坂本・まちあるき ～石積みのある門前町

坂本・まちあるき　～石積みのある門前町

　　　　　　　　　　　　　

　滋賀県大津市坂本は、延暦寺および日吉大社の門前町として古くから栄えた。
　日吉大社参道の両側には比叡山の隠居した僧侶が住む里坊が並び、穴太衆積み（穴太積みとも）と呼ばれる石垣が街路を形成している。
　穴太（あのう）積みというのは、坂本近くにある大字、穴太の石工集団（穴太衆）が積んだ石垣のことを云い、、基本的には自然石を積み上げる野面積みのこと。

　これらは重要伝統的建造物群保存地区として選定されている。

　　　　　　　　　　　　　

　延暦寺の本坊（総里坊）である滋賀院門跡（しがいんもんせき）の石積みは特に見事である。

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　

　門前町の古い町並みも実に趣深い。

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　

　坂本に来るたび、必ず、訪れる店がある。
　「鶴喜そば」本店である。
　鶴屋喜八の味を受け継ぎ創業290年の伝統を守る老舗のそば店。
　重厚な店舗は130年以上の歴史をもち、登録有形文化財に指定されている。

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　

　のど越しのよい蕎麦である。洗練された味わいがある。

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　

　昔ながらの店内には「大津絵・鬼の寒念仏」が飾られていた。

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　

　町中の坂の途中から、冬の琵琶湖がのぞいていた。