白州から見た八ヶ岳
四女が白州の自宅の模様替えに行くと言うので、一応「お手伝い」の名目で同行しました。行きの車中では、今回の大災害への嘆き、原発事故への不安、被災者の方たちに私たちはどんな支援ができるか、など、このところず~っと胸にわだかまっていたことを互いに話し続けていましたが、談合坂を過ぎた辺りから山々が見えてくると、その余りの美しさに感動。それ以降は景色の美しさに話が移っていきました。
途中、前回皆で行った時に寄った「藤亭」で昼食。
金精軒で信玄餅とドラ焼き、
七賢でお酒と鮭の粕漬けを買って、四女宅へ。2階のスペースに畳が入って、素敵な和の空間になっていました。
ドラ焼きを食べながら一息ついていると大工さんと植木屋さんが手伝いに来てくれて、男手の2人と四女は重い荷物をせっせと2階や地下に移動して、1階のリビングにベッドつき書斎風の空間も出来上がりました。その間私は掃除機をかけて「お手伝い」をしたつもり、、、。
模様替えの大枠が済んだところで猫餌、電池、その他の買い物をした後、今日は楽をしようと予約していた小淵沢の友人経営のペンションへ。客は私たち二人だけだったので、オーナー夫妻も一緒に食事をしながらおしゃべり。やはり話題は災害のこと、原発のこと、私たちに何ができるかということ。けれど、ワインやお酒が入ると、オーナーシェフが替え歌を聞かせてくれたりして、久々に大笑い。涙を流して笑ったのって本当に久し振り。束の間でも胸のつかえが溶けていくようでした。
小深沢遊歩道
朝6時ごろ鳥の囀りで目覚め。朝食前時間があるので散歩をすることに。朝の透明な空気の中、ペンションのすぐ前から始まる小深沢遊歩道を沢沿いに枯れ草を踏みしめて歩く気持ちよさ。
小淵沢から見た甲斐駒ケ岳
広い道に出ると、前に八ヶ岳、後ろに甲斐駒ケ岳を見晴らす素晴らしい景色。すっかり満足して宿に戻ると美味しいパンとコーヒーの香りが待っています。とてもリラックスした良い時間を過ごすことができました。
ペンションを後にして、四女宅に戻って(四女が)後片付けをし終えて帰宅の途へ。途中、「道の駅」で常時流れ出ている湧き水をペットボトルなどに汲ませてもらったり、野菜やお米少々を買ったりして、何だかとても豊かな気持ちに。更に、談合坂SAでは恒例のほうとうを食べ、名物「もつ煮」をお土産に買って、すっかり納得。(本来の目的「お手伝い」は果たしたんだったっけ?)
談合坂SAで小休止中の災害派遣の自衛隊さんたち
SAで「もつ煮」を買っている時に、若い自衛隊員さんたちが大勢入ってきて、夫々に「鳥の唐揚げ」とか「メンチカツ」など「小腹を満たすおやつ」的なものを買っていました。私たちが買い物を終えて駐車場に出ると、少し離れた駐車スペースに「災害派遣」の幕をつけた自衛隊のトラックが数台止まっていて、荷台スペースで隊員たちが寛いだ様子で先ほど買ったおやつを食べていました。これから大変な仕事に向うんですね。ご苦労さまです。気をつけて、被災地の人たちのために、頑張って下さいね!(三女)