ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

「黎明645 」① ~飛鳥のタイムトラベラー

2018-09-19 | 奈良の旅

「黎明645 」① ~飛鳥のタイムトラベラー

 9月16日、明日香村の石舞台古墳前・あすか風舞台において、劇団時空による「黎明645~時空を超えた入鹿の旅~」が上演された。

 この催しは地域のアマチュア劇団「時空」の年に一度の定期公演で、本年で18回目、劇団設立20周年記念イベントとなる。

 「乙巳の変」とは、645年、中大兄皇子(後の天智天皇)、中臣鎌足らが宮中で蘇我入鹿を暗殺し、蘇我氏を滅ぼした飛鳥時代の政変(クーデター)。

 後に中大兄皇子は体制を刷新して大化の改新と呼ばれる改革を断行した。

 18時半の開演を今や遅しと待ち侘びる観客。

 舞台隅には、タイムマシーンと化する「亀石」が青白く光っている。

 舞台は劇の稽古シーンから始まる。

    9.16の上演に向けて、稽古に励む劇団員たちだが、上山監督の指示は相変わらず、厳しい。

 南淵請安(みなみぶちしょうあん)は飛鳥時代の学問僧。

 608年小野妹子に従って隋に渡り、640年帰国。中大兄皇子・中臣鎌足らに儒学を講じ、大化の改新に大きな影響を与えたという。

 その南淵請安を演じる劇団員最高齢の役者さんの記憶が突然、古代にタイムスリップしたのを、きっかけに時空がゆがんだ。

 現れたのは、タイムマシーンに乗った蘇我入鹿だった。

 ひょんなことから、劇団員は入鹿と共にタイムマシーンに乗って、飛鳥時代を訪れる。

 飛鳥時代に到着してみると、劇の練習時と同じように、新羅のスジアと百済のイカイが戦っていた。

   タイムトラベル

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