さいたづままだうら若きみ吉野の霞がくれにきぎす鳴くなり(忠度集)
野べ見ればやよひの月のはつかまでまだうら若きさいたづまかな(後拾遺和歌集)
春日野にまだうら若きさいたづま妻こもるともいふ人やなき(玉葉和歌集)
野べごとにいつしげるらむさいたづま朝ふす鹿の隠(かく)らなるまで(山家五番歌合)
うらわかき弥生の野べのさいたづま春は末ばになりにけるかな(六百番歌合)
(「さいたづま」=虎杖イタドリ のこととされるが、春の若草の総称という説も。)
さいたづままだうら若きみ吉野の霞がくれにきぎす鳴くなり(忠度集)
野べ見ればやよひの月のはつかまでまだうら若きさいたづまかな(後拾遺和歌集)
春日野にまだうら若きさいたづま妻こもるともいふ人やなき(玉葉和歌集)
野べごとにいつしげるらむさいたづま朝ふす鹿の隠(かく)らなるまで(山家五番歌合)
うらわかき弥生の野べのさいたづま春は末ばになりにけるかな(六百番歌合)
(「さいたづま」=虎杖イタドリ のこととされるが、春の若草の総称という説も。)