自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

銀河鉄道999 ラジオドラマ その2

2005-03-16 | オーディオ・ドラマ
続きです。その1からご覧下さい。

「ラジオドラマ 銀河鉄道999」(CD版 3枚組)
Eternal Drama Edition

キャスト
星野鉄郎:野沢雅子 
メーテル:池田昌子 
車掌:肝付兼太
星野加奈江、メノウ(二役):坪井章子 
機械伯爵:柴田秀勝
クレア:麻上洋子 
アンタレス:糸博  
シャドウ:藤田淑子 
老女:麻生美代子
化石の戦士:市川治  
レリューズ:小林優子  
酒場のマスター:槐柳二
エメラルダス:勝生真沙子 
ハーロック:大塚明夫
女王プロメシューム:来宮良子  
ドクターバン:納谷悟朗  
カノン:戸田恵子
機関車声:塚越孝 
ボルカザンダ三世総督:梁田清之
ナレーション:高木均 
特別出演:松本零士(第11話「時間城の海賊」の名物おじいさん役)

原作:松本零士 構成:中野徹 脚本:十川誠志、中野徹 演出:神田比呂志、中野徹
音楽:青木望 組曲「銀河鉄道999」交響詩「銀河鉄道999」より
音響効果:金丸孝彦、野崎博樹 録音調整:井折良男 
演出補:早崎一朗、小林順、米田賢治
演技事務:森正一、斉木隆 編成担当:吉田雄生、越知雄一
制作統括:浅野啓児、田中厳美
制作:(株)ニッポン放送
発売元:日本コロムビア株式会社 Columbia Records

(注)麻生氏は、「狂恋」でマレーネ・デートリッヒを担当。
偶然(?)にも来宮氏もデートリッヒをアテられています。来宮氏は「モンテカルロ物語」。
どちらも自称吹替評論家様に御教示頂きました。
来宮氏の「間諜X27」を書き忘れました。飛行鬼サマ、いつもありがとう御座います。
珍しいデートリッヒの日本語版(私はデートリッヒの吹替版は全く未見です。)を御教示頂きまして、本当にありがとうございました。

(注2)テレビではリューズとレリューズが姉妹だった様ですが、良くわかりません。

(注3)ミーメ(小原乃梨子)
「キャプテン・ハーロック」に出てくるアルコールが常食の異星人。確か目が光る。
アルカディア号に乗っていたが、乗務員と言うより、お客さんみたいな感じだった。
キャプテン・ハーロックの友人。(?)あの二人の関係は私は良く分かりません。
いつもちょっと「???」と思いつつ、未だに詳しくは知らないです。(笑)

(注4)機械の体になった人達の抜け殻の体が、冥王星の墓場に置いてありましたが・・・体は完全に機械で、脳を入れ替えたという事なんでしょうか??
体を少しずつサイボーグ化していったのとでは、全然意味が違いませんか?
そんな事出来るのか???(苦笑)
まあ、それを言い出したら、ドクターバンは一体どういう事になっているのか・・・とか、
トチローはどうやってアルカディア号の心になれたんだ・・・とか、キリがなくなっちゃいますが・・・(爆)まあSFですから・・・(笑)

(注5)さっとチェックした所では、テレビでは、「ミライ」と言うキャラが一番メノウさんに近いみたいに思えますが、良くわかりません。
テレビ版はリアルタイムで一度拝見したのみで、内容について詳しくないのですが、(大部分を忘却)ラジオドラマを聴いた時に、脚色が劇場版より何となくテレビに近い気がしました。
なお、原作も読んでいません。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

銀河鉄道999 ラジオドラマ その1

2005-03-16 | オーディオ・ドラマ
「銀河鉄道999」 ラジオ・ドラマ(1997年、1998年放送)/ドラマCD
第14話「終着駅・前編」第15話「終着駅・中編」第16話「終着駅・後編」
(1998年1月30日、2月6日、2月13日放送)
役名:ドクターバン

「銀河鉄道999」のラジオ・ドラマ版。ドラマCDとしても発売されている。
出演者の半分以上にオリジナル・キャストを迎えた意欲作。
年令を重ねて渋みを増した皆さんが熱演されています。

渋みを増したとは言え、野沢、池田、肝付各氏、健在。
池田氏は相変わらず美しい印象でした。野沢氏も元気いっぱい。
肝付氏は、以前より更にコミカルな部分が楽しかった。

悟朗さんは14~16話にご出演。(第2話の鉄郎がメガロポリスのメーテルの部屋で聴く「謎の声」は、代役の方が演って下さっています。)
ドクターバンの声は劇場版の所で書いた通り、私にとっては最高に憧れの声でしたが、ラジオ・ドラマでは、映画の時より更に深みが増していました。
聴き比べてみると、ラジオのドクターバンは、セリフのテンポがもっとゆっくりで、その方が本当はこの役には合っていると思いました。
セリフの一つ一つが更に重要に聴こえて良かったです。(個人的な意見です。)
「投げるのだ、メーテル!」と言うセリフが無かったのが、ちょっと残念でしたが・・・。
「哀れな機械の女よ。」は、しっかり聴かせて頂きました!!(笑)
来宮氏、相変わらずとっても迫力がありました。

