園長です。
お仕事で東京に行ってきました。2日間会議をした後、新宿にあるS保育園を見学してきました。この2年間、園舎の改築のためにほとんど研修らしい研修、見学らしい見学をしてこなかったので、とても勉強になりました。長坂保育園が取り組んでいる「見守る保育」の大元締めの保育園です。私は過去に2度ほど行きましたが、行くたびに進化している保育園です。今回は「コーナー」「ゾーン」の配置とこどもの動線を確認するのが目的でしたが、出迎えてくれたN副園長の説明によれば「配置は基本的に変わっていない。」とのことでしたが、しばらくぶりに見るととても新鮮で、改めてこの保育の素晴らしさを実感してきました。この感動を忘れないうちに長坂保育園の環境をもう一度見直してみたいと思います。
さて、今回の東京は、「子ども子育て新制度」の会議でしたが、全国組織の会議でも、今の保育園で残るのか、幼保連携型の認定こども園へ移行すればいいのか、悩みが深いようでした。私が感じたのは、「既得権にこだわっていては前に進めない。」ということでした。「悪法も法なり」といいます。外でわいわい言うよりも中から改革することが一番の解決方法だと思うのですが・・・。新制度も概略はほとんど決まり、あとは細かい部分と、一番関心のある「公定価格」が判明すれば私たちの進むべき道は決まってくるものと思われます。早ければ来年6月。遅くとも来年10月ころには「一大決心」をしなければなりません。どの仕組みが「子どもたちのためになるのか、私たちの使命が全うできるのか」ふんどしを締めて考えてみたいと思います。
東京はすごい人でした。木、金、土という曜日もあったかもしれませんが、「都会は契機が良い。」ことを肌で実感しました。どこに行っても人だらけ・・・。スクランブル交差点で行きあう人は一体何人いるのでしょうか。いつも思うことですが、渋谷のハチ公前交差点で投網を投げると10回も投げると八戸市はすぐに30万都市になるのになあ・・・もっと企業が来ないと無理だろうなあ。今回思ったのは、電車に「女性が多い」ということでした。日本の経済は女性の力なくしては成り立ちません。朝も夜も女性の働く姿がとても眩しく見えました。八戸市営バスもあのくらい混雑してほしいものです。また、交通機関も素晴らしく、八戸では朝晩1時間に2本、昼間は2時間に1本・・・の運行状況ですが、山手線を初め、東京の電車は、3~5分おきに運行していて、それでもほとんどが満員状態です。田舎者には「ラッシュ」はいろんな意味で辛いです。それでも東京に行くと健康になるような気がします。八戸では自動車がないと移動は困難ですが、東京では交通機関が発達しているので自家用車はいりません。そのかわり、「歩く・歩く・あるく」。夕方になると足がパンパンになっているのが良くわかります。都会のほうが健康的な生活ができるようです。でも電車の中の人たちは終始無言で「スマートフォン」をいじってい姿は異常です。そのうち何かの「倍返し」があるような気がします。それでも師走の大都会は人出があふれていました。どこかで国土の均衡が崩れたのでしょう。同じ日本で生まれて、こんな格差があっていいものでしょうか。少し疑問を感じるこの頃です。