養源院から15分の所にある京阪電車の七条駅から出町柳へ。そこから叡山電鉄鞍馬線で鞍馬駅へ。
と書くと簡単ですが、まずお坊さんが「近くですよ」と教えてくれた七条駅が分からず、近所の人に「三十三間堂と博物館の間の道を行けば良い」と教えられ、通りに出てしばらく歩いたけどそれらしき建物も見えず、丁度、天皇・皇后両陛下が博物館においでになるための警備(帰宅後夕刊でわかりました)の準備でそこここに警視庁の腕章を着けた人達がいたので、駅の場所を聞き、やっと七条駅に着きました。
階段、階段の七条駅ではホームに行くのに迷ったけど、電車はすぐ来て、乗り継ぎの出町柳での電車もさほど待たず、紅葉シーズンは満員の電車も、ゆっくり座れました。
電車は宝ヶ池から鞍馬方面と比叡山方面に分かれます。岩倉駅の辺りは昨年の秋タクシー観光の時近くを通りました。貴船口から2駅手前の市原駅辺りから木々の間を通って行きます。紅葉シーズンはこの辺りはライトアップされそれを目当てに大勢の観光客が押し寄せます。今は紅葉はまだまだですが、少し開けた窓から気持ちの良い風が入ってきます。
鞍馬駅から少し歩き仁王門へ。そこからほどなく右手にロープウェー乗り場、左手につづら折り登り口。私は予定通りロープウェーへ。あの長い登り道もあっという間に飛び越え多宝塔駅へ。
そこから新参道のだらだら坂を気持ちの良い木漏れ日を浴びながら本殿の下の階段へ。やはり階段は楽させてくれませんでした。
本殿前の最後の階段ではさすがに息が上がり手すりにつかまりながらやっと境内へ。木陰のベンチに座り一息ついていると、爽やかな風が吹いていて疲れを癒してくれました。
境内からは青空の下に比叡山の山並みが綺麗に見えました。
金堂を参拝し今回は奥の院はパス。又ロープウェーで下り仁王門へ。 始めの予定では仁王門から駅までの間にある店で昼食にしようと思っていたのですが、駅の手前であと5分で電車が出発とわかり、電車は20分に1本なので、ゆっくりお昼を食べても乗る電車はあるのに貧乏性と言うのでしょうか、そのまま電車に乗ってしまいました。
帰りの電車も空いていてゆっくり車窓の景色を楽しめました。出町柳からは、以前来た時京都駅までバスを使ったので、今回もとりあえず駅まで行くことにしました。
京都は10月22日に時代祭があり、夜は鞍馬の火祭りがありました。また28日からは国宝などの一般公開があります。私が行った24日は、たまたまその谷間で電車、バス共に空いていて快適でした。
お腹ペコペコの私はとりあえず京都駅の伊勢丹にある喫茶店に入り、ポークと九条葱のスパゲッティ(葱がたっぷりで美味しかった)と、旅の最後のお疲れ様で、ブラウニーとアイスクリームの甘くて美味しいデザートを食べました。さて時間はもう3時近く。今回は東寺はあきらめて帰ることにしました。
2泊3日の一人旅。誰に気を遣うことなく自由に時間を使い、好きな場所に行ける。道が判らなくても聞けばすむし、 いやー癖になりそうです。(次女)