「おぞいもん」は「品質の悪い物」や「役に立たない人(物)」の意。
例文1
※織田信長、豊臣秀吉は幼馴染と言う仮定での会話
豊臣秀吉 「おださ また なんだか のせられて
おぞいもん かっちまったってゆうじゃーねーかい。
おださの かかさが
きのんな そんなこん いって こぼしてたじー。
なに かっただい。」
織田信長 「そんなこんは ねーせ。
りっぱな ねんだいもんの はしらどけいせー。
ちゃんと じかんになりゃー ぼんぼんと なって
じかん おせーて くれるし
つごー いいってもんだじ。」
豊臣秀吉 「そんじゃー おださの かかさ
なんか かんちがいしてるだねー。」
織田信長 「まー じかんは きちんと おせーてくれるだが
いちじかんに じゅっぷんも すすんじまうだいね。
だもんで ぼんぼん なっても うでどけいで
ほんとだか かくにんしなきゃー いけねーだいね。」
豊臣秀吉 「そりゃー かかさ とっさが また おぞいもん
かっちまったって ゆーわけだわ。」
例文1の標準語(?)訳
豊臣秀吉 「織田信長さん、また何かおだてられて
品質の悪い物(役に立たない物)を購入したそうではないですか。
織田信長さんの奥さんが
昨日そのような事を言ってこぼしていましたよ。
何を買ったのですか。」
織田信長 「そんな事は無いですよ。
立派な年代物の柱時計ですよ。
時間になればきちんとぼんぼんと鳴って
時間を教えてくれますし
都合が良いと言うものですよ。」
豊臣秀吉 「という事は織田信長さんの奥さんは
何か勘違いをされているのですね。」
織田信長 「まー 時間はきちんと教えてくれるのですが
一時間に十分も進んでしまうのですよ。
だからぼんぼんと鳴っても腕時計で
本当なのか確認をしなければならないのですよ。」
豊臣秀吉 「それは奥さんが旦那さんがまた役に立たないものを
買ってきてしまったと言う訳ですね。」
例文2
※織田信長、豊臣秀吉は幼馴染と言う仮定での会話
豊臣秀吉 「こんまえ とくさに らいねんの
すいりくみあいの やくいん
たのみにいったら
おらー ばかだで そんなもん うけりゃー
みんなに めいわく かけちまうで
うけれねーじ なんていわれちまったいね。
とくさは なんにも やく
やってねーじゃ ねーかやー。」
織田信長 「とくさは いつも そういっちゃー
やく うけねーだいね。
ほんとに おぞいもんせ。」
例文2の標準語(?)訳
豊臣秀吉 「この前 徳川家康さんに来年の
水利組合の役員を
お願いに行ってきたのですが
私は馬鹿ですからそのような役員をお受けすれば
皆さんに迷惑をおかけしてしまいますので
お受けする事が出来ません等といわれてしまいました。
徳川家康さんは何一つこの地区の役員を
受けていないのではないでしょうか。」
織田信長 「徳川家康さんは何時もそのように言っては
役員を受けないのですよ。
本当に役に立たない方です。」