園長です。
熱い戦いが終わり、天気も雨模様が続いていますが、優勝を祝うように「金木犀」の花が咲きました。今年は一段と多くの花が開きました。
10月2日の八戸東ライオンズ杯には、たくさんの応援ありがとうございました。おかげで子ども達が合言葉のように言っていた「優勝」することができました。午前中は快晴。午後から雨という天候でしたが、雨で滑りながらも頂点にたどり着くことができました。子ども達の頑張りにはもろ手を挙げて褒めたたえたいと思います。職員も頑張りました。「日焼け止めクリームが直ぐ無くなる」と言いながらも、うら若き乙女たちが毎日のように炎天下の根城の広場で子ども達と一緒に駆け回っている姿を見て、「これはもしかしたら・・・」と思っていましたが、現実のものになりました。そして当日の保護者の一糸乱れぬ応援に子ども達も大きな力をもらったようです。
大会はどちらかといえば長坂の圧勝と言っても過言ではないくらいの結果になりました。予選、決勝トーナメントを通して23点も取ったチームは過去にもなかったような気がします。今年は「攻撃的チーム」という印象が強かったと思いますが、実は中盤を守る子たちの頑張りがすごかった。見た目にはゴールを決めた子に目が行きがちですが、実はこの中盤の選手が相手からボールを奪い、前線のダブルエースにボールを供給することにより、ゴールがたくさん生まれたのです。
その分、我がチームのゴールキーパーは腕を組み、冷静にゲームを観戦していました。全7試合を失点0で終えたことは称賛に値します。実はこのキーパーのキック力は全体のチームの中でもピカイチでした。たまにしか来ないボールをしっかりキャッチし、渾身の力でボールを蹴ると中間線を越えて、味方のエースまで届くのです。一発でゲームを変える力を持った選手でしたが、出番が少なくもう少し活躍する姿を見たかった思いがします。
そうはいっても23点中12ゴールを決めたM君のキック力は群を抜いていました。また女子のエースも4ゴールを決め、ガッツポーズが決まっていました。我が園はここ数年、年長の人数が多いので全員を試合に出すのは至難の業ですが、今年は2点先取したら選手交代をすることにしていました。10分間で2点差をひっくり返すのは相当な実力が必要です。2点は安全圏と言っても良いでしょう。ただ、決勝トーナメントは、負けると「次」がないので、全員交代とはいきません。ここはしっかり戦況を見極めての交代になります。今大会1点差を逆転したチームがありました。予選ブロックBのひまわり、尻内戦でした。開始早々尻内が1点を先取し、後手に回ったひまわりでしたが、5分過ぎに1点返し、終了間際に1点を決め、大逆点でした。これが今年のひまわりの真骨頂だと思いました。とても良い試合だったと思います。ひまわりの園長のひっくりかえるくらいの喜びようが印象的でした。この力が3位を勝ち取った力になったのは間違いありません。
また、選手よりも応援の方が好きな子もいて、今回も女子のリーダーが頑張りました。それに保護者の声が反響し、子ども達の意気を高めたのだと思います。
優勝が決まった瞬間、保護者が喜び、職員が嬉し涙を流し、子ども達がお互い抱き合って喜んでいました。優勝がこんなにうれしいものだということを忘れていました。私もその姿を後ろから眺め感慨に浸りました。ありがとう子ども達。ありがとう先生たち。保護者の皆様大きな力をありがとうございました。子ども達が実力以上の力を出し優勝できたのは保護者の応援が決め手だったと思います。これからも子ども達の絶大な応援団でいてほしいと思います。
子ども達はライオンズ杯を十分楽しめたと思います。保育園だけでは味わえない貴重な体験を得たことと思います。小学校へ行っても活躍を期待します。またひとつ長坂の実績が追加されました。これが伝統になっていくのです。
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