昨日は夫と「豪華バスで行く『三島のうなぎ』と『紅葉の修善寺虹の郷』の旅」なるツアーに参加してきました。
7時40分に上野駅公園口に集合。水戸岡鋭治さんというデザイナーさんデザインの“豪華な”バスで出発です。
途中東名高速の海老名サービスエリアや沼津の道の駅に寄った後、三島の「うなぎ桜家」で昼食。
安政三年創業という「桜家」さんは、次から次に客が訪れすごい繁盛ぶり。いかにも老舗らしいシンプルなうな重でしたが、柔らかく味の濃い蒲焼と柔らかめのご飯は私の好みとはちょっと違っていました。
食事を終えた後は、バスが来るまで、お店の外の川沿いの公園で一休み。水の澄んだ美しい川に掛かった紅葉のモミジがとても綺麗でした。
三島を後にして一路修善寺へ。車があった頃にはよく訪れた懐かしの修善寺です。
皆さんはガイドさんの案内でお寺や神社、温泉街を観光するということでしたが、自由行動でも良いということだったので、私たちは修善寺で唯一日帰り入浴OKの筥湯(はこゆ)で入浴することにしました。
筥湯は「源頼家が入浴したという伝説の名湯」ということですが、アルカリ性単純温泉の素晴らしいお風呂に350円という格安で入ることができて大満足でした。(バスの集合場所を勘違いして、しばらく逆方向に行ってしまい焦ったのは、まあご愛敬ということで。)
温泉街の紅葉はほとんど枯れかかっていましたが、青空をバックにして見ると、それはそれで綺麗でした。
温泉街を出て、いよいよ「虹の郷」です。ここも私たちにとってはすごく懐かしい場所です。
ロムニー鉄道で「カナダ村」まで行くと、幼かったDちゃんがよく遊んだ広場はクリスマスモードになっていました。
「フェアリーガーデン」を通って「日本庭園」に向かう坂道は、落葉松の黄葉や楓の紅葉が陽に映えて、とっても綺麗!です。
「日本庭園」では、山茶花の大木や、道路沿いの黄葉・紅葉した木々、菖蒲ヶ池の美しい風景を楽しむことができました。
菖蒲ヶ池のすぐそばにある「夏目漱石記念館」にも初めて入ってみました。いかにも昔の日本家屋という和室二間の質素な造りに、漱石の気配を感じました。
菖蒲ヶ池の向う岸の建物前の見事なモミジを眺めた後、「菖蒲門」まで行って、記念撮影。
「伊豆の村」で温かい甘酒を飲んで小休止した後、モミジのトンネルに囲まれた階段をせっせと上って「イギリス村」に戻りました。
虹の郷駐車場から見える富士山を遠くに眺めた後バスに乗車。夕日が落ちていく景色と雄大な富士山を車窓から眺めながら、東京に向かいました。
上野駅には予定通り19時到着。当初は上野で夕食を食べて帰ろうと言っていたのですが、長旅で疲れている上に、日がとっぷり落ちて“夜”になっていたので、我が家が恋しくなり、結局家に帰って、道の駅で買った黒はんぺんやわさび漬け、帰りにも寄った海老名サービスエリアで買った鯵の素揚げと、我が家にあった野菜ときりたんぽのきりたんぽ鍋、そしてビールと雪の茅舎で、二人の「お疲れさま会」をしました。
紅葉は美しかったし、温泉にも入れたし、何より車を手放して以来行けなかった懐かしの修善寺虹の郷に行けて、疲れたけれど、彩り豊かでとても楽しい、満足の一日でした。(三女)