ストローバレイ家の介護奮闘記

90→→92歳の母を支える4姉妹の泣き笑い奮闘記・・とその後

春の嵐と満開の白木蓮

2012-03-31 16:57:58 | 日常
               
               ご近所の白木蓮が満開です。

朝、強風と小雨の中、近所の郵便ポストに葉書を出しに行くと、ポストの傍のお宅の白木蓮が満開になっていました。前の日曜日に手紙を出しに行った時には蕾さえ気付かなかったので、ここ数日の暖かさで一気に蕾から開花へと移行したようです。満開の花びらが風に煽られて今にも落ちそうに揺れています。これで天気予報どおり本格的な雨になったらあっという間に花が終ってしまいそうです。あわててカメラを取りに戻り、パチリ!何とか間に合いました。

例年はいつ頃開花していたのだろうかとブログを遡ってみたら、毎年3月12日~15日にはほぼ満開になっていました。やはり今年の寒さの居座りは異常だったのですね。それにしても、2008年から定点観測みたいに同じ白木蓮の写真を毎年掲載していて、我ながらその愛着振りに可笑しくなりました。

お天気の方は案の定、午後から雨も酷くなり「嵐」の様相です。ようやく春になったというのに、いきなり「春の嵐」にならなくても良さそうなものですが。このところ自然は私達人間に対して中々手厳しいようです。(三女)
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春に誘われて(上野散策-次女・四女編)

2012-03-30 13:44:33 | 日常
               
            のんびりお食事中のパンダ@上野動物園

昨日やっと春らしくなった日差しに誘われて、四女と上野に行ってきました。目的は「パンダ」と「美味しいお蕎麦」。11時半上野駅公園口で待ち合わせ、ホームから改札口まであがってビックリ!予想はしていましたが人、ひと、ヒト。改札口を出るのも大混雑!その先の信号を渡るのも大変!私は少し早く着いたので信号を渡った所の石垣に座って駅からの人の波を見ていましたが、春休みのせいかほとんど子供を連れた家族。それが途切れる事なく動物園に向かっていきます。皆さんの目的は繁殖の為中止され一昨日から再開されたパンダの公開展示(私達と同じ目的)のようです。

混雑した改札口からやっと抜け出してきた四女と相談しとりあえず動物園まで行って様子を見ることにしました。動物園入り口の見える所まで行って絶句!入り口前の広場が人で埋め尽くされチケットを買うのも大変そう。そこでパンダは諦めて東京国立博物館で開催されている「ボストン美術館展」に行くことにしました。開催されてまだ1週間ちょっと。時期的に少しすくタイミングのせいか、それなりに見学者はいましたが、ゆっくり鑑賞する事ができました。

内容は日本から流出した仏像画や絵画などの一時帰国(里帰り)で、素晴らしい物が沢山ありました。展示物をゆっくり見て博物館を出たのが2時近く。お蕎麦屋さん(池之端「藪蕎麦」)がお昼は2時までなので、さあ大変とタクシーに乗ったのは良かったのですが、運転手さんが「イヤー休日並みの混雑ですね」と驚くほどの道路の混雑!やはり皆さん春を待っていたのですね。

「藪蕎麦」に着いたのは2時ちょっと過ぎ、残念ながら美味しいお蕎麦は次回のお楽しみとなってしまいました。仕方なく昼食は不忍池ちかくのお店で済ませ、暖かな日射しのなか不忍池を散歩しながら駅にむかいました。途中の桜並木は御徒町駅に近い入り口の二本は満開にちかく咲いていましたが、それ以外ほとんどは蕾が膨らんで先がピンクに色づいた状態でした。日曜日から1週間はお花見の人達で混雑するのではないでしょうか。

並木道を通り抜け動物園近くに来たところ、3時半過ぎていたせいか今度は動物園から帰る大勢の人達に出会いました。そこでもちろん私達は動物園へ。入園待ちも無くすぐに入りパンダ舎へ。さすがにここは並んでいましたが「大人だけの人は左の列で進んでください」の係員の声。そうです、パンダ舎では展示の前は小さな子供連れ優先で柵で仕切られ、少し高くなった後ろは大人用になっているのです。ラッキー!そちらは全然待たずにパンダの前まで行く事が出来ました。写真を撮るには少し遠いですが丁度のんびりと笹を食べているパンダを良く見ることができました。

お蕎麦は残念でしたが、天気が良くのんびりと散歩したり素晴らしい美術を鑑賞でき、可愛いパンダにも会え、久し振りに気持ちの良い時間を過ごす事が出来ました。(次女)