機械化世界を支えるのに重要なネジが飛び出して、圧力弁が開き、巨大な火の玉が出てくるあたり、音声だけでも、かなり感動的でした。悟朗さんが「機械帝国はエネルギーを失って停止するのだ」と盛り上げて下さっています。

麻生氏はタイタンで、鉄郎に戦士の銃をくれる老女役でご登場。
トチローという名前は出てきませんが、戦士の銃は息子の形見だと言っていました。
劇場版では、ほんとうに「お母さん」と言う感じでしたが、ラジオ・ドラマではもう少し蓮っ葉な感じで(声には深みが増していましたが)ちょっとカッコ良かったです。(笑)
麻生氏はマレーネ・デートリッヒを吹き替えられた事があるそうですが(注)、ちょっと感じが出ているかな??と思いました。(笑)
ここでの設定では、老女の息子はタイタンに戻って来てから亡くなっています。私の腕に抱かれて、笑って死んでいった・・・鉄郎もいつか地球のお母さんの所へ帰って、笑って死ねる男になるんだよ・・・と、麻生氏、あくまでも泣かせてくれる役でした。(笑)

アンタレスというキャラは、若くはないが、ちょっと荒っぽい宇宙の男。私には、劇場版の久松氏が本当にカッコ良くて、(もう、バート・ランカスターそのまま。)氏の印象が強すぎますが、糸博氏もなかなか良かったです。

槐柳二氏は昔からお爺さんの役が多いですが(ロックフォードの父親とか、ウォルター・ブレナンとか・・・)、このドラマではとても渋かったです。(笑)
老け役ではなく、今こそ地の演技でしょうか?魅力的でした。

柴田氏の機械伯爵も、渋さが増して、ますますカッコ良かった。
このドラマでは、鉄郎が999に乗車する直前にお母さんの仇を取っています。

そして、鉄郎が時間城で倒す相手は機械伯爵ではなくて、ニセのハーロック。
(本物・偽者共に大塚明夫氏)
レリューズ(小林優子氏)に、ハーロックの名を名乗ったのが間違いよ。あなたはただの時間の亡霊・・・と言われて死んでいく彼。レリューズは最期に、「あなたは私達の様な人生を歩んではいけない」と言うメーセージを鉄郎に残していきました。(注2)

大塚明夫氏は、もともと好きなのですが、声だけ聴いても、ハーロックのイメージが湧かなかったです。私の頭の中では井上真樹夫氏の声しか思いつかないので・・・。(苦笑)大塚氏には何の責任もありませんが・・・。(笑)

エメラルダスの役も、設定が映画版とはかなり違っていましたが、勝生真沙子氏が何となく田島氏の感じで演って下さっていました。

久松氏のアンタレス再演が不可能なのは、仕方がないとしても、井上真樹夫氏や田島令子氏、小原乃梨子氏が参加されなかったのは本当に残念でした。
出来れば御出演頂きたかったです。(特に井上氏!)

麻上氏は「心のトンネル」で鉄郎を助ける、クレアさんの役を再演。こうしていると、少しだけど体が暖まるんです・・・と、トンネルの中で明かりになってくれた部分が懐かしかったです。

迷いの星(冥王星)のシャドーは、劇場版ではとても冷たくて、恐かった。
(実は劇場で最初出て来たとき、一瞬ミーメかと思ったと言う・・・苦笑)(注3)
永遠の命を手にしながら、昔の自分の体が愛しいんですね。機械では再現出来ない美しい人だったのが、迷いを増していました。ラジオドラマでも、藤田氏がご登場になり、冷たい迷いの星の墓場の管理人を再演して下さっていました。(注4)

映画では登場しなかった、化石の戦士をテレビのオリジナル・キャスト、市川治氏が再演されています。

また坪内氏は鉄郎の母とメノウの二役で登場されていました。最初に聴いた時に、鉄郎のお母さんがちゃんと坪内さんだ!って感動したんですヨ。(笑)
メノウはクレアさんのお母さんで、プロメシュームに仕える人。
機械の体のカタログを持ってくる人です。原作に登場する様ですが、テレビには出てこなかったと思います(?)(注5)メノウも良かったです。

高木氏のナレーションはとても優しい感じで、心が和みました。
高木氏の晩年の作品です。(これが最後の作品かどうか、わかりませんが)
聴かせて頂いて、本当に良かった。
皆さんがまた演って下さって本当に嬉しかったです!!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする