園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

空間放射線量測定

2011-11-24 14:23:30 | 日記

園長です。

 八戸も大分寒くなりました。青森市では積雪16センチを記録したそうですが、同じ青森でも八戸は積雪0です。でもその分、寒さは厳しいです。雪が降ったほうが気温は安定するみたいです。が、子どもは風の子、雪が降ろうが、氷が張ろうが、ほっぺを赤くして外を駆け回っています。それを私は事務室の中で、ストーブを背にして眺めています。

 さて、本日11月24日。八戸市に寄付された「放射線量測定器」が八戸市保育連合会にやっと回ってきました。これまでは学校関係のところしか測定できませんでしたが、測定器が「さくらの百貨店」から八戸市に寄付されたとのことで保育園にも回ってきたようです。保育園でも測定器を買おうかどうか悩んでいましたが、精度が低いとか、値段が高いとかでなかなか踏み込めなかったのですが、これで一応の結果が出るので安心です。テレビでは放射線量のことを毎日のように言いますが、それがどのレベルなのかまるで見当が付きませんでしたが、実際実物を見て、測定してみて、「こういうことか。」と納得しました。因みに我が園の放射線量は玄関が0.051マイクロシーベルト、園庭中央が0.022マイクロシーベルトでした。基準値以内だったのでひとまず安心しています。福島から大分離れているので、あまり心配はしていませんでしたが、実際にこのように放射線量を測定してみて、被災地の方々の心配が痛いほどわかったような気がします。この測定器は雪が降ると使用できなくなるとのことなので大急ぎで他の園へ廻したいと思います。震災から8ヶ月もたってからの測定なので、3月4月のころの値はわかりません。でも原子力発電がもたらした今回のマイナスの部分はこれからの私達の生活、生き方に直結してくる問題なので真剣に取り組んで欲しいと思います。

 市内に71の保育園、分園、認定こども園がありますが、1日に7~8園づつ回っても10日前後かかります。これから冬に向かって、測定も大変ですが、雪が降ると使えなくなる測定器らしいので早く全体にいきわたって欲しいと思います。とりあえず「さくらの百貨店」さんに深く感謝申し上げたいと思います。

コメント
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