園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

天中殺

2015-12-19 13:31:01 | 日記

 園長です。

 発表会が終わり、東京での会議が終わり、八戸市長に要望書を渡し、ニチイケア交流会で元気なお年寄りとふれあい、12月生まれの誕生会を行い、来週はクリスマスがあり、28日には餅つきをしてこの一年を締めくくります。今日は八戸短期大学で「幼児学科棟」竣工式並びに祝賀会がありました。また、12月なので「忘年会」が2,3件あり、2日前は執行部会、社協の理事会があり、本当に「忍者」になりたいと思いました。当然「分身の術」を使うためです。頭を使い、胃腸を使い、会合にはなるべく参加するようにしていますが、それでも忘年会は2件断りました。最近は体力もなくなりお酒もめっきり飲めなくなりました。先月の診断書の結果も「運動せよ」「食べすぎるな」「酒を止めよ」という勧告がありました。それでも勧告後一日だけ「休肝日」を設けました。何が原因かわかりませんがとにかく目が回るほど仕事が捌けません。私もそろそろ先行きを考えるお年頃が近くなったようです。

 さて、本日、八戸短期大学の幼児学科棟竣工式があり、数年ぶりに短大へ行ってきました。研修会や実習の巡回ではなかなか就職情報の詳しいことがわかりませんでしたが、実際ボードにびっしり募集要項が張ってある件数をみると保育士は「売り手市場」だということがはっきりわかります。地元だけでも結構あるのに、関東方面からは100件を超える募集が掲載されていました。給料も平均20万円くらいでしょうか・・・・八戸では考えられない水準です。地方と都会の格差を現実に知ってしまった感じがします。八戸、いや青森県南にはたった1校しかない保育士養成校なので私たちも実習など協力しているのですが、せっかく育てて都会に奪われてしまうのは何か釈然としないものがあります。私たちも少し対策を考えないと大変なことになりそうです。

 今日は「12月19日」です。この日は私にとってとても重い日です。巷ではクリスマスを前にうきうきした雰囲気なのですが、私の足は「お墓」と「お寺」に向かいます。そうです。今日は私の両親が亡くなった「命日」なのです。父が亡くなって丸3年、二人で申し合わせたように12月19日に旅立ちました。父も母も長期療養ではなく1か月くらいの入院でした。亡くなった12月19日はどちらも寒い日で道路はつるつるに凍り、雪も降っていたように思います。今年は暖冬で過ごしやすい冬を迎えていますが、やはり今日は「寒い日」になっています。墓の前で今までの報告とこれからの見守りをお願いしたのですが、ちゃんと届いているのか聞いてみたいものです。なんでこんなに大変なの?・・と。妻が言っていました。今年59歳になる男は「本厄だって」・・・。去年からの多忙と仕事が解決しないわけがやっとわかった気がしました。天中殺という言葉がありますが、ほんとに何をしてもうまくいかないことはあるんです。気持ちと行動がバラバラで自分の思うようには決して行かない・・・。自分でもわかっているのです。ここ2,3年は「自分の身の丈」を忘れていたのです。能力以上の仕事が舞い込んできたせいでしょう。来年からは少し落ち着いて自分以外の人に仕事をしてもらうことにします。そうはいっても来月は監査があり、八戸市保育連合会の最大イベント「保育の集い」が控えています。それまではなんとか体調管理をして持ちこたえようと思います。八戸には70か所の保育園・認定こども園がありますが、たぶん仕事量は私が一番多いのではないかと思います。役職が人を育てる・・・と言いますが、忙しすぎる役職は逆効果の何物でもありません。

 明日、12月20日は初孫の誕生日です。一日違うと気持ちも一新します。今日は今日。明日は明日と気持ちを入れ替えたいと思います。クリスマスには孫たちが帰省するようです。にぎやかな日々になりそうです。今年は私たちの次女にも子供が生まれ、4人の孫を持つおじいさん、おばあさんになりました。上り坂を歩く人、下り坂を歩く人、人生は諸行無常の響きあり。今年は私にとって「無常」というより「非常」だったような気がします。まあ、それも仕方ない。なるようになるさ・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする