蓮の咲くころ ① ~唐招提寺
唐招提寺は、多くの苦難の末、来日をはたされた鑑真和上が開いた律宗の総本山である。
奈良時代建立の金堂、講堂が天平の息吹を伝える。
蓮の花が見頃を迎えていた。
香しき薫り、クチナシが満開であった。
会津八一の歌が刻まれた歌碑
おほてらの まろきはしらの つきかげを
つちにふみつつ ものをこそおもへ
数十年前、初めて、金堂の千手観音立像を見たとき、その荘厳さに圧倒されたものだが、その感動は今も変わらない。
大仏さんやお隣の本尊・盧舎那仏坐像よりも、私は好きである。
堂内は、連子窓から取り入れられた柔らかな光に満たされいた。
(画像は唐招提寺HPより)