山科・観修寺 ~蓮と睡蓮の咲く頃
観修寺(かじゅうじ)は同じ山科区の華やかな醍醐寺と比べると静かで、のんびりとしたお寺である。
ご本尊は千手観音。約6000平方もある氷室池を中心とした池泉回遊式庭園があり、観音堂が風景の中にしっくりと溶け込んでいる。
平安時代、1月2日に氷室池に張った氷を宮中に献上され、その氷の厚さによってその年の五穀豊凶を占っていたという。
氷室池には、沢山の蓮や睡蓮が自生、7月から蓮の花が咲き見ごろになる。
アオサギがテリトリーらしき氷室池を巡回していた。
境内にはアオサギ他、野鳥の巣が多数あり、夕刻になると、琵琶湖に行っていた鳥たちが寝ぐらに帰ってくるという。
それにしても、池に映る風景が実際の風景より、美しく見えるのはどうしたことか。
白いヒツジグサや半化粧も群生していた。
池の住民たちも時折、顔を覗かせる。
花期の長い紫陽花もしっとりと咲いていた。
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