***

あ~らビックリ!(動物園はともかく)ほとんど同じ時間帯に同じような所をウロウロしていたんですね。(三女)
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「ユベール・ロベール展」と上野散策

2012-03-30 10:27:58 | 日常
               
          ユベール・ロベール「凱旋橋(1782-83)」(絵葉書)

昨日は春の陽気に誘われて、夫と一緒に上野の国立西洋美術館で開催中の「ユベール・ロベール展」に行って来ました。上野自体本当に久しぶり、国立西洋美術館は実にウン十年ぶりです。美術館前庭に入ると、柔らかな日差しを受けて光る木々の緑とロダンの「考える人」「地獄の門」などのブロンズ像が美しい調和をなして、狭いながらも快適で贅沢な空間になっていました。

ユベール・ロベールという画家を私は今まで知らなかったのですが、1733年にパリに生まれ、1754年から1765年までローマに留学、絵画の勉強をしたそうで、今回の展示はその時代に制作した古代遺跡や大聖堂内外を描いたサンギーヌ(赤チョーク)素描が多くの部分を占めています。朽ちかけた神殿と鬱蒼と茂る木々とそこで逞しく暮らす人々の光景は、確かに興味深く魅力的ですが、私としては彼の油彩画の明るく透明感のある色調に、より心惹かれるものを感じました。個人的には(いつもこればかりで恐縮ですが)、「凱旋橋」はトゥールーズのガロンヌ川岸(※)に通じるものがあり、夫も私も最も気になる作品だったと意見が一致しました。

               
              花見の準備完了!の上野公園

西洋美術館を後に上野公園から不忍池周辺をぶらり散歩。公園は動物園に向かう親子連れ(「恋の季節が訪れたパンダ」がお目当て?)や、桜の開花を待つ人々で大賑わい、開花を待ち切れず木の下で宴会を始めているグループもいます。不忍池周辺には屋台も並び、池の淵に座ってお弁当を楽しむ親子グループや、中国雑技団のパフォーマンスを眺める人々など、春らしい長閑な光景が繰り広げられていました。

          
       池之端「藪」のすごもり     と     掻き揚げせいろ

この日のもうひとつの目的は池之端の「藪蕎麦」の昼食。ここの掻き揚げせいろを父が好きで、両親が元気だった頃時々一緒に来ていたのです。夫は「すごもり」、私は勿論「掻き揚げせいろ」、そしてお酒を1本注文。正直味は期待していたほどではなかったのですが、懐かしさで満足しました。池之端周辺の雑然とした下町の雰囲気を楽しみながら御徒町に出て山手線に乗車。上野散策も無事終了となりました。(三女)

※おまけ※
               
              ガロンヌ川風景(2011.09.07撮影)

何となく上の絵と似ていませんか?気のせい?
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本当に春到来・・・かな?

2012-03-28 17:23:57 | 日常
               
              SV家の雪柳が咲き始めました。

今日午前中は晴れて暖かい陽気となりました。天気予報では「午後から北風と雨でマタマタ寒くなる」と言っており、先程場バラバラっと雨が降りましたが、それほど冷え込んできてはいません。

SV家の庭の様子をちょっと見に行ってきたら、八重の椿は満開で終わりかけ、ボケは蕾が膨らみ間もなく満開になりそう、雪柳は花が咲き始め、、、といったところでした。これはどう見ても春の庭。さすがにもう「春到来!」宣言しても良いのではないでしょうか。本当にうんざりするほど長~い長~い寒い日々でした。

※SV家滞在中のMさん母子は、今引越し準備のため福島に帰っています。4月1日頃パパと一緒にこちらに戻ってきて、SV家から新しい住まいへの引越しとなります。いよいよ家族そろっての新しい生活のスタートですね。(三女)


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さくら祭り

2012-03-25 21:08:22 | 日常
               
            地元エイサー隊が東北応援の演舞をご披露

立春が過ぎても肌寒い日が続いていますが、そんな寒さを乗り越えて、昨日・今日と最寄駅の広場で地元商店街主催の「さくら祭り」が開催されました。

昨日は雨で寒々しかったため、昼間はずっと家でグズグズ過ごし、雨の上がった5時過ぎに駅前のスーパーに買い物に行った時には、「さくら祭り」会場のステージも出店も店じまいを始めているところでした。そして今日、ようやく晴れて暖かくなったので、お昼を食べに夫とお蕎麦屋さんに行き方々、このイベントの様子をリサーチにでかけました。

