時半に車2台に分乗してこの日一番の目的地である唐沢鉱泉に向けて出発。途中でコンビニに寄ってそれぞれ昼食用のお握りなどを購入し、唐沢鉱泉に11時少し前に到着しました。
ロッジの脇でいつもの通り皆で準備運動をしていると、少し離れた所に何か黒い動くものがいて、よく見るとカモシカ! 野生のカモシカをこんなに間近に見られるなんて感激の遭遇でした。
唐沢鉱泉は天狗岳への登り口ですが、コロナ禍で運動不足だからと言い訳しつつ、ロッジから2時間ほどで巡ってこられるという八方台に行ってきました。
ロッジを11時半に出発。黒百合平や渋の湯方面との分岐点までは少し勾配のある登りが30分近く続くので、前夜に暴飲した人が音を上げていましたが(笑)、分岐を過ぎてから八方台までは緩やかな下りが30分。
カラマツ林の足元一面を苔が覆う気持ちの良い小道が続き、北八ツ特有の苔の世界ですが、原生林が根を張る神秘的な白駒池周辺とはまた違う、ふかふかの緑が優しい別天地でした。
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八方台は道から外れて少し小高くなったところで、上に登ると、林の中を歩いていた時からは想像できないような素晴らしい眺望。左から南八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス。御岳山までくっきり見えていました。
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昼食は、手頃な岩に銘々座って眺望を楽しみながら。コンビニのおにぎりもこの環境だとまた格別です。
このコースは楽な割に、苔の世界と八方台からの眺めが素晴らしいのですが、帰路の大半が上り坂の砂利道(林道)なのが難点。季節柄か車の通りが殆ど無かったので、あらかじめ林道脇に車を1台停めておいてロッジとの間をピストン移動しました。混雑する季節には許されないかもですが。
(写真はHPより)
唐沢鉱泉に戻ったのが1時半。時間的にはかなり早いのですが、勿論、温泉を楽しみました。お湯はすぐ近くの源泉から湧き出る二酸化炭素冷鉱泉で、重厚な木製の浴槽が2つある趣ある温泉でした。
次の目的地は御柱の仮置き場。諏訪大社の神事である御柱祭について、長野県内では木の切り出しや仮置き場設置までもが逐一テレビや新聞で取り上げられるようですが、県境でも山梨県側にいると蚊帳の外。先日偶然通りかかって初めてその存在を知り、帰りの道順に組み込めることから折角なので寄ってもらいました。
次の御柱祭は来年4月に予定されていて、上社2社の為に切り出された樅の木が八ヶ岳中央農業実践大学校(原村)の敷地に仮置きされたのは10月末とのこと。本宮、前宮用にそれぞれ4本、計8本の大木が整然と並んでいる姿は壮観でした。長さも太さも微妙に異なっており、見物していた土地の人が、「この木は少し歪みがあるので、木落しの時に暴れるぞ」と言っていたとか・・。
仮置き場の後は、自由農園に寄ってお買い物タイム。ショッピングバッグ2袋一杯に買い物をする人もいて、皆さん買い物も十分楽しまれたようです。
(龍淵のテークアウトメニューの1部)
夕飯は小淵沢の中華レストラン“龍淵”にデリバリーを予約しておいたので、中華風サラダだけ作って、手間いらずの豪華なディナーとなりました。
お酒はビールともちろん紹興酒。またまたよく飲み良く食べる楽しい宴会となりました。これまで、夕食2回のうち1回は外食と決めていたのですが、いろいろな状況を勘案するとこれもありというところです。
<3日目>
ゆっくり朝食を楽しんだ後はいつも通り全員で片付け、掃除、清算、そして最後に記念写真。
2年間のブランクをまったく感じさせない、楽しく充実した3日間を終え、来春の再会を期して11時前に解散となりました。
例年に比べて1か月以上遅い山行だったので、念のため唐沢鉱泉/八方台を3日前に下見するなど(①~③の写真はその時撮ったもの)、今回は私が全般を仕切っていた為にまともに写真を撮る余裕が無く、特に食事内容の写真は他の人が撮ったもので、豪華な車エビや中華料理をご紹介できなかったのが唯一の心残りです(笑)
来春もまた開催できますように!(四女)