ストローバレイ家の介護奮闘記

90→→92歳の母を支える4姉妹の泣き笑い奮闘記・・とその後

トゥールーズ3~4日目

2014-09-30 17:05:58 | 日常
           

9月30日、トゥールーズ滞在3日目。昼は1人でガロンヌ川沿いを散歩したり、アセザ館の横のカフェでラザニアと白ワインのランチを済ませたり、ついでにアセザ館の中に入って美術作品を眺めたりとのんびり過ごしました。いつも行くブティック「64」でY子一家のお揃いの長袖Tシャツも買いました。

夕方はMさん夫妻を「L'Assiette Japon」という美味しい和食屋さんに招待するつもりで予約をしていたのですが、シェフが怪我をしたので臨時休業という連絡が入り、やむなくキャピトル広場のブラッスリーで夕食となりました。

なぜかこの期間世界からユニフォームを着たお年寄りの団体が大勢押しかけてきていて、私たちが行ったブラッスリーも満杯。賑やかだし、ボーイさんの手は廻らないし、料理はまあまあでしたが、なんだか疲れる時間となってしまいました。

なお、3日目はカメラのバッテリー切れのため、ほとんど写真が撮れませんでした。

  

10月1日。トゥールーズ滞在最後の日です。この日ようやく仕事から解放された夫と一緒に、植物公園に散歩に行きました。この日は天気が良かったせいか、子供連れが多く、メリーゴーランドも廻っていました。好天に誘われたのか、カルガモの子供連れもいました。いつもと違ったエリアに行ってみたら、サンテグジュペリの銅像が建っていました。

           

植物公園を抜けて夫の言う「南のマルシェ」に行って見ました。市場の前の八百屋さんにはセップ茸やジロール茸がいっぱい!秋ですね。

        

前々から気になっていたマルシェの周囲にあるカフェ・レストランのひとつ「Chez Jeanatte」に入ってみました。ここはマルシェで売っている牡蠣をそのまま調理してくれるので、とても新鮮な牡蠣が食べられます。牡蠣と白ワインを楽しんで、満足満足。

        

夜はジャックさんのご招待で、Mさんご夫妻と一緒にジャックさん宅にお邪魔しました。

朝のうちは雨が降ったりしていたのですが夕方に晴れて、本来の美しいトゥールーズの空が戻ってきていました。ジャックさんの猫ちゃん、キャラメル君もタイガー君もゆったりと気持ち良さそうに寛いでいます。

        

テラスでディナー。ジャックさんと2人の息子と、Mさん夫妻と私たち夫婦の、総勢7名の賑やかな食事。サーモンマリネ、たっぷり茸、そしてハイライトは、ラム脛肉のロースト。どれも素晴らしい美味しさですが、とりわけラム・ローストは焼き加減が絶妙で絶品でした。本当にジャックさんは料理が上手!

そのジャックさんが今年5月に長年の夢だった大型ボートを買ったというので、大型ボートの先輩Mさんご夫妻と思い切り話が弾んでいました。バカンスにはボートを楽しむ環境っていうのは、なかなか日本では望めませんよね。いつか両方のボートに乗せて貰う機会があると良いな。

こうして、トゥールーズ最後の夜は美味しく楽しく深けていきました。いよいよ?明日(10月2日)からはパリです!(三女)
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トゥールーズ二日目

2014-09-30 17:05:58 | 日常
           

トゥールーズはワルシャワと比べるとかなり温度が高く、今はティーシャツに何か軽いものを羽織る程度が丁度良い気温でしが、何となくジメジメしていて、どちらかというと日本の梅雨のような感じです。それでも植物園に続く木立は黄葉し始めていて、秋の訪れを感じさせます。

  

懐かしの植物園。噴水の周りの植え込み花壇は秋色の花たちがいっぱい。芝生の上では、鴨や鳩や鶏が思い思いに寛いでいます。コックさんの銅像も相変わらずにこやかでした。

        

