園長です。
やっと冬らしい天気になりました。雨粒の中に白い結晶がはっきり見えるようになりました。朝方は黒い雲の隙間から弱い太陽の光が見えていましたが、10時ころには強風とともに雪雲が襲来し、吹雪のようになりました。天気はすぐに回復し雪も消えましたが、これからが冬本番です。
冬と言えば「乾燥」です。お肌にもよくない感想ですが、頭髪にもよくない影響を与えます。私の頭髪は10年くらい前から白くなり、5年前頃から薄くなりました。子供たちからは「園長先生の頭どうして白いの?」と聞かれます。そんなときは「乙姫様からもらった玉手箱を開けたからだよ」ということにしていますが、浦島太郎のお話を知らない子は首をかしげています。そういえば最近紙芝居を読んでいないことに気が付きました。以前は毎週定期的に子供たちに読んで聞かせていたのですが、私の仕事ぶりが目に見えてはかどらなくなったのを職員が見て、遠慮していたようです。なんでこんなに忙しいのか自分でもよくわかりません。多分、歳のせいとは思いますが、それだけでもないようです。私はガンなので先が読めないのです。眼鏡もしっかり2つないと用が足せません。ほんとロウガンは大変なのです。ロウガンと言えば目の上にある「眉毛」も白くなりました。そういえば「鼻毛」もたまに白く太いやつが指についてきます。(鼻毛は切るものではなく抜くものだと思っています。) 頭髪は鏡を見ても後ろの方が見えないので、見えないところは大丈夫だと思っているので少し気が楽ですが、鏡に映る「眉毛」は左右ともはっきり見えます。黒く濃い自慢のまつ毛だったのに、なんとも残念な結果になっています。これ以上抜けないで耐えてほしいと思っています。頭が白く、眉毛が抜けて、歯が抜けたらそれこそ正真正銘の由緒正しい「老人」になってしまいます。
私の頭にはお金がかかっています。あの育毛剤が良いそうだと聞けば、遠くまで出向き、その養毛剤が効くそうだと聞くと大金をはたいても手に入れ、少しでも効果が出るように、振りかけた後はしっかり頭皮を揉んでいます。それでも髪は去っていく。この世には神(髪)も仏もないものでしょうか・・・。何年か前に中国製の育毛剤が評判になりましたが、高価で手に入りにくい上に、効果もあまりなかったようです。やっと手に入れたいう友人も、今は話題にも載せなくなりました。頭髪は見た目に大きく影響するのでなるべく禿げたくはないのですが、このままでは「危険が危ない」状態です。20代30代のころには考えられないことでした。私は野球をしていて高校3年の夏の大会前に5厘カットしてから大学に入学した夏休みまで一切髪を切らないことがありました。吉田卓郎の歌ではありませんが「僕の髪が肩まで伸びて 君と同じになったら・・・・」と歌えるくらい伸びたのです。デビュー当時の海援隊の武田てつやの状態だと思えば間違いありません。俗に言う「緑の黒髪」です・・・・今は昔の話です。
先日、薬局で育毛剤を選んでいたとき、老眼のせいで「脱毛抑制育毛促進」をどういうわけか「脱毛促進育毛抑制」と声に出し読んでしまい、周囲の人から失笑されてしまいました。近所でなくてなくて本当によかったと心から思っています。これからは心の中だけで注意書きを読みたいと思います。それにしてもどこかに良い育毛剤はないものですかね。せめて地肌が透けて見えなくなるくらい毛が生えるやつが・・・。
今、外では雪が舞っています。園内は明日の「発表会」の準備でてんてこ舞いです。子供たちは最後の楽器演奏の練習をしています。今の時期には欠かせない園内の風景です。明日は晴れるかな、それともホワイトクリスマスになるのかな。どちらにしても一生懸命な子供の姿に大きな拍手を贈りたいと思います。