ストローバレイ家の介護奮闘記

90→→92歳の母を支える4姉妹の泣き笑い奮闘記・・とその後

田中一村展@東京都美術館

2024-11-23 17:26:26 | 日常
      

日にち少しが遡りますが、11月19日に、上野の東京都美術館で開催中の「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」を夫と観に行ってきました。

  

前日までの寒さが少し和らいだ上野公園は、黄葉・紅葉が始まっていて、とっても綺麗!

***
☆田中一村:『明治41年、栃木県に生まれる。
大正3年、東京に転居。翌年彫刻師の父から「米邨」の画号を与えられる。幼年期から卓越した画才を示し、神童と称される。南画を得意とした。
大正15年、東京美術学校日本画科に入学するも、二か月で退学。・・・
昭和13年、姉、妹、祖母と千葉に転居。農業をしながら制作に従事。
昭和22年、柳一村と画号を改め、《白い花》が青龍展に入選。翌年田中一村の名で同展に入選するも、自信作が落選したため辞退。・・・
昭和33年、50歳にして単身奄美大島へ移住。紬織の染色工として働き、生活費を貯めては、奄美の自然を主題とした絵に専念。
昭和52年、夕食の支度中、心不全で亡くなった。享年69歳。』(公式サイトより)

今回は絵画作品を中心にスケッチ、工芸品、資料を含めた250件を超える作品を、以下の章立てで展示しています。

○第1章:若き南画家の活躍 東京時代
○第2章:千葉時代「一村」誕生 心機一転の戦後
○第3章:己の道 奄美へ

      
<つゆ草にコオロギ>(大正10年夏)(第1章)

      
<梨花に高麗鶯>(昭和20年代)(第2章)



左:<岩上の磯鴨>(昭和34、35年)(第3章)
中:<初夏の海に赤翡翠>(昭和37年)(第3章)
右:<檳榔樹の森>(昭和48年)(第3章)

南画家時代の絵は、昔SV家母の実家にあった掛け軸のような絵も多く、懐かしさを覚えました。千葉時代の絵は、戦後の作品のせいか、明るく穏やかな色合いの、心和むものが多く、奄美時代の絵は、どれも「これぞ一村!」と思わせられる、個性と力強さに溢れた印象深い作品たちでした。

平日の昼間だというのに、来館者がすご~く多く、入場にも長い列ができ、作品自体人と人の合間から覗く感じで、ビックリしましたが、それでも絵を観終わった時には、気持ちが豊かになったようで心が落ち着き、大きな満足感が残りました。

※田中一村展は12月1日まで。11月23日以降は日時指定の予約制となっているようです。19日に行っておいて良かった!(三女)
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ボジョレヌーボー解禁

2024-11-22 20:51:08 | 日常
      

ボジョレヌーボー解禁日は毎年11月の第三木曜日で、今年は11月21日=昨日だったのですが、夫が病院の定期検診日と重なったため予約していた「やまや・碑文谷店」に受け取りに行けず、我が家は今日の「解禁」となりました。

今年のワインは「ボワ・デ・シェーヌ」 というボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー。『ボジョレー地区の中でも特にコクと深みのあるワインができる北部の39の村の、樹齢50~100年の古木で育ったブドウだけを使用。永い年月をかけて土壌から多くの養分を吸い上げ、複雑味と深みのある味わいのブドウに仕上がります』とのSNSの説明にあるとおり、ヌーボーらしい新鮮さと深い味わいを併せ持つ、本当に美味しいワインでした。

      

ワインに合わせて今夜用意したのは、ポトフ風スープ(昨日の鮭・白菜スープにジャガイモ・人参・エリンギ・ベーコン・オリーブオイルを追加)、ムール貝、テリーヌ・レタス・きゅうり・トマト、ラディッシュ・砂糖漬けオリーブ・クリームチーズ、パン。

久々のムール貝(ガーリックバターと白ワインのソース付きで冷凍したものをフライパンで蒸し焼きにするだけ!)、小豆島から送られてきていた砂糖漬けオリーブ他、全てのメニューが、ワインとよく合って最高~!

