「ブローニュの森は大騒ぎ」
2001年7月にエコーで再演されて、話題を呼んだ「ブローニュの森は大騒ぎ」です。
私がご紹介するのは、1981年の初演です。
悟朗さんは演出のみでした。(2001年も演出なさっています。)
ファンとしてはご本人が登場されない舞台はちょっと淋しいのですが、元々エコーでの御所属も「劇団文芸演出部」。
演出はお仕事の中でも、とても大事な物の一つだと思います。
やはり悟朗さんが力を注いでいらっしゃった舞台を拝見しない訳には行きません!(笑)
演出では悟朗さん御自身を舞台の上で直接拝見出来ませんが、その舞台そのもの、舞台全体に悟朗さんのエッセンスが散りばめられているの訳で、また別の意味で素敵であり魅力を感じます。
***
「ブローニュの森は大騒ぎ」(HOTEL PARTICULIER)
テアトル・エコー第61回公演 1981年3月27日(金)~ 4月9日(木)
<スタッフ>
作:ピエール・シェノ
訳:鈴木治子
演出:納谷悟朗
美術:孫福剛久
照明:東原修
衣装:瀬川愛子
音響:田代敦巳
舞台監督:小山嘉文
宣伝美術:山下紀一郎、原田一郎
制作:明石誠
<キャスト>
イザベル:島美弥子
エレーヌ尼:沼枝輝枝
シャルル:梶哲也
フランソワ:沖恂一郎
ソランジュ:瀬能礼子
ポール・エミール:阪脩
ティナ:牧野和子
バルバラ:小宮和枝
ニッキー:安達忍
スージィ:火野捷子
ミレーヌ:佐藤雅子
ムッシュ・マイヨ:峰恵研
アラビアの首長:沢りつお
客:小山嘉文
運送屋:倉口佳三、伊沢弘
シャンタル:重田千穂子
***
原題の「Hotel Particulier」は、「特別な個人用貸し家」と言ったような意味だそうです。
イザベルは外交官未亡人。夫の死後も広大な屋敷で贅沢な生活を続けていた。
しかし借金がかさみ、家中の家具を差し押さえられてしまった。
そんな折、友人のティナに人目を忍ぶデイトに家を使わせて欲しいと頼まれる。
そのうち沢山の人間がこの「特別な貸し家」を使い始めて・・・。
島さんがとても上品で、外交官夫人ならこうもあろうかと言う感じでした。
梶さんは島さんのお兄さんのシャルル役です。警察署長。
確か「ルパン」で御馴染みのフランスの警官の衣装で登場されて、楽しかったです。
やがて、イザベルの家が本当は何に使われているかを知ったシャルルは激怒します。
彼は責任を感じて警察を辞める事になりました。
ここまでは、まあまあ普通の展開?
最後のシーンで、梶さんが堅物の警察署長のイメージから一転、イザベルの家でイザベルを手伝っているオチが素敵でした。
今までの制服姿と違い、セーター(はっきりは覚えていません。)にベレー帽と言う様な軽い装いで笑顔もお優しく、イザベルのお客様(笑)にお酒を出しているお姿が今も印象に残っています。
本当はやや下ネタ(?)なのに、全体に上品で良い雰囲気でした。
あの雰囲気は演出家の手腕に違いありません!!!!!!!!(笑)
***
去年、梶さんが他界された時に、即座に思い浮かべたのがこの「ブローニュの森」の最後のシーンでした。
再演の時のシャルル役は峰恵研氏と伺いましたが、峰さんも鬼籍に入られました。
懐かしいこのシーン、あのシーン、どんどん記憶が薄れて行きますが、絶対に忘れずにいたいと思います。
***
今回の舞台のご紹介に関しておことわり
昔拝見した物ですし、記憶に頼っている部分がほとんどです。
内容に思い違い等があるかもしれませんが、ご容赦下さいます様お願い致します。
2001年7月にエコーで再演されて、話題を呼んだ「ブローニュの森は大騒ぎ」です。
私がご紹介するのは、1981年の初演です。
悟朗さんは演出のみでした。(2001年も演出なさっています。)
ファンとしてはご本人が登場されない舞台はちょっと淋しいのですが、元々エコーでの御所属も「劇団文芸演出部」。
演出はお仕事の中でも、とても大事な物の一つだと思います。
やはり悟朗さんが力を注いでいらっしゃった舞台を拝見しない訳には行きません!(笑)
演出では悟朗さん御自身を舞台の上で直接拝見出来ませんが、その舞台そのもの、舞台全体に悟朗さんのエッセンスが散りばめられているの訳で、また別の意味で素敵であり魅力を感じます。
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「ブローニュの森は大騒ぎ」(HOTEL PARTICULIER)
テアトル・エコー第61回公演 1981年3月27日(金)~ 4月9日(木)
<スタッフ>
作:ピエール・シェノ
訳:鈴木治子
演出:納谷悟朗
美術:孫福剛久
照明:東原修
衣装:瀬川愛子
音響:田代敦巳
舞台監督:小山嘉文
宣伝美術:山下紀一郎、原田一郎
制作:明石誠
<キャスト>
イザベル:島美弥子
エレーヌ尼:沼枝輝枝
シャルル:梶哲也
フランソワ:沖恂一郎
ソランジュ:瀬能礼子
ポール・エミール:阪脩
ティナ:牧野和子
バルバラ:小宮和枝
ニッキー:安達忍
スージィ:火野捷子
ミレーヌ:佐藤雅子
ムッシュ・マイヨ:峰恵研
アラビアの首長:沢りつお
客:小山嘉文
運送屋:倉口佳三、伊沢弘
シャンタル:重田千穂子
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原題の「Hotel Particulier」は、「特別な個人用貸し家」と言ったような意味だそうです。
イザベルは外交官未亡人。夫の死後も広大な屋敷で贅沢な生活を続けていた。
しかし借金がかさみ、家中の家具を差し押さえられてしまった。
そんな折、友人のティナに人目を忍ぶデイトに家を使わせて欲しいと頼まれる。
そのうち沢山の人間がこの「特別な貸し家」を使い始めて・・・。
島さんがとても上品で、外交官夫人ならこうもあろうかと言う感じでした。
梶さんは島さんのお兄さんのシャルル役です。警察署長。
確か「ルパン」で御馴染みのフランスの警官の衣装で登場されて、楽しかったです。
やがて、イザベルの家が本当は何に使われているかを知ったシャルルは激怒します。
彼は責任を感じて警察を辞める事になりました。
ここまでは、まあまあ普通の展開?
最後のシーンで、梶さんが堅物の警察署長のイメージから一転、イザベルの家でイザベルを手伝っているオチが素敵でした。
今までの制服姿と違い、セーター(はっきりは覚えていません。)にベレー帽と言う様な軽い装いで笑顔もお優しく、イザベルのお客様(笑)にお酒を出しているお姿が今も印象に残っています。
本当はやや下ネタ(?)なのに、全体に上品で良い雰囲気でした。
あの雰囲気は演出家の手腕に違いありません!!!!!!!!(笑)
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去年、梶さんが他界された時に、即座に思い浮かべたのがこの「ブローニュの森」の最後のシーンでした。
再演の時のシャルル役は峰恵研氏と伺いましたが、峰さんも鬼籍に入られました。
懐かしいこのシーン、あのシーン、どんどん記憶が薄れて行きますが、絶対に忘れずにいたいと思います。
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今回の舞台のご紹介に関しておことわり
昔拝見した物ですし、記憶に頼っている部分がほとんどです。
内容に思い違い等があるかもしれませんが、ご容赦下さいます様お願い致します。