園長です。
暦の上では明日は「七五三」です。でも日曜日なので保育園では「13日の金曜日」に行いました。西洋では13日の金曜日忌み嫌われているようですが、わが園は気にしません。この日は、「御神酒」を用意し、近くの「奥州南部糠部三十三観音、十二番札所 隅の観音(すみのかんのん)」へお参りに行きます。今年の子供たちの健康と成果に感謝し、これからの未来が輝くようお祈りします。普段キカンボウの子供たちも手を合わせ、神様の前でしおらしくしている姿に少し感動を覚えます。小さいながらもここが「神聖な場所」でありいつもの自分を出してはいけない場所だと理解しているようです。例年だと、寒さが厳しく、たまに雪が舞うときもありますが、今年は穏やかな天気になりました。お参りは年長から始まり、2歳、3歳、1歳、0歳、一時預かりと続き最後は年中で締めます。何故かって?・・・年中組に来年の自覚を持たせるためです。隅の観音は普段施錠されており中には入れませんが、この日ばかりは特別に許可を得て、中で真剣に神様と対峙します。二拝二礼一拝し「これまでの反省とこれからの成長」をお祈りします。普段へらへらとしている子たちもこの時ばかりは真剣に向き合っています。目には見えない「畏怖の念」を感じているのだと思います。ここで提案・・・保育園にもこういうお堂みたいな場所を作ったらいかがでしょうか。・・・なんてね。場所ではなく精神的な心のよりどころが必要なのですね、まだまだ修行が足りない園長です。
今日は年長組の「クラス懇談会&給食試食会」があります。懇談会の話題は「小学校に向けて」のことが主になりますが、これまでの保育園の取り組みが小学校でどのように生かされるのか、継続していくのかを説明するのが私の役割になっています。5,6年前から八戸市教育委員会が発行する「わくわく1年生」という資料を解説し、わが園のアプローチカリキュラムを説明します。0歳からの保育園の取り組みが最終的に小学校へどのように結びついていくのか図式になった「小学校との連携年間計画」で詳しく伝えます。基本的には「人間形成の基礎作り」「学びの基礎作り」が主になります。小1プロブレムで騒がれた「あいさつ・きまり・いのち」の大切さを改めて保護者に伝えるようにしています。質問は・・・ありませんでした。私の説明の仕方が良かったのか、下手すぎて理解できなかったのかは不明です。来月は「発表会」が予定されていて、これまでの成長を再確認する場があります。今日の説明が一番わかるイベントです。普段の姿を見てほしいと思います。年内のクラス懇談会はこれで終わり、残りは来年1月に予定しています。保育園でもっとも小さいクラスの0歳児と1歳児が残っています。この時期はインフルエンザの季節でもあるので、「看護師」の出番もありそうです。こちらは教育よりも「健康」の話が主になりそうです。認定こども園になり「保育と教育」の説明がますます重要視されるようになり、研修の重要性を改めて感じています。