mt77のblog

信州松本からの投稿(2004年11月11日~)

龍吟庵(りょうぎんあん)の方丈庭園

2018-11-24 | 
11月18日~20日の旅程で京都へ紅葉を見に行ってきました。
記憶に残った場所等を紹介させていただきます。


龍吟庵(りょうぎんあん)の方丈庭園は、室町時代初期に建造された現存最古の方丈を囲んで東・西・南の三庭があり、三庭とも重森三玲(しげもり みれい)氏の手により昭和39年(1964年)に作庭されたものとのことです。


・南庭「無の庭」
龍吟庵(りょうぎんあん)の方丈庭園 南庭「無の庭」
 方丈正面の南庭は一木一草をも用いない簡素な白砂敷き。(龍吟庵パンフレットより引用)

龍吟庵(りょうぎんあん)の方丈庭園 南庭「無の庭」
 竹垣には稲妻が表現されていました。

・西庭「龍門の庭」
龍吟庵(りょうぎんあん)の方丈庭園 西庭「龍門の庭」
 寺名の「龍吟庵」にちなみ、龍が海から黒雲を得て昇天する姿を、石組によって表現している。
 青石による龍頭を中央に配し、白砂は海を、黒砂は黒雲を、そして竹垣は稲妻模様をあらわしている。(龍吟庵パンフレットより引用)

龍吟庵(りょうぎんあん)の方丈庭園 西庭「龍門の庭」
 パンフレットでは稲妻模様とされていますが、竹垣には「雷紋」が表現されていました。


・東庭「不離の庭」
龍吟庵(りょうぎんあん)の方丈庭園 東庭「不離の庭」
 方丈と庫裡を結ぶ渡廊下に面した長方形の庭園。
 赤砂を敷いて中央に長石を臥せ、その前後に白黒の二石を配している。
 狼に襲撃されそうになった国師の身を、二頭の犬が守ったという、国師幼少の頃の故事に基づいて作庭されたという。(龍吟庵パンフレットより引用)

龍吟庵(りょうぎんあん)の方丈庭園 東庭「不離の庭」
 竹垣は山を表現しているようです。

※無関普門禅師(大明国師)は長野県長野市若穂の地の出身です。

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