このブログに、喰わず嫌い『のりの佃煮』編を載せたのは、
2015年1月だった。
それから「喰わず嫌い」シリーズは、『ウナギ』編、『貝』編、
『イタリアン』編、『兎鍋』編、『くだもの』編、
『きのこ』編、『初めて』編と、
途切れ途切れだが、2018年2月まで続き、
その後は休止状態になった。
なんと7年ぶりになるが、
このシリーズの復活を思いついた。
と言っても、継続への自信はない。
まずは、『ソフトクリーム』編を書いてみることにした。
本題に入る前に、水道水について少々触れる。
朝食前のルーティーンとして、サプリメントを2種類飲んでいる。
当地に移る前からなので、もう20年も続いている。
私の健康の秘訣と信じ込んでいる。
1カプセルと3粒の錠剤だが、
改めて言うことでもないが、
コップに入れた水道水で一気に飲むのだ。
つい先日、それを見ていた家内が、
「普通のことのように、水道の水で飲むようになったね。
前は、絶対に水道水では飲まなかった人なのにね!」
「東京の水が合わなかった」
と言えばそれまでだが、
水道水などの生水は口にしなかった。
体に合わなかった。
少量の水でもすぐにお腹にきた。
だから、以前はサプリメントでも風邪薬でも
お湯で湧かした麦茶を冷やし、それで飲んでいた。
ところが、当地に来てからは、
水道水が飲めるようになった。
いくら飲んでも、お腹にくることがない。
実に不思議だ。
さて、若い頃から今も、変わらないのが牛乳である。
これには、本当に困った。
何を隠そう。
現職時代の学校給食である。
給食の献立には、毎日必ず牛乳がついた。
給食指導の大事なポイントは、
「好き嫌いをしないで残さず食べること」。
それを指導する私が、牛乳が飲めずに残すのだ。
まだ『食物アレルギー』と言うことが、
浸透していないかった。
「先生は、牛乳を飲むとお腹を壊すので飲みません」
それが、子ども達に中々理解されなかった。
だから、無理して飲んだ。
休み時間には、急いでトイレに駆け込んだ。
そんな有り様だから、
それに関連した乳製品も「同じく!」だった。
まず、アイスクリームがダメ。
コースメニューで出てくるデザートの
少量のアイスクリームならまだいい。
だが、市販のカップの量は無理。
当然、ソフトクリームは一口程度ならOKだが、
コーンカップの全量など食べた事がなかった。
ところが、当地に来てから、
水道水が飲めるようになった。
多少はチャレンジ精神が芽生えた。
夏のある日、家内に付き合って観光物産館に買い物に行った。
館内のコーナーには、
当地の牛乳を原料にしたソフトクリームがあった。
テーブル席で、それを美味しそうに食べている人を見た。
「うまそう!
少しでいいから、食べてみたい!
残りは、あげるから1つ買おう!」
家内に言って、ソフトクリームを手にした。
予想通り、清涼感のある美味しさだった。
でも、半分も食べずに家内に渡した。
お腹に変化はなかった。
その美味しさが脳裏に刻まれた。
次は、必ず完食してみようと決めた。
そして、遂にその時が来た。
やはり同じシチュエーションで、
物産館のソフトクリーム売り場へ。
「今日はソフトクリーム、2つ!
1つずつ食べようよ!」
「えっ! 大丈夫なの?」
家内はすかさず言った。
「きっと! 1個を食べられる」
何となく、自信があった。
初めてソフトクリームを全て食べ終えた。
満足した。
しかも、お腹を壊すこともなく。
美味しさも加わり、嬉しさが倍増した。
少し浮かれた。
すると、どこへ出かけても、
ソフトクリームの看板が目に入るようになった。
「ここにもソフトが! 食べたい!」
そのフレーズがよく飛び出すようになった。
特に、新千歳空港のお土産売り場はすごい。
土産店の至るところに、ソフトクリームがあった。
東京へ行く時、誰かの送り迎えの時、
ついソフトクリームに目が行った。
雪印パーラー、わかさいもやルタオの土産店、
そして、きのとやの札幌農学校クッキー売場など、
色々とソフトクリームを食べた。
店によって味が違った。
どれも惹かれた。
昨年夏だったろうか
『新千歳空港ソフト・アイスクリーム総選挙2024』
と銘打ったイベントがあった。
その結果、濃厚部門の1位は、
きのとやの「極上牛乳ソフト」だった。
その味を思い出し、納得した。
そろそろ、結びにしよう。
大沼公園まで遠出をした時だ。
駅前の食堂に、ジャージー牛のソフトクリームがあった。
初めてのソフトだった。
一口食べて、すぐにつぶやいた。
「これは嫌い!」
食べ残しを家内に渡した。
「美味しいのに!」
家内は不満顔をした。
実は、今も練乳が苦手だ。
あの濃厚なミルク味が、好きになれない。
それと同じ味のソフトクリームだった。
まだまだ好きになれないものがありそうだ!

ジューンベリーの 今
2015年1月だった。
それから「喰わず嫌い」シリーズは、『ウナギ』編、『貝』編、
『イタリアン』編、『兎鍋』編、『くだもの』編、
『きのこ』編、『初めて』編と、
途切れ途切れだが、2018年2月まで続き、
その後は休止状態になった。
なんと7年ぶりになるが、
このシリーズの復活を思いついた。
と言っても、継続への自信はない。
まずは、『ソフトクリーム』編を書いてみることにした。
本題に入る前に、水道水について少々触れる。
朝食前のルーティーンとして、サプリメントを2種類飲んでいる。
当地に移る前からなので、もう20年も続いている。
私の健康の秘訣と信じ込んでいる。
1カプセルと3粒の錠剤だが、
改めて言うことでもないが、
コップに入れた水道水で一気に飲むのだ。
つい先日、それを見ていた家内が、
「普通のことのように、水道の水で飲むようになったね。
前は、絶対に水道水では飲まなかった人なのにね!」
「東京の水が合わなかった」
と言えばそれまでだが、
水道水などの生水は口にしなかった。
体に合わなかった。
少量の水でもすぐにお腹にきた。
だから、以前はサプリメントでも風邪薬でも
お湯で湧かした麦茶を冷やし、それで飲んでいた。
ところが、当地に来てからは、
水道水が飲めるようになった。
いくら飲んでも、お腹にくることがない。
実に不思議だ。
さて、若い頃から今も、変わらないのが牛乳である。
これには、本当に困った。
何を隠そう。
現職時代の学校給食である。
給食の献立には、毎日必ず牛乳がついた。
給食指導の大事なポイントは、
「好き嫌いをしないで残さず食べること」。
それを指導する私が、牛乳が飲めずに残すのだ。
まだ『食物アレルギー』と言うことが、
浸透していないかった。
「先生は、牛乳を飲むとお腹を壊すので飲みません」
それが、子ども達に中々理解されなかった。
だから、無理して飲んだ。
休み時間には、急いでトイレに駆け込んだ。
そんな有り様だから、
それに関連した乳製品も「同じく!」だった。
まず、アイスクリームがダメ。
コースメニューで出てくるデザートの
少量のアイスクリームならまだいい。
だが、市販のカップの量は無理。
当然、ソフトクリームは一口程度ならOKだが、
コーンカップの全量など食べた事がなかった。
ところが、当地に来てから、
水道水が飲めるようになった。
多少はチャレンジ精神が芽生えた。
夏のある日、家内に付き合って観光物産館に買い物に行った。
館内のコーナーには、
当地の牛乳を原料にしたソフトクリームがあった。
テーブル席で、それを美味しそうに食べている人を見た。
「うまそう!
少しでいいから、食べてみたい!
残りは、あげるから1つ買おう!」
家内に言って、ソフトクリームを手にした。
予想通り、清涼感のある美味しさだった。
でも、半分も食べずに家内に渡した。
お腹に変化はなかった。
その美味しさが脳裏に刻まれた。
次は、必ず完食してみようと決めた。
そして、遂にその時が来た。
やはり同じシチュエーションで、
物産館のソフトクリーム売り場へ。
「今日はソフトクリーム、2つ!
1つずつ食べようよ!」
「えっ! 大丈夫なの?」
家内はすかさず言った。
「きっと! 1個を食べられる」
何となく、自信があった。
初めてソフトクリームを全て食べ終えた。
満足した。
しかも、お腹を壊すこともなく。
美味しさも加わり、嬉しさが倍増した。
少し浮かれた。
すると、どこへ出かけても、
ソフトクリームの看板が目に入るようになった。
「ここにもソフトが! 食べたい!」
そのフレーズがよく飛び出すようになった。
特に、新千歳空港のお土産売り場はすごい。
土産店の至るところに、ソフトクリームがあった。
東京へ行く時、誰かの送り迎えの時、
ついソフトクリームに目が行った。
雪印パーラー、わかさいもやルタオの土産店、
そして、きのとやの札幌農学校クッキー売場など、
色々とソフトクリームを食べた。
店によって味が違った。
どれも惹かれた。
昨年夏だったろうか
『新千歳空港ソフト・アイスクリーム総選挙2024』
と銘打ったイベントがあった。
その結果、濃厚部門の1位は、
きのとやの「極上牛乳ソフト」だった。
その味を思い出し、納得した。
そろそろ、結びにしよう。
大沼公園まで遠出をした時だ。
駅前の食堂に、ジャージー牛のソフトクリームがあった。
初めてのソフトだった。
一口食べて、すぐにつぶやいた。
「これは嫌い!」
食べ残しを家内に渡した。
「美味しいのに!」
家内は不満顔をした。
実は、今も練乳が苦手だ。
あの濃厚なミルク味が、好きになれない。
それと同じ味のソフトクリームだった。
まだまだ好きになれないものがありそうだ!

ジューンベリーの 今
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