
「しらばっくれる」は「知らん顔する」や「知らんふりをする」の意。
例文1
「しらばっくれる な」=「知らんふりをするな」
「しらばっくれて なんで てつだえ」=「知らんふりしていないで手伝え」
「しばらく しらばっくれて ましょ」=「暫らく知らんふりをしていたらどうですか」
「あいさつ した に しらばっくれられた」=「挨拶をしたのに知らん顔された」
「あいつ め が あった に しらばっくれ やがった」=「あいつ目が合ったのに知らん顔をしやがった」
「あん かちょう は ぶか の てがら は じぶんのもん に し ぶか の しっぱい には しらばっくれちまう えれー かちょう せ」=「あの課長は部下の手柄は詩文のものにし 部下の失敗には知らんふりをする大変な課長です」
例文2
※織田信長と豊臣秀吉と徳川家康は幼馴染と言う仮定での会話
しらばっくれたって だめだぞ。
例文2の標準語(?)訳
織田信長 「昨日 私の靴をかくしたのは あなたでしょう。
知らん顔をしても 駄目ですよ。
徳川家康君があなたがやったと言っていましたよ。」
豊臣秀吉 「私がそんな事をするわけは無いでしょう。
どうして 徳川家康君はそのような事を言うのでしょう。
織田信長君の靴は 野良犬がくわえて持って行ってしまったのに。
徳川家康君は何か私に恨みでもあるのでしょうか。」
面白いもんですね。
私は大学時代、ほとんど勉強をせずに運動関係の部活ばかりやっていました。
それでも卒業が出来るいい時代でしたが、部活ばかりやっていたつけが今出てきていて、知らないことが多すぎて大変です。
「ばっくれる」ですが、私の学生時代は授業をサボるという意味で使ってました。
あと、コンパの時に二人だけで抜け出すことにも。
「ばっくれてるじゃーねーわ」というような感じで、ちょっと怒った時に使っているような感じです。
「せつない」は我が家でもよく使います。
物事をやった時に失敗して「せつねーわやー」、最近の暗いニュースなどを見た時に、例えば「親はせつねーずらいねぇー。」などとです。
またいろいろお教え下さい。
松本弁はしゃべれないけど、聞き取りは完璧と思ってましたが、知らない表現が結構あるのに驚いてます。
この「しらばっくれる」はわりと広い範囲で使われる言葉じゃないでしょうか?
少なくとも、東京なら普通に通用すると思います。
でも、松本の人はよく使いますね。
同じように「せつない」も標準語だけど、信州弁ではよく使うような気がします。