ツワブキ(石蕗)が咲き始めました。
ここ三年ほど蕾をつけず開花もしなかったのですが、今年は花茎が三本出て黄色い花を咲かせています。
ここ数年、このツワブキ(石蕗)の生えている環境は全く変わっておらず、どうして三年間花をつけなかったのか、どうして今年開花したのかの原因は不明です。
《しらなかったわやー》
八十二文化財団「地域文化」No98から
新宿中村屋を起こした実業家「相馬黒光」は、今まで安曇野の出身の女性とばかり私は思っていましたが、どうもそうではなかったようです。
相馬黒光は旧姓は星、本名は良(りょう)で、旧仙台藩士星喜四郎と巳之治の三女として仙台に生まれていたのだそうです。
私が安曇野の出身と勘違いした原因は、1898年長野県安曇郡白金村に生まれた(後に穂高町、現安曇野市)相馬愛蔵と結婚し、愛蔵の郷里に暫らく住んでいたからだと思います。
相馬黒光は愛蔵の郷里穂高町で養蚕や農業に従事しましたが健康を害し、療養のため上京しそのまま東京に住み着くことになりました。
1901年東大赤門前の本郷中村屋を譲り受けパン屋を始め、1904年にはクリームパンを開発。
現在の新宿中村屋を愛蔵とともに築きました。
黒光は、愛蔵の安曇野の友人である荻原碌山の支援者となり、碌山の作品『女』像は黒光をモデルとしたものだと言われています。