園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

保育環境

2017-09-09 15:21:34 | 日記

園長です。

 9月7日仙台に行ってきました。遊びではありません。保育環境の勉強です。わが長坂保育園では10年以上前から子どもの自主自立を促す保育に取り組んでいます。特に保育環境には心を砕いてきたつもりですが、今回、仙台市内の保育園を見学して、自分たちの思い上がりを実感しました。ベテランと中堅保育教諭総勢3人で伺ったのですが、園庭の環境には3人ともびっくり。園庭ではなく「森」あるいは「自然公園」的な雰囲気構成に「こんな園庭もあるんだ」と感動しました。話には聞いていましたが、まさに「環境が子供をそだてる」という見本のような保育園でした。この日は東北各地から「環境」を考えている保育園の職員が集まり、園を見学し、園長の話をききました。ここの園長先生はとてもお話が上手で、自分の失敗体験を面白おかしく講釈してくれました。聞いていて本当に子供が好きなんだなあと感心しました。そして保育への思い入れを熱く語ってくれました。私もかつてあんな姿を目指したこともあったなあと感慨深く聞きました。

 実はわが園でも最近、保育をもう少し変えていこうと職員で話し合っていたところだったので、まさに「渡りに船」状態でした。ここ6,7年は園舎の改築や地区の保育界の役員、保育制度の改正・改革などなかなか保育を真剣に考える暇が無く、それでも職員がやってくれているだろうと勝手に解釈していましたが、少しづつ考えや環境が変わり、職員全員の意思統一がなされていなかったようです。日々の行事に流され、子ども達一人ひとりをじっくり見ていたかというと、ガマの額から油汗がにじみ出てくるように冷や汗が流れるのを感じます。これまでの貯金と待機児童解消対策の恩恵で何とかやってきたような感じがします。

 そこで環境についていろいろ勉強することになりました。今回一緒にいった職員は帰りの反省会でも新幹線の中でも「ああしたい、こうしたい。これはぜひ取り入れたい。こういう形でもできるんじゃないか・・・」などいろんな話をしていました。十数年前に八王子の保育園を見学に行った時の情景を思い浮かべてしまいました。あの時一緒に行った職員は退職してしまいましたが、思い入れはしっかり受け継いでいたようです。これから少し気合いを入れなおして子どもたちのために保育を見つめなおしていこうと思います。これから3年計画で環境を大きく変えていこうと思います。いつまでも「サッカーが強い長坂」だけではこの先の少子化は乗り切れないと思います。時代とともに変わっていく保育ですが、いつの世も「子どもが真ん中」であるような社会であってほしいと考えています。だって子どもは私たちの希望であり、未来を創る力なのですから・・・。 これからもいろんな保育園を見学し、保育を深めていこうと思います。

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