「とぶ」は「走る」の意。
文献によると「とぶ」は長野県全域で使用されているようです。
また、福島・新潟・群馬・山梨・神奈川・静岡・愛知・三宅島・岐阜・三重・大分・長崎・熊本なども「飛ぶ(跳ぶ)」と「とぶ(走る)」を区別して使っていないようです。
飛んでも走っても「とぶ」となるようです。
例文
「とぶ な」=「走るな」
「とべ」=「走れ」
「はやく とんで こい」=「早く走って来い」
「ろうか は とぶ な」=「廊下を走るな」
「もう とば ないように きを つけます」=「もう走らないように気を付けます」
「かいぎに おくれそうだった もんで とんで きた いね」=「会議に送れそうだったもので走ってきましたよ」
「いっしょうけんめい とんで きた もんで いきが きれちまった いね」=「一生懸命走ってきたものですから息が切れてしまいました」