3月9日(土)、錦帯橋を見に行った山口県岩国市では、他に香川家長屋門と目加田家住宅という江戸時代の建造物も見ました。

香川県長屋門は立派な門です。



そのはずです。香川家は、吉川家の家老を勤めていたそうです。270年前に香川正恒が建造したものだそうです。1955年(昭和30年)に香川家より岩国市に寄贈されており、県の重要文化財に指定されています。
目加田家は文政年間には、知行百七十石の御用人役を勤めており、中級の武士だったようです。その屋敷が目加田家住宅です。


入母屋造で、桟瓦葺の建築物です。桟瓦は、変わっています。

ここでも、お雛様が飾られていました。


庭では、三椏が黄色い花を咲かせていました。


三椏は、三つに分かれた枝に、春、黄色い花が咲くものだそうです。楮とともに和紙の原料です。
上の写真の解説板には、「軒別三株楮」が解説されています。江戸時代、岩国は和紙の産地でした。岩国藩の特産物であった、この和紙の増産を図るため、戸別に三株の楮を植えつけることが義務付けられていたそうです。