ということで、今年も美味しく楽しい、一日遅れの、ボジョレヌーボー解禁日となりました♪(三女)

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紅葉の白州・小淵沢

2024-11-08 14:12:30 | 日常
      

11月5日~6日、紅葉の秋を味わいに白州に行ってきました。参加は次女、私たち夫婦と白州在住の四女の4人。Mさん(次女夫)はボランティアの仕事で、今回は不参加でした。

5日。いつものように10:00新宿発「あずさ13号」で11時52分に小淵沢駅着、、、のはずが、電車がカーブを曲がる時にバランスをとる装置が作動しないためスピードを落として運行、ということで12時10分頃到着。こわっ!無事到着して良かった!

迎えに来てくれていた四女の車で、まずは紅葉を見ようと、赤い橋まで直行。標高が上がるにつれて木々の赤さが深まります。

        

見晴らし台のドウダンツツジも、見晴らし台から見た赤い橋と周辺の山々も、期待通りの美しさです(^_^)v

  

今年初の紅葉の景色に納得した後は、富士見のそば処「おっこと亭」でランチ。連休後なのにかなり混んでいて30分ほど待たされましたが、新蕎麦も秋野菜の天ぷらも美味しい!待った甲斐がありました。

  

「おっこと亭」隣のヨドバシカメラの駐車場の紅葉は今年も見事!

  

四女宅に向かう道の両脇は、落葉松やイチョウの黄葉に彩られていて綺麗。良い目の保養になりました。

「落葉松の秋の雨に 私の手が濡れる~(今日は雨は降ってないけれどね(^^♪)」

        

四女宅に到着し、荷物を置いて一服した後、いつも行く「蔦の湯」は火曜日定休ということで、一年前に中庭の黄葉を見に行った白州塩沢温泉「フォッサ・マグナの湯」に行って入浴。(次女は膝を痛めているのでパス。)『フォッサ・マグナの・・・地下深くの割れ目で涵養された・・・きわめて高い高アルカリ性温泉』(HPより)は、身体が温まって疲れがどんどん溶けていくような、本当に気持ちの良い温泉でした。

        

温泉から戻り夕食。まずは1976年物のドイツRHEIGAUの白ワインで乾杯!年月を経て琥珀色になったワインは素晴らしい美味しさでした。その後はスペイン産赤ワイン「王様の涙」。

        

お料理は、きゅうり・セロリ・人参・パプリカ等の酢漬け、スモークサーモン、キノコ炒め、ロマネスコ、チーズ、パンと牛すね肉のビーフシチュー。

四女が数日前から材料を取り寄せたり下準備をしたりと手間を掛けて用意してくれたお料理は、どれもピシッと味が決まって素晴らしい美味しさ!美味しいワインと美味しい料理をゆっくり楽しめて、本当に幸せ♡な夜でした。

        

6日。昨日よりは雲が晴れて、ベランダから八ヶ岳の頂きが薄っすら見えます。

朝食は、サラダ、ウィンナーソーセージ、パン、リンゴジャム、イチゴジャム、コーヒーとシャインマスカット。どれも美味しかったけれど、手作り感いっぱいのリンゴジャムが今回は特に美味しく、東京に買って帰ることにしました。

  

せっかく青空も見えているので、少し早めに家を出て、まずは白樺湖に行ってみることにしました。曲がりくねった登り道をグングン上り、白樺湖畔に到着。残念ながら雲が出てきて青空が少なく、白樺の木もイマイチ元気がなくて、ちょっと寂しい、けれど静かで心安らぐ風景でした。

      

白樺湖を後にして、たてしな自由農園で少し買い物をした後、小淵沢道の駅のお蕎麦屋さんで昼食。前日はざる蕎麦にしたので、今回は温かいお蕎麦にしてみましたが、新蕎麦はどちらにしても美味しかったです。

これで全行程終了。小淵沢駅で特急・座席券を買って、4人で休憩室でコーヒーを飲みながら小一時間おしゃべりをした後、四女とお別れし、13時52分発あずさ30号に乗車。5時前に猫たちの待つ我が家に帰ってきました。

四女さん、今回もお世話になりました。次女さん、四女さん、楽しく充実したひと時を有難うございました。(三女)
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