秋、紅葉の季節です。昨日から今日、四姉妹と長女夫、三女夫が白州の四女宅で、母の月命日とお炊き上げの集いをしました。
11月8日。いつものようにお昼に小淵沢の「そば処 藤亭」に集合し、天麩羅盛り合わせ、もつ煮、もり蕎麦(きのこ蕎麦が一名)を食べながら再開のご挨拶。周辺は期待に違わず、木々が美しく紅葉していて、ワクワクしてきます。昼食後さっそく紅葉見物をすることにしました。
まずは棒の道の散策。落葉松やカエデなど色とりどりの葉が本当にきれい。落ち葉を踏んで歩くのも快適です。馬に乗って散策している人たちもいました。
次に、清里のレストハウス「赤い橋」に行ってみました。レストハウスから見る向かいの山を覆う落葉松が見事ということでしたが、残念ながらここの落葉松はもう終っていました。でもレストハウスの周囲を囲っているドウダンツツジの紅葉が真っ盛りで、遠くに見える八ヶ岳の山並みと青い空とマッチして素晴らしい光景でした。期待の紅葉を堪能して納得したところで四女宅に。
今回白州に集った第一の目的は、SV家の片付けの間に出てきた両親の古い写真や日記等のお炊き上げをすることでした。四女が買っておいてくれた新しい大きな焼却炉で、SV家分の大きな紙袋3個分や、ついでに私達世代の不要になった住所録などをボンボン焼却。火の勢いに調子づいて、皆でどんどん放り込んだら、途中燃え残りが溜まって、その処理に時間を取られましたが、とにかく無事終了。古い記録は煙となって、(多分)天国の両親の元に帰っていきました。
最大の懸案事項が片付いたところで、道の駅にある「
蔦の湯」温泉へ。女湯の露天風呂は庭木の紅葉も綺麗だし、山も見えて最高です。少し温めのお湯にのんびり浸かって、すっかりリラックスしました。
温泉を楽しんだ後は、久々に月命日の大宴会です。持ち寄りのクラッカー、ブルーチーズ、オリーブ新漬け、飛騨牛角、鶏手羽燻製、鰹たたき、四女が用意してくれたおでん、蕪のサラダ、南瓜サラダ、焼きおにぎり、等々、豪華絢爛のご馳走がズラリと並びました。飲み物はビール、白ワイン、大辛口のお酒(鬼殺し)。美味しかった!お腹いっぱ~い。それにすっかり気分良く出来上がりました。
11月9日。長女夫がでかける用事があるので、長女夫婦は早朝5時半位に引き上げるというので、全員5時に起床。しっかり朝食を食べ、長女達を見送ることになりました。起きた時には暗かった外も、次第に明るみ始めて、長女たちが出発する頃には山々に朝日が射して、神々しいほどに美しい姿となりました。なんとも感動的!
早く起きたので、片付けも早い時間に終わり、NHKの朝ドラ「ごちそうさん」を見たところで、遊びに行くことにしました。まずは清里高原道路の途中にある「
黄色い橋」へ。残念ながら少し雲が掛かってきてしまいましたが、深い谷から山に続く紅葉、遠くに見える八ヶ岳と素晴らしい眺望です。三姉妹で記念写真をパチリ。
「黄色い橋」から車で20分ほど進むと、「
吐竜の滝」の駐車場に出ます。そこから滝までの片道15分ほどの遊歩道は、紅葉した木々と柔らかな落ち葉、川の流れ、ちょっとしたアップダウンを楽しめる、とても楽しいショート・ハイキング・コースです。久々にこういう道を歩いてウキウキ気分になりました。
吐竜の滝は、10メートルほどの高さから何本もの小さな水流が岩肌の苔の間を縫って流れ落ち、中々風情のある光景でした。
これだけ遊んでも時間は未だ10時半。せっかくなので、
サントリー白州蒸溜所に立ち寄ることにしました。ここは前を何度も通っていますが、入るのは私は初めてです。入り口まで行ってビックリ。手入れの行き届いた木々がいっぱいの美しい敷地が広がっています。紅葉もとても綺麗です。
工場見学の申し込みをした後、待ち時間の間に「バードサンクチュアリ」という名の庭園を20分ほど掛けて散歩。11時20分から工場見学。ウィスキーの貯蔵庫の一歩足を踏み入れると、えも言えぬ芳醇な香りに包まれました。サントリーは貯蔵樽も自社で作っているということです。
その後、天然水工場に移動して、工場の様子(今日は運転停止でした)をガラス窓越しに覗いたり、水質への拘りを説明するビデオなどを見たりして、見学コースの締めはBARでの試飲。(待ってました~!)ウィスキー「白州」を南アルプス天然水の炭酸水で割ったハイボールや水割りを楽しみました。久々のウィスキー、美味しい。運転する四女と夫は飲めないので申し訳ないみたい。
最後は敷地内のレストランでランチ。牛肉の朴葉味噌焼き・さつま芋ご飯のセット、中々美味しかったです。
そんなこんなで、白州を2時頃出発、5時前に我が家に無事帰り着きました。お炊き上げも終ったし、紅葉も十分に楽しんだし、色々な新しい体験もできたし、素晴らしく充実した2日間でした。四女さん、皆さん、楽しい時間を有難う。(三女)