お菓子時々パン日記

LAで製菓学校を卒業後、オランダ、ロンドン等を経て今は名古屋在住です。
私の作るお菓子やパン、その他色々の日記です。

BK171 ~1日目~  ウエディングケーキ講義

2006年05月01日 | CSCA

今日からは、BK171 Centerpiece and Cake Decoration Techniques というコースです。今日の授業は

・Lecture of Wedding Cake

でした。時間が余ったらクロカンブッシュを作り始めるって聞いてたんですけど結局今日は講義だけでした。予定では明日仕上げるはずなんですけど、クロカンブッシュって1日で出来上がるのものなのかなあ。2人1組で作るんだそうです。

このコースでは、クロカンブッシュ、バタークリームとマジパンのケーキ、子供のバースデー用チョコレートケーキ、ウエディングケーキの4種類のケーキを作ります。最後に作るウエディングケーキは6日間かけて作るんだそう。でも、きっと授業中だけでは仕上がらないから、家でも作業をしなさい、寝る時間も少ないかも、と言われてしまいました。Chef が最近学校で授業中に作ったというケーキはこちら。

ゴージャスですね~。花はシュガーペーストで作ってあるそうです。これを作るのにかなり時間がかかるみたい。初めての人はこの量の花を6日で作るのは難しいだろうから、もっと花が少なめなデザインにした方がいいと言われました。ケーキを仕上げる最終日には、Wedding Cake Portfolio も一緒に提出しないといけないんだそうです。これの説明も長々とあったんですけど、考えるとくらくらしちゃうくらい色んなことを調べて書かないといけないみたい・・・。私、ウエディングケーキなんて作ったことないし、シュガーペーストとかアイシングのこととか、全然知らないし。よほど不安が顔に出ていたのか、隣に座っていた子に、大丈夫?説明分かった?と心配されてしまいました(笑)。とりあえず、図書館でウエディングケーキの本を借りてきてみました。

Chef は以前シカゴでウエディングケーキの会社を経営していた人なので、色んな話が聞けて面白かったです。何を言われても説得力があるし。一番の得意分野だそう。

ワインのクラス、今日はフランスワインに関するテストでした。睡眠時間を削って勉強した甲斐あって(まあ、それは前日まで勉強に取り掛からない自分のせいなんですけど)、満点。思ったより難しくなかったし、採点も文法ミスとかは無視してくれてたみたい。

テスト後はイタリアワインの勉強をして、今日は6種類テイスティングしました。

最初のワインはこれ
Bruno Giacosa
2004
Roero Arneis
12.5%

軽くて、ちょっとしぶいけどすっきり飲みやすかったです。

次はキャンティクラシコです。
Chianti Classico Riserva
Vignamaggio
2000
13%

これも軽いです。ちょっと渋みがあったかな~。鉄っぽい香りがしたような。

3本目はこれ
Foradori
2001
Granato
13%

これ、おいしかったんですけど、香りはあんまり好きじゃなかった。

次はこれ
Zenato
2000
Amarone
15.5%

これは、ちょっと渋めなんだけど甘味もあっておいしかったです。

これも赤。
Giuseppe Cortese
2001
Barbaresco
Rabaja
13.5%

オレンジがかかった色のワインでした。なんか金属っぽい味がしました。

最後に飲んだこれが一番好きだったな~。
Coppo
2005
Brachetto D'Acqui
5.5%

微炭酸の赤なんですけど、ロゼっぽくて甘くてフルーティ。カクテルみたいなワインでした。

ワインクラスのChef は料理クラスを教えていてソムリエの資格もある人なんですけど、テイスティングの時にこのワインにはこういう料理が合うよ~と説明してくれます。それがまた、すっごいおいしそうに描写してくれるんですよ・・・。チキンソテーにオリーブソースを添えて、とか、ジューシーなステーキにバターたっぷりのマッシュポテトを添えて、とか、これに合うのはロゼ色に焼いたラムだね、とかなんとか。そして、大抵前日の夕食にChef が作って家で食べたものを教えてくれるんですけど、これがまたいつもいつも美味しそう。夕べは確か、舌平目のソテーにアーモンドソースをかけたものを白ワインと一緒に楽しんだんだそうです。ダンナさんがプロのシェフで毎日美味しいお料理を作ってくれるなんて、奥様は幸せですよね~。