駅前ロータリーを囲むように、駄菓子屋さん、綿菓子屋さん、焼き蕎麦屋さんなど子供が喜びそうなお店と、地元のパン屋さん、八百屋さん、古本屋さん、古着屋さん、東北応援の名産店、などなど、出店がズラリ。大人も子供もロータリーに大勢集っていて、お店を覗いたり、買い物をしたり、桜の枝の無料配布に長い列を作ったり、、、。楽しそうな皆さんの様子を見ながら、とりあえずお蕎麦屋さんに行って昼食。

昼食を終えて駅前に戻ると、駅正面に設置されたステージで沖縄民謡に合わせたエイサー隊の演舞が始まっていました。幟を見ると地元のエイサー隊があるようです。知らなかったな~。じゃみ線を引きながら歌う沖縄民謡も、踊りも、太鼓も本格的。皆胸に「東北応援」のピンバッジを着けています。私達の地元と、沖縄と、東北が繋がっているようで、ジンとしてしまいました。演目が終る度に周りを取り巻く大勢の観客から大きな拍手が起きていました。

今日も夕方からは再び雲が出始め肌寒さが戻ってきました。本格的に桜を楽しむにはまだしばらく掛かりそうですが、大勢の人たちが束の間、春の日差しを楽しんだ地元の「さくら祭り」の光景でした。(三女)
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「復興のわかめ」

2012-03-24 20:48:13 | 日常
               
             春の香りがいっぱ~い!の炊き合わせ

日頃自宅栽培の大根を始め色々とお裾分けしてくれるご近所仲間から「三陸でこの春採れた‘復興のワカメ’が送られてきたけれど、食べますか?いろいろ気になるようなら‘要らない’と言って下さい」というメールがあり、「喜んでいただきます」と返事をしたところ、昨日の朝郵便受けに生わかめの入ったビニール袋が入れられていました。袋を開けてみると、新鮮な海の香りが広がってきます。

昨夜はでかける用事があったので、今夜さっそく「新わかめ、独活、菜の花、厚揚げの炊き合わせ」を作ってみました。材料を薄い醤油味の出汁でサッと煮て、上から出汁で溶いた芥子を回しかけて食べてみると、口の中に春の香りが広がって素晴らしい美味しさ!生わかめの独特な歯ごたえと味わいも格別です。

三陸の方達の万感の思いが込められて、こんなに美味しく育ったわかめ。地元生産者の「食べてもらえるだろうか」という強い不安と、食べる側につきまとう「食べて大丈夫か」という一抹の不安。こんな不安を生んでしまった原発事故は本当に罪作りです。

総体的に「食の安全」は気にかけていますが、今回いただいたわかめは、美味しく楽しくいただきました。ご馳走さま~!(三女)
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植木屋さん

2012-03-23 10:48:02 | 日常
               
             SV家の梅もようやく満開になりました。

昨日、昔馴染みの植木屋さんに我が家の植木の手入れを頼み、ついでにSV家の庭の手入れもしてもらいました。

北側の道にはみ出していた枇杷や無花果の木や、東側の垣根から溢れ出ていた雪柳が、ようやくこざっぱりと敷地内に収まり、植木屋さんも私もひと安心。大きくなった椿の陰に隠れていた梅の花も、垣根の外から見えるようになりました。

この庭もいつまでこのままで居られるのかな。無花果や枇杷は今年も実をつけるチャンスがあるのでしょうか?(三女)
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トゥールーズで銃乱射事件

2012-03-21 20:26:33 | 日常
               
            トゥールーズ市庁舎正面(2011.10.6撮影) 

「3月19日にトゥールーズのユダヤ人学校で銃乱射事件があり、男性教員と児童3人が殺害された」というニュースが入ってきました。人種差別主義者かイスラム過激派の犯行の可能性があり、無差別テロの恐れもあるとして、フランス捜査当局はトゥールーズの警戒度を最高レベルに上げたと、日本の新聞も報じています。  

インターネットでフランスのニュースサイトを見ると、犠牲者を悼んだトゥールーズの人たちがキャピトル広場に集って、悲しみと不安の表情で立ちつくす様子が写っています。広場正面の市庁舎にいつも掲げられているEU・フランス・トゥールーズの旗は、今日の映像では、夫々に黒いリボンで束ねられていました。あのばら色に輝く街が喪に服している姿は、痛々しい限りです。

フランスのニュースサイトでは、数日前にモントバンで起きた銃による殺害事件と同一犯で、すでに逮捕された?(*)とも報道されていますが、その一方で、今度はパリで爆破事件があったと、夕方の日本のテレビ・ニュースが報じていました。

