
「ちゃ」は「ちゃん(氏名につける敬称)」の意。
標準語の「ちゃん」と同じ意味で、「ちゃ」は親しい間柄の方の氏名の下につけます。
例文
伊藤博文(いとう ひろぶみ)さんという親しい間柄の方を
「いとうちゃ」・「いとちゃ」・「いっちゃ」・「いーちゃ」・「ひろぶみちゃ」・「ひろちゃ」・「ひーちゃ」などと呼びます。
吉永小百合(よしなが さゆり)さんという親しい間柄の方を
「よしながちゃ」・「よしちゃ」・「よっちゃ」・「よーちゃ」・「さゆりちゃ」・「さーちゃ」・「さっちゃ」・「さゆちゃ」などと呼びます。
織田信長(おだ のぶなが)さんという親しい間柄の方を
「おだちゃ」・「おっちゃ」・「おーちゃ」・「のぶながちゃ」・「のぶちゃ」・「のーちゃ」・「のっちゃ」などと呼びます。
徳川家康(とくがわ いえやす)さんという親しい間柄の方を
「とくがわちゃ」・「とくちゃ」・「とっちゃ」・「とーちゃ」・「いえやすちゃ」・「いえちゃ」・「いっちゃ」・「いーちゃ」などと呼びます。
豊臣秀吉(とよとみ ひでよし)さんという親しい間柄の方を
「とよとみちゃ」・「とよちゃ」・「とっちゃ」・「とーちゃ」・「ひでよしちゃ」・「ひでちゃ」・「ひっちゃ」・「ひーちゃ」などと呼びます。
樋口一葉(ひぐち いちよう)さんという親しい間柄の方を
「ひぐちちゃ」・「ひぐちゃ」・「ひっちゃ」・「ひーちゃ」・「いちようちゃ」・「いっちゃ」・「いーちゃ」などと呼びます。
ひろぼう・まーぼう・けんぼう・・・でも『さゆぼう』とは言いませんから、これは違いますかね?
常念岳も雪を頂いていますね。
家庭内で優しい敬称をつけて呼ぶ事は素晴らしいですね。
残念ながら我が家では名前だけ呼びますが、その時の感情により発音、抑揚は違いますが。
中学時代の友人では愛称として「ちん」「けん」をつける時がありますね。例えば「竹中健一」だと「たっけん」で「竹中勝男」だと「かっちん」などです。
「坊」の「ぼう」なのでしょうかね。
「ぼう」は柔らかい温かみがある感じがしていいですね。
新橋を渡った途端に言葉が違ったように感じましたね。
怒っている時、何か頼みたいとき、等々若干「ちゃ」のあとが伸びるか伸びないか、語尾が上がるか下がるかで、おなじ「ちゃ」でも意味が微妙に違います。
面白いもんです。
私は在の育ちですので、旧市の人と比べると若干相違があるかもしれませんね。
昔は川を渡ったり、一山越えたりすると、距離ではさほど離れていなくても、いろいろ変わったりしていてそれぞれの文化圏があったのですが、交通網が発達して、差異は最近は少なくなってきているようです。
松本のある地区では「ごしたい」を使うところがありますが、我が家では使ったことがありません。
方言の地図帳を作ってみると面白いかもしれませんね。