私の好きだったサンテティエンヌ教会。少し薄汚れてうらぶれた感じがします。余り手入れをしていないのかな?いつも流れていた賛美歌の音も無く、ちょっと残念。

        

街をぶらぶらして、メッツ通りとアルザス通りの角にある前々から気になっていた和食カフェ「Yoshi」に入ってみました。テイクアウトしてもそこで食べても良い寿司弁当と朝日ビールをその場で試食。ふむ~、イマイチ、イマニと言ったところでしょうか。現地の人と思われる人たちで席は結構いっぱいに埋まっていて、観察してみると少量のお寿司と沢山のサラダを食べている人がほとんどでした。多分低カロリー食として時々食べる、といった感じなのでしょう。

あとは、3年前私たちが暮していアパートの近くのシャンジ通りを歩いて、クレープの屋台のおじさんの健在振りを眺めたり、ウィンドウショッピングをしたり。今トゥールーズは秋物の服がセール中です。

        

夜は仕事から帰ってきた夫と一緒に、メトロ・ジャンジョレス近く、ストラスブルグ通り沿いにあるメゾンドカスレへ。地元のワインとしっかりしたカスレとデザート(夫:パンナコッタ・オレンジソース、私:ピスタチオ・アイスクリームとフランボワーズのシャーベット)でカロリーいっぱいのトゥールーズのディナーを満喫しました。(三女)
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トゥールーズ初日

2014-09-29 17:18:06 | 日常
           

トゥールーズ初日。天気は曇り。3年前の今頃はいつも輝く秋晴れでしたが、やはり世界中に異常気象が起きているのでしょうか。

  

それでもキャピトル広場の賑わいは今までと変わりません。現地の若者や沢山の観光客が集い、何かの催し物のテントが出たり、オルゴール弾きのおじいさんがいたり。お祭好きの雰囲気は健在です。

ひとあたり町の様子をチェックした後、バーでビールを飲んで、ホテルに戻り、昼寝。

  

夜はアメリカ人のMさんご夫妻と、ガロンヌ川沿いにあるレストラン「ボザール」でディナー。牡蠣の前菜、メインは私はラム・ステーキ、夫は魚介の盛り合わせ、デザートはサバラン。季節が少し早すぎるのか待望の牡蠣は小ぶりでイマイチ、サバランはラム酒が多すぎ、など多少の問題はありましたが、感じの良いMさんご夫妻と共に、美味しいワインと共にフランス料理を堪能できてハッピーでした。

          

食事が終った時にはすっかり夜。ガロンヌ川に架かるポンヌフ橋から眺める景色がとても綺麗です。天気がよければもっとゆっくり眺めていたかったけれど、雨なのが残念。明日以降に期待しましょう(?)(三女)
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ポーランドからフランス・トゥールーズへ

2014-09-29 00:10:45 | 日常
           

9月27日。朝8時45分にキエルツェのホテルを出発。バスでカジェニア?という名前の石灰岩鉱山に行きました。

  

入り口でヘルメットを被り、19世紀~20世紀始めの採石場見学です。

  

狭い穴に入って、色々な石の様子を見て歩きました。私には「すごい!」としか言いようがありませんが、他の皆さんには多分学問上の興味深い発見があったことと思います。

これでポーランドでの行事は全て終了。想像していた以上に近代化されていて、人々は穏やかでフレンドリー、全体に清潔で落ち着きと秩序のある国との印象が残りました。

今年アンジェイ・ワイダー監督の映画「ワレサ」を見て強い印象を受けていた私としては、ワレサが出現した状況や「連帯」が生まれた町の様子を見られなかったのは残念でしたが、凡その「ポーランドの歩き方」が分かったので、次の機会があれば自力で行って見たいと思います。

        

バスは他の参加者の飛行機の時間に合わせ、ワルシャワ・ショパン空港に12時半頃に到着。私たちのアムステルダム行きの便出発まで5時間近くあったので、空港内のビアホールで一休み。ポーランドに来て以来始めてのビールが美味しかった~!