なぜ21世紀の今になっても、世界のあちこちで悲劇が絶えず起きるのでしょう。自然の厳しさに打ちのめされ、いまだ立ち直り切れていない日本人としては、人間同士の傷つけあいは傲慢で余りにも愚かだとしか思えないのですが。(三女)

===
*)犯人は未だ逮捕されずに自宅のアパートに立て篭もっていて、警察が投降を呼びかけていると、今朝のニュースが伝えていました。(3/22追記)
*2)犯人は23歳の若者で、32時間の立て篭もりの後、22日昼前に警察の特殊部隊に射殺されたということです。何とも痛ましい事件でした。(3/23追記)
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何だか寒い「春分の日」

2012-03-20 17:16:37 | 日常
               
          「ママねこ」「白ちっちゃい」「ちゃいちゃい」@日向ぼっこ中

春分の日の今日は晴れ。南向きのベランダには明るい陽射しが広がり、ニャンコ達も三々五々暖かい日を浴びて寛いでいます。ベランダに通じるドアを開けていてもそんなに寒い感じはしません。

でも、騙されてはいけません!その暖かさに油断してうっかり軽装で外に出ると、外の空気は相変わらず冷たいのです。その「うっかり」を重ねた結果、一昨日から昨日にかけて今シーズン2度目の鼻風邪をひいてしまいました。息苦しい、鬱陶しい。頭がボーっとして(いつも以上に)注意力散漫。

それでも夕べ「ルル」を飲んで、昨日から今日にかけて8時間半ほど熟睡したら、今日はほぼ回復。幸い今夜の夕食時は夫もKも不在なので、思い切り手抜きをしようと、先程自由が丘にでかけて「天一」で天丼を買ってきました。日本酒と天丼、、、おいしそう!食欲も飲む意欲も衰えないのだから、まあ軽症ということですかね。(三女)

===
追記)「花粉症じゃないか?」というご意見もあるのですが、2、3日で症状が治まるので多分違うだろうと自己診断。マスクもせずに街中を歩いています。
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「汽車はふたたび故郷へ」(オタール・イオセリアーニ監督)

2012-03-17 17:10:22 | 日常
               
               「汽車はふたたび故郷へ」チラシ

昨日、岩波ホールで上映中の映画「汽車はふたたび故郷へ」を見てきました。先日「少年と自転車」の試写会に行った時にこの映画のチラシをもらい、そこに載っている主人公ニコの写真の意思的で繊細な表情と、「どんなときも、口笛をふいていこう」のキャッチコピーに心惹かれるものがあったからです。

『かつてソ連の一共和国だった頃のグルジア。牧歌的な少年時代を経て映画監督になった主人公ニコは、検閲や思想統制によって思うように映画作りが出来ないことに耐えかねて、自由を求めてフランスへと向かう。ところがフランスでも、映画に商業性を求めるプロデューサーとの闘いがあったりと、映画作りは困難の連続……。』(公式サイト・イントロダクションより)

タバコを吸い(大人も子供も!)、ウォッカを飲み、すぐに取っ組み合いのけんかをするグルジアの人たち。その一方で家族仲良く食卓を囲み、イタリア歌曲を高らかに歌い、コーラスやダンスを楽しむ人たち。作品に描かれた素朴で人間臭さに溢れたグルジアの風土は、ソ連時代の思想統制の圧力をスルリとかわす柔軟さに繋がっているようにも見えます。

そのたくましい風土の中で家族や友人に恵まれて育ったニコは、若者らしい自我の強さ・自分への正直さを映画製作にぶつけます。制作の過程で見せる妥協のなさの結果生まれる外部との軋轢、怒り。そして作品が評価されないことへの失望(映画の中でチラッと見せられるニコの作品はどう見ても‘駄作’で、評価が低いのもやむなしと思えますが、、、)。しかしニコの辛い思いは「孤独な絶望」に向かうのではなく、「ふたたび故郷へ」向かい、私達に安堵感を与えます。

人生の挫折やほろ苦さは社会体制に拘わらず存在し、それを乗り越えていく方法は個性に委ねられている。自我の芯の部分は真っ直ぐに、けれど社会との交わりの中では柔軟に、それが人生の極意だ。、、、普段の自分の暮らしとは全く異なった異国の文化・風土を興味深く眺めながら、‘人生の達人’イオセリアーニ監督の温かなメッセージを心地よく受け止めました。(三女)


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