自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

源氏物語

2005-01-27 | アニメ
*セリフ一言の作品

「源氏物語」 (1987年12月19日) アニメ 劇場 108分
役名:高僧

<2013年4月5日追記>
悟朗さんのご登場部分を載せておきます。
1時間20分あたりのシーンです。

「ご披露致す事が御座ります。
本日、藤壺の中宮は御自らの御結願(けちがん)として、仏門に入(い)らるる事を。」


高僧(納谷悟朗)と出家する藤壺


藤壺の髪を下ろす高僧ですが、顔は見えません。(笑)

***

キャスト
光源氏:風間杜夫 
六条御息所:梶三和子 
葵の上:田島令子 
朧月夜:風吹ジュン
夕顔:萩尾みどり 
紫の上:横山めぐみ 
藤壺:大原麗子

納谷悟朗、矢崎滋、津嘉山正種、大方斐紗子、大塚周夫
野沢那智、田村錦人、槐柳二、瀬下和久、安原義人
島田敏、林一夫、常田富士夫、丸山裕子、木瓜みらい
青木菜菜、勝生真沙子、鈴木一江、仁内達之 他

***

「源氏物語」と言っても、別に五十四帖を網羅している訳ではなく、「夕顔」から源氏が須磨へ謹慎に行く前までの、完全に中途半端(?)な展開(??)です。
花散里が登場していないので、「賢木」ぐらいまででしょうか。
なぜか末摘花も出てきません。

個人的には絵が苦手だったのが難でした。
光源氏が女性的な感じで、それでいて絶世の美貌とも思えないと言う・・・源氏はやはりこの世の物とは思えない、輝く様な美しい方であるべきだと、頭の中にすでに出来上がっているので、最初から拒否反応を起こしてしまいました。

風間さんの声自体は悪くないのですが、あの絵には低すぎ。
女性的、中性的なキャラにするなら、だいたい、いつもそういう役を演じて下さっている方の方が良かったのでは??(いずれにしても、もっと美貌な源氏でない限り、私はダメだと思いますが・・・。)

全体にキャラクターの絵が、とにかくイメージとあっていなかったです。
紫の上(と、言うより若紫。まだ少女です。)が完全に没。
夕顔や朧月夜の印象が薄い。
大原さんは悪くないのですが、藤壺には合っていなかったかも・・・???
六条がわりとヨカッタと思いました。
あとは田島さんの葵の上もヨカッタです。

悟朗さんは1時間20分程の所に、本当に一言でご登場。(苦笑)
藤壺の髪を下ろす高僧役。
基本的には、皆さんのセリフが少ないです。
なっちゃんの桐壺帝、大塚さんの右大臣、それから津嘉山さんの頭中将がヨカッタです。
北山の僧都の常田さんも良い味でした。弘徽殿もヨカッタ。

この作品もエコーの方が沢山ご出演です。
仁内さんも一言(終わりの方に出てくる公達の一人)・・・「わっ、仁内さんだ!」ってビックリさせる為だけに、ご出演下さったんでしょうか???(笑)

源氏と、津嘉山さん(頭中将)、安原さん(左馬頭)らが、例の「雨夜の品定め」をされていましたが、たまたま私の持っているビデオが悪いのか、元々そういう作りなのか、良く聞こえなくて・・・。
有名な場面なのに惜しいです。面白くしようと思えば出来る部分なのに残念でした。

この作品の悟朗さんは、本気でセリフ一言です!(笑)

あとは何度も言う様に、とにかく絵がダメでした。単に個人的な好みかもしれませんが、あのキャラを光源氏と言われても、私にはどうしていいのかわかりませんでした。(笑)

コメント
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