高崎市内のホテルから上越の山並を臨む
5時頃トイレに行くと四女を呼ぶ声が。いくらなんでも早いので6時過ぎまで待って下に行き、応接間の雨戸開けたりしていると、又何やら声が。リビングの扉を開けて見たら母の枕元のカーテンがベットの所に引っ張られ、布団を剥ぎ手すりを持って起き上がろうともがいているところでした。
その時点でエンドレステープが回り始めていて、対応に困る話題にはなりませんでしたが、疲れました。朝食は大きなメープルクロワッサン1個、チョコメロンパン4分の1、スイカ4切れ、牛乳紅茶1杯でした。その後トイレ1回本人は大をしたつもりになっていますが、小とガスでした。
4女が来てからもお喋りが止まらず、おまけに、私が帰るのが寂しいと泣き出してしまいました。残された人は大変だと思います。(次女)
引継ぎ後、恐れていた通りの事態。「今日お腹が動いていると思ったら男の子が産まれた」という平和な妄想から「私が死ねば良いと皆が思っている」という不快な妄想まで限りなく広がって閉口しました。
昼食(お稲荷さん、海苔巻き、卵焼き、カブの炒めもの、煮豆、澄し汁)を完食。昼食後は新聞の記事からお金を払う払わないという面倒な妄想が広がり、隙をみて新聞をしまうと、今度は湿布薬の入れ物にこだわりを持つという具合。
早めのおやつにアイスクリームを半分食べてもらい、百人一首を一回。様子を見て、お菓子とコーヒー牛乳でまたおやつ。その後も居眠りは全くせずに、おとなしめのエンドレスのおしゃべりが続きました。
夕食(枝豆、鶏とキャベツの中華風蒸し物、新ジャガ、煮豆、味噌汁、鱒寿司(昼の残り))を完食。夕食の後片付けを、何度も名前を呼ばれて中断されつつも、なんとか終えて、一休みしようと椅子に座ると「お米はといだ?」「夕飯は何にしようか?」夕飯を食べたと言っても「うそ~」。とりあえずアイスクリームのデザートにしたものの夕食へのこたわりは無くならず「おにぎりを作ってよ」。
混沌の世界に一日どっぶりと漬かっていざるをえない疲れと苛立ちが、ここにきて諦めに変わり、おにぎりを作る用意をはじめると「卵かけご飯(目玉焼きをのせる)が食べたい」。茶わんに一杯の卵ご飯を嬉しそうにむさぽるように食べて、「まともな物を食べてなかったから」「残り物ばかり食べさせられた」「あなたも食べなさい。栄養があるわよ」には徒労感一杯。よし、これからはいっつも卵ご飯だぞ~!!
2度目の夕飯の片付けを終えると、また夕飯として食べたい物が出現。勿論、卵ご飯を直前に食べたことは忘却の彼方。それは明日食べようとごまかして、ベッドに入ってもらったものですが、1時間以上経った今(午後10時)もぶつぶつ言っています。
トイレ(小)に行ってもそのことを忘れて、またすぐに行きたいということの繰り返し。何回行ったことやらわからなくなりました。 こんなにひどい惚け方は珍しく、これからを思うと暗澹たる気持ちにさせられた一日となりました。(四女)