mt77のblog

信州松本からの投稿(2004年11月11日~)

我が家の松本弁 「んの」

2021-02-06 | 我が家の松本弁
我が家の松本

「んの」は「の物」の意。

例1
「じじ んの」=「お祖父さんの物」
「ばば んの」=「お婆さんの物」
「おれ んの」=「俺の物」
「おらー んの」=「俺の物」
「わたし んの」=「私の物」
「かあちゃ んの」=「母さんの物」
「とうちゃ んの」=「父さんの物」
「ねーちゃ んの」=「姉さんの物」
「にーちゃ んの」=「兄さんの物」
「こりゃー だれ んの 」=「これは誰の物ですか」
「そりゃー おれ んの 」=「それは俺の物だ」
「おれ んの に てー だすな」=「俺の物に手を出すな」
「この ゆきかきゃー どこ んの 」=「この雪掻きは何処の物だ」
「あすこ の かど の うち んの じゃー ねー かい」=「あそこの角の家の物ではないですか」
「こんな とこ  とめ やがって。 この めいわく な くるま は どこ いえ んの 」=「こんな所へ停めやがって。 この迷惑な車は何処の家の物だ」

例文2
※豊臣秀吉と徳川家康は幼馴染と言う仮定での会話
豊臣秀吉 「この じてんしゃ だれ んの だい。」
徳川家康 「おれ んの だじ。」
豊臣秀吉 「えれー いい じてんしゃ もってる じゃん かい。」
徳川家康 「とうちゃん に こんまえ かって もらった よ。」
豊臣秀吉 「えー とうちゃんに かって もらった  かい
      うちの とうちゃん も おらー に
      おんなし じてんしゃ かって くれねー かなー。
      かって くれりゃー いっしょうけんめい たんぼ しごと
      てつだって やる だに。」
 
例文2の標準語(?)訳
豊臣秀吉 「この自転車は誰の物ですか。」
徳川家康 「私の物ですよ。」
豊臣秀吉 「とても良い自転車を持っているではないですか。」
徳川家康 「お父さんこの前買ってもらったんですよに。」
豊臣秀吉 「えーお父さんに買ってもらったのですか。
      我が家のお父さんも私に
      同じ自転車を買ってくれないかなー。
      買っていただければ一生懸命田圃の仕事を
      手伝だってやるのに。」


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