5月17日(金)~19(日)と北海道に行ってきました。今回はテーマのある旅「タウシュベツ川橋梁」と「摩周湖 雲海&星空」ツアーです。
以前テレビでタウシュベツ川橋梁を見て、いつか行きたいと思っていました。この橋梁を見るツアーは他の色々な観光地との組み合わせがあるのですが、私の日程の都合で今回のツアーになりました。
このツアーは飛行機使用以外は無いので私1人の参加です(飛行機嫌いの夫はパス)。
帯広空港から広い高原をバス移動。ナイタイ高原牧場は日本一広い公共牧場で、なだらかな草原のそこここに白黒模様の牛達がのんびりと過ごしていました。写真は視界が広すぎてほんの一部ですがレストハウスからの景色です。
土曜日は朝5時出発。北海道の道東は朝4時前に日の出。外が明るいと早起きも苦になりません。
中に入るには許可が必要という林道途中までバスで行き、バスを降りてからは、雨の多い年は流木が流れ着くけれど環境保護のためやたらに退けられない、けれど何となく通り道ができている元線路跡を歩き、河石ゴロゴロの橋梁を見ることが出来る河原?に出ました。
タウシュベツ川橋梁は国鉄士幌線(帯広から音更、士幌を経由し上士幌町十勝三股駅が終点)のために架けられた鉄道橋で、以前は切り出した豊富な森林資源をこの橋の上を通ってトロッコ列車が運んでいました。
1955年タウシュベツ川を含む十勝川水系音更川に発電用のダムが建設されダム湖「糠平湖」ができ、士幌線はそれを避けて新しい線路をひきましたが、残された橋梁は雪解け水で湖の水位があがる夏には水没してしまいます。長い歳月の間に風化が進み いつまでこの姿を保っていられるかわからないとの話でした。
橋梁の下まで降りて行けましたが、私は残念ながらいつ膝が裏切るかわからないので、上からの観察でした。

橋梁の手前 橋の入口

廃線跡。この横の山は熊の住みかだそうです。

残された駅
タウシュベツ川橋梁見学の後宿に帰り、朝食を取り少し休んで、9時出発で次の観光地「オンネトー(見る角度により色が変わる別名五色沼)」へ。
何時かは忘れましたが以前来たときは木製の見学デッキなど無かったと思うのですが、沼に突きだしたかなり広いデッキが出来ていました。天気が良かったこともあり、素晴らしい水の色を見ることができました。写真のうしろの山は左側が雌阿寒岳、右側が阿寒富士です。
次は阿寒湖です。
ここは昔両親と旅行した時、遊覧船で「チュウルイ島」へ渡り、まりもの出来る過程を見たり、ワカサギの天ぷらを食べたような記憶があったのですが、今回同じ島ですが建物の感じや展示の素っ気なさに「???」でした。
予定表には遊覧船でぐるっと湖を周遊とあったのに、時間がもったいないからとジェット船で一直線!そんなに急ぐ行程でもないのに、、、。湖畔のレストランで昼食に食べたワカサギの天ぷらはとても美味しかったです。
湖畔に戻りまだ時間があるので散策路をゆっくり散歩。地底からポコポコ泥が沸き上がっている場所など見て歩きました。
遊覧船をはしょったせいか屈斜路プリンスホテルに早く到着。皆さんは湖畔を散歩したりしていましたが、夜、星空観賞に行く予定なので、私は部屋でのんびりと過ごしました。このホテルは以前夫とツアーで来た時昼食を取った所で、その時は食後に湖畔を散歩しました。
この地方は1週間前位から桜が咲き始め、あちこちで綺麗に咲く桜を見ることができました。
今回のツアーの目標「摩周湖」は、夜も朝も霧の中、残念!!
夜はホテルを出た時は明るい満月に近い月齢で、星はあまり見えないかもしれないけど 月の角度から湖面に映る綺麗な月が見られるかも、と言う期待をのせたバスが、もうすぐ展望台というあたりから霧が流れてきて、風が強いので月も出たり霞んだり。星は一瞬霧が流れて北斗七星がみえただけ。
下の畑の中で周りにあまり光がない場所でもう一度チャレンジしましょうとホテルの近くまで降りて来ましたが、今度は月が明るすぎ、薄曇りで結局幾つかの1等星を見ることができただけでした。
次の朝は快晴。これは綺麗な雲海が見られると思ったのですが、摩周岳の上にはしっかりと大きな雲の塊が。諦めつつもバスを進めると霧がどんどん降りて来てバスもすっぽり霧の中。展望台も霧の中。摩周湖は4回目ですが これほどの霧は初めてでした。とにかく2メートル先の人も霞む位。そのうち髪の毛も塩ミストでしっとり。
諦めて山を降りるとホテル近くは晴天。これは摩周湖が「また来てください」と言っているという事だそうです。というわけで今回は摩周湖の写真はありません。
摩周湖から戻り朝食をたべ、最後の観光地・東藻琴の芝桜公園へ。途中昼食を取るため天都山の流氷館へ。リニューアルしたのか以前より立派な建物でした。
食後三階の展望台に出ると360度ぐるっと景色を見ることができます。上の写真は霞んでいますが知床半島の山々です。あと網走湖なども眼下にみることができました。
天都山を後に、東藻琴の芝桜公園へ。ここも以前来たことがありますが、今回花は満開で綺麗ですが以前より花が無く斑になっている場所があちこちにあり、ちょっと残念。でも青空をバックにピンクの花が綺麗でした。
これで今回のツアー観光はおしまいです。三つのツアー目標が1勝2敗だったのは残念でしたが、1人参加のツアーで男性7人女性15人の旅なれた参加者。お喋りも自然にしたり、無理に仲良くならずとも良いし気楽でした。
お天気も良く日中は半袖で良いくらい。一番の目的タウシュベツ川橋梁を間近に見ることが出来たので満足できる旅でした。欲を言えば次は半分水に隠れた橋梁を見に行きたいですね。

(次女)