5時25分にワルシャワを飛び立って、アムステルダム経由でトゥールーズに夜10時に無事到着。
さようなら、ポーランド。色々とお世話になりました。素敵な思い出を有難う。
こんにちは、トゥールーズ。お久し振りです。しばらくの間、よろしく~。(三女)

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ポーランドの旅(5)キエルツェへの一泊旅行

2014-09-28 16:35:34 | 日常
           

9月26日。今回の会議の主催者が、ワルシャワからバスで3時間ほど南に下るキエルツェという町に向かっての一泊旅行を企画してくれて、私達もそれに乗っかることにしました。日本人にとって、キエルツェとは馴染みのない名前ですが、ポーランドの人にとっては、周辺に沢山見せたい場所があるようです。

           

まずは、ジャスキニア・ラジというネアンデルタール人の時代の洞窟へ。中は撮影禁止でこれといった映像が無いのですが、色々な姿を見せて続く鍾乳洞は中々面白かったです。地質などに興味のある夫の仲間達には更に興味深いところだったと思います。

  

古いお城がレストランになっている所でランチ。城主様(本物の領主)が祝砲を上げてお出迎えしてくれるという趣向です。建物の外は美しい庭が広がり、乗馬もできます。建物の中もいかにも伝統のありそうな飾り付け。

  

サーモンとバジルの前菜、オニオンスープ、牛肉ソテーのランチは、素材の味を生かした薄味ですが、どれもとても美味しかったです。このご馳走で飲み物がジュースというのがとても残念!

           

デザートは焼きリンゴ・アイスクリーム添え。この地方はリンゴの産地だそうで、これも絶品でした。

  

お城の外には可愛い動物が沢山います。まずはニャンコ。自由ですね~。賢そうな目をしたふくろうは訓練中でした。池の向こうには白鳥や黒鳥や鴨がのんびり寛いでいます。

        

お城を後にして、次に行ったのは中世の町チェンシニー。城壁を遠くに見たり、インフォメーションセンターになっている古い建物の中で、当時の建設物の説明を聴いたり。

        

ユダヤ教の教会・シナゴーグ跡とカソリック教会。元は沢山のユダヤ人が住む街でしたが、第二次大戦で強制移住されて今はほとんどユダヤ人は居ないため、今やシナゴーグは閉じたままになっているとのことです。

           

古い町を見た後は、ジオパークへ。時間が遅くて外の様子は見られませんでしたが、館内の展示は充実している上に、3次元の映像を見せるシアターなど、最新技術を使ったショウがあって中々楽しく、子供達が楽しみながら学ぶ場となっているようでした。

  

一旦キエルツェのホテルに寄って荷物を降ろし、夜のキエルツェ街内へ。静かで穏やかな町並みに街灯が輝きとても美しい街です。この町のシンボルは猪だそうで猪の石像もありました。歴史のありそうな教会には町の人が沢山訪れて、ミサの始まるのを待っていました。

  

街中央の繁華街。ここだけはネオンに彩られた噴水が上がったり、ホテルやビアレストランなどが並ぶ賑やな場所です。その中の一軒のビアレストランで私達も夕食。ビアレストランで、料理はビールのおつまみ系がいっぱいなのに、なぜかワインしか注文されていないのが残念。今回のコーディネーターさんはお酒に興味がないみたい、、、。でも美味しい料理とワインを十分に堪能しました。(三女)
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ポーランドの旅(4)ワルシャワ最後の一日

2014-09-26 05:50:28 | 日常
           

毎日忙しく過ごしていたら、夕べあたりから喉が痛くて風邪気分に陥りました。でも今日がワルシャワ近郊滞在最後の日なので、遣り残しのないようにもう一頑張りしましょう、ということで、またバスで1時間掛けてワルシャワの街へ。

           

やりたかったことのひとつは琥珀のアクセサリーを買うこと。ポーランドは琥珀の生産で有名で、旧市街には琥珀の店がズラリと並んでいます。昨日は旧市街に入ってから全くフリータイムがなく買えなかったので、(余り高すぎなければ)今日は是非とも買おうと決意。旧市街の入り口にあるScubertという店を覗いたら、イメージにピッタリの繊細で美しいペンダントを見つけました。決して安くはありませんが、まあ納得の値段。綺麗でしょう!

        

次にやりたかったのは、ワルシャワ歴史博物館で記録映画を見ること。初日に行った時「ヴァカンスで休館」と言ったように思ったのですが、改造中で展示は休止、映画上映はやるということでした。

上映まで30分ほど有るので、広場で開かれている市をぶらぶらしながら眺めて、手書きの水彩画を記念に一枚買い求めました。絵葉書みたいな絵ですが、まあまあですね。

           

12時に歴史博物館に戻って、ワルシャワの歴史の記録映画を視聴。戦前の豊かさと平和を楽しむ人々の笑顔がいっぱいの幸せそうな姿が映し出された後、第二次大戦初期にナチスが侵攻して状況が一変。力ずくで人々をゲットーに押し込めるナチス軍の出現に人々の戸惑いの表情が映し出されます。

その後市民が立ち上がりナチスへの激しい抵抗を見せますが、あえなく敗れると、ナチスは制裁と称して市街のあちこちにダイナマイトをしかけ、建物や街そのものを破壊しつくす状況も記録として映像に残されています。やがてソ連軍の侵攻によってナチスは敗北、撤退。すると、市民たちが次々に戻ってきて、廃墟と化した町の瓦礫を皆で力を合わせて片付け、やがて今私たちがいる景色そのものを取り戻す、というところで映画は終了。

今目の前にある建物や町並みと同じものが、かつて焼かれ破壊しつくされたのだということがリアルに伝わってくる、辛くて重い、でも本当に貴重な映像でした。

        

最後にやりたかったことは、A.Blikleというスイーツ店で、ポーランド名産のポンチキというお菓子を食べること。今日は夜はコンファレンス・ディナーだというので、昼は軽めにポンチキで済まそうという計画です。中にバラのジャムの入ったドーナッツのようなお菓子は意外に素朴ですが、美味しくてぺロリと食べてしまいました。

これでやるべきことは全て終了!今までより一本早いバスでドミトリーに戻りました。

        

夜のコンファレンス・ディナーは、少し離れたところにあるZalewajkaというレストランにバスで移動。私は夫と離れて、U先生やギリシャ、ルーマニアの研究者の席に着席。色々と興味深い話が聴けて、とても楽しかったです。

  

料理は、素晴らしい前菜、実だくさんのスープ、メインは魚か肉を選べて私は魚をチョイス。カジキのような淡白な魚は癖のない味付けでとても美味しかったです。そしてワインやビールも飲み放題。途中でルーマニアの人が持ってきた65度という強いお酒まで廻ってきて、飲むほうも食べるほうも十二分に堪能しました。(三女)
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ポーランドの旅(3)エクスカーション

2014-09-25 05:16:13 | 日常
           

夫達の会議も一段落して、今日はバスのワルシャワ市内エクスカーションを主催者が用意してくれました。缶詰になって発表・議論をしていた皆さんは、ようやく街に出られると、いそいそした雰囲気の中、バスは10時に出発!

        

最初の目的地はなんとショパン博物館。私は昨日十分に堪能したのでパスして、ワルシャワの東に流れるヴィスワ川の川辺に行ってみました。

元々水を眺めるのが好きだし、川辺にあるもうひとつの人魚像を見てみたかったこともあって、期待して行ったのですが、何と川辺は工事中。人魚もフェンスに囲まれていました。ガッカリ。

  

バスは1時にショパン博物館前を出発。旧市街に向かいました。今日は晴れていて、青空の下歴史ある建物も一段と映えています。好天気に誘われてオルゴール弾きや馬車も出て、観光気分を盛り上げていました。

  

旧市街地にあるBelliniというレストランでランチ。前菜はピエロギ。一昨日食べたのはほうれん草のピエロギでしたが、今回は正統派のひき肉・キャベツで、より一層餃子に近い味でした。メインは鶏肉ソテー・ポテトとグリーンサラダ添え。こちらはほとんど昨日食べたランチと同じ感じ。美味しかったですが、どうも被ってしまうのが残念。デザートはレモン・ムースでした。ワインは一杯はランチについているのですが、お代わりは有料。せっかくのご馳走なので12zlを払ってお代わりをしたのは言うまでもありません。

        

ランチの後買い物をする時間があるかと思っていたら、新しいガイドさんが来てすぐに出発するとのこと。時間配分に問題あり、という声が私の周辺から上がりましたが、それはそれとして、、、。旧市街の北、新市街地にあるキュリー夫人の生家や、洗礼者ヨハネ大聖堂など、興味深い建物を見ることができました。

        

さらに、第二次世界大戦末期にナチス・ドイツに抵抗して戦って、結果町が壊滅的打撃を受けた歴史を記念する「ワルシャワ蜂起記念碑」も見ましたが、地下水道の悲劇などを想起させるモニュメントには心を締め付けられるような悲しさ・辛さを感じました。

  

バスに戻って一路南に下り、ワジェンキ公園へ。ヨーロッパで最も美しい公園のひとつ、ということですが、小川があって紅葉した木々に木漏れ日が射す光景は本当に綺麗。ワジェンキ宮殿の前庭には数羽の孔雀が寛いでいました。

        

ワジェンキ宮殿は18世紀にポーランド最後の王スタニスワフ・アウグスト・ポニャトフスキが夏に過ごす離宮として建てられたもので、川の脇にあることから別名「水上宮殿」とも呼ばれているそうです。金色と白を基調にした美しい室内には沢山の美術品が展示され、窓からは川と紅葉した木々、端が一望できてとても豊かで贅沢な環境。ガイドさんが「ここはあらゆる苦痛から解放される場所として作られた」と言っていましたが、そういう意図がよく現れている造りでした。

   

最後の訪問場所は、ヴィラヌフ宮殿です。こちらは17世紀末に当時の王ヤン3世ソビエスキが建てた夏の離宮。こちらも建物も中庭も美しく、見る価値のある所でしたが、沢山歩いた最後の工程のため、私も含め皆さん少しバテ気味。7時ごろにバスに乗車した時には日も落ちて、皆の口からは「良い運動になったね」という感想しか出てきませんでした。

そうこうしながら、エクスカーションは無事終了。ワルシャワの中で単独行動ではいけないけれど行ってみたかった場所をほぼクリアして、どれも期待を裏切らない場所だったので、私としてはとても満足。好天気にも恵まれ、良い一日でした。(三女)
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ポーランドの旅(2)

2014-09-24 05:01:57 | 日常
        

今日は昨日の経験・調査を踏まえて、行きたいところと効率の良いルートを研究。満を持して出かけました。

まずはドミトリーからワルシャワ中央駅へ。そこから市内バスを使ってショパン博物館へ。そこに行くバスのバス停にたどり着くのがこの街では中々難しいのですが、今日もスタート時は夫の同僚の奥様とお嬢さんが一緒だったので、3人で知恵を出し合って何とか無事に該当のバスに乗り目的地に行き着くことができました。

旧市街に行く入り口に位置したところにあるショパン博物館は、ショパンや家族の肖像画、ショパン直筆の譜面、彼が使ったピアノなどが展示されていたり、ショパンの音楽を1人ひとりがヘッドフォーンを使って聴けるコーナーがあったりと、ショパンを好きな人にはとても心惹かれる場所だと思います。私もヘッドフォーンで聴ける場所で聞いてみたら、なんと流れてきたのは「葬送行進曲」で、ちょっとビックリ。でも1人でじっくり聴くと中々味わいのある曲でした。ご一緒した二人とはここでお別れ。

  

ショパン博物館を出た後は、旧市街に向かう新世界通り(Nawy swiat)、クラクフ城外通り(krakowskie Przedmiescie)を北上。

聖十字架教会の前にあるボタンを押すとショパンの曲が流れるベンチも昨日は見ただけでしたが、今日はボタンを押してみると、「分かれの曲」が流れました。

通りには大統領官邸や教会もある一方で、カフェや土産物屋さんも並んでいます。土産物屋も入ってみました。木彫りの人形や可愛い模様の陶器などが並んでいて中々楽しいのですが、結局買うには至りませんでした。

  

歴史ある建物に囲まれた旧市街広場は、中央に人魚の像があります。コペンハーゲンの儚げな乙女のイメージの人魚と違って、ポーランドの人魚はなぜか左手に盾、右手に件を持つ勇ましい姿。ワルシャワ市の紋章にもなっています。

今日の目的のひとつはワルシャワ歴史博物館の見学だったのですが、残念ながら「ヴァカンスで休館」とのことでした。

  

クラクフ通りを南に戻った途中のバティダ(Batida)というケーキ屋さんでランチ。ここはフランス菓子が美味しいお店ですが、ランチも中々の味。ドミトリーの食事に飽きてしまい、ランチは美味しいものを食べると決めたので、バルシチ(いわゆるボルシチですね!)と鶏ソテー(チーズ・パイナップルのトッピング)・ニョッキ添えのランチセットに、ケーキも注文して、完璧なフルコースをゆっくり味わって、身も心も温まりました。(今日は雨と風でとても寒々しい日でした。)

  

バティダの前の通りを西に行くと、サスキ公園に出ます。公園の東側には無名戦士の墓があって、点された炎を護るように衛兵が直立不動で立っていました。

墓を通り過ぎると美しい花に囲まれた噴水があります。竜?の口から凄い勢いで豊富な水が吹き出ていて、その迫力に圧倒されました。公園は鬱蒼とした木々が色付いて秋の装い。雨に濡れた景色も綺麗だけれど、木漏れ日の差す景色も見てみたい気がしました。

こうしてワルシャワ市内巡りはほぼ予定通り終了。我ながら納得の観光コースでした。

           

ドミトリーでは、今夜は夕食後に若手音楽家のコンサートがありました。モーツアルトの“Dissonance”と、フィリップ・グラスという人の“MISHIMA”という作品。日本人ゲストへのサービスだったのかどうか分かりませんが、“MISHIMA”という作品は、三島由紀夫へのオマージュらしいのですが、聴いていて居心地の悪さを感じました。

それはそれとして、今日は午前中にショパン、夜にはモーツアルトに触れて、心豊かな一日となりました。(三女)
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ポーランドの旅(1)

2014-09-23 04:41:22 | 日常
           

9月21日に東京を発って、現在ポーランドのワルシャワ近郊に来ています。当初は20日の夜出発予定でしたが、エアフランスのパイロットのストライキにぶつかって予定の飛行機が飛ばず、急遽21日昼出発のアエロフロートでモスクワを経由して21日夕方にワルシャワに着きました。

モスクワ経由は東京からワルシャワに行くのに最短距離。機内の時間は東京→モスクワが9時間、モスクワ→ワルシャワが2時間、トータルで11時間と比較的楽な行程です。それでも久々の長旅は疲れました。

宿泊施設は夫達の会議が開催される会場と同じ場所で、鬱蒼とした林の中にあるドミトリー。ワルシャワの町に出るのには、タクシーか1時間に1本出るバスを使うしかありません。

  

今日はポーランドが祝日のため、バス代がただだということだったので、夫の仕事仲間の奥様とお嬢さんと一緒に、バスで片道1時間かけてワルシャワのセンター駅まで行って見ました。

駅は近代化されたショッピングセンターと隣接していて、そのすぐ先には文化科学宮殿の立派な建物が見えます。全体に駅周辺は高いビルが立ち並び、驚くほど近代化されていて、イメージとはかなり違いました。

ショッピングセンター内の両替屋で100ユーロを現地のお金に両替。ポーランドのお金の単位はズウォティ。1€は4.12zlでした。一緒に行動していたお2人とはここでとりあえず解散。

その後、明日以降のためにバスのチケットを駅構内のキオスクで購入。ワルシャワ⇔Chopinaはゾーン2のため高く1枚7ズウォティ(90分有効)。


        

必要な事務手続きを終えたところで、町全体の位置関係を把握しようと、地図を片手に旧市街方向に向かってひたすらウォーキング。大きな通りは横断歩道がなく、地下道を通って渡るようになっているため、方向感覚がおかしくなって、90度違った方向にしばらく歩いてしまうというハプニングもありましたが、途中で地図を確認していると親切な紳士が今いる位置を教えてくれて、何とか修正することができました。

こうして旧市街地に向かうNowy Swiat(新世界通り)に出て、しばらく行くと聖十字架教会(Kosciot Sw.Krzya)があります。ショパンの心臓がこの教会の柱のひとつに埋められているそうですが、どの柱かよく分かりませんでした。次のチャンスにもう一度確かめたいと思います。いずれにしても、外も中も荘厳で美しい教会でした。

  

教会の近くにはワルシャワ大学があったり、コペルニクス像がポーランド科学アカデミーの前にあったりと、アカデミックな雰囲気もあります。

           

ランチはこの通りにある軽食屋で気になっていた料理のひとつ、ピエロギを食べてみました。ピエロギは餃子に似た料理ですが、中身がいくつかの中から選べます。野菜不足の気分だったのでほうれん草とチーズを選んだのですが、半分ほどで飽きて来ました。肉とキャベツの方が良かったかな。

           

今日は祝日のせいか、地下鉄に通じる広場でフリーマーケットをやっていましたが、規模が小さくてとてもささやか。今日見た限り、全体としてポーランドの人たちは穏やかで大人しい印象でした。

夕方5時過ぎに同行者2人と再び落ち合って、バスでドミトリーに戻りました。あ~、よく歩いた!面白かったけれど、くたびれた。(三女)
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秋のなでしこ会@自由ヶ丘「えん」

2014-09-18 10:01:30 | 日常
           

猛烈な暑さも去ってようやく気持ちの良い季節到来。昨日は高校時代の友人がいつもの場所、自由ヶ丘「えん」で飲み会をしました。このところ連続2回不参加だったTCさんも一年振りの参加で、「なでしこ会」メンバー4人全員集合。話は一層弾みます。

TCさんは孫の世話や息子さんの結婚など、忙しかったこともあるけれど、何より左肩が50肩?60肩?で痛くて、出てくる気になれなかったとのこと。私達も色々と不具合が出てくる年齢です。

「えん」はお料理も結構美味しいし、美味しいお酒も置いてあるし、店員も感じが良いし、何より駅から徒歩1分の地の利のせいか、昨夜もとても賑わっていました。

突き出しの「もちもち豆腐」を始め、鰹と茗荷の芥子醤油和え、加賀蓮根のフルーツ黄身酢和え、ぼんじり・肩小肉の盛り合わせ、ほうれん草・春菊の胡麻ナッツ和え、野菜のかぶりつき、メロの煮付けと、多彩な肴をつまみに、生ビールとお酒(一白水成があった!)を楽しみました。

話題は家族のこと、愛犬・愛猫のこと、健康のこと、お墓のこと、旅行のこと、グルメ情報など、色々。今回はTYさんの家の10歳になるワンちゃんが食欲不振だとすごく心配していました。犬や猫を飼っていると、喜びも沢山貰うけれど、心配事も尽きないですよね。(我が家のチャイチャイも先日病院でダメになった右奥歯3本を抜歯されて、一時期落ち込んでいました。今は元気回復していますが。)

最後にデザートのミルク抹茶の白玉ぜんざいも食べて、9時過ぎに解散。良く食べ良くしゃべって満足でした!(三